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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

12日は 通院日でした

2018-03-19 07:02:23 | 癌のこと
退院から3週間たったので
12日は、お決まりの通院日ということで
ちょっと冷や冷やしながら
2回目のゾメタの点滴をしてきました
(翌日やっぱりお約束で熱が出ました 笑)

お薬は、ステロイドが半分に減量
リリカが 朝75mg 夜150mg
カルシウムを補う アスパラギン酸200㎎ともう一種類

痛みを抑える麻薬系のパシーフカプセルに
痛い時 息苦しい時などに即効で飲めて
15分ほどで効き目が出る オプソ内服液5mg(これ一押しみたいです)
それと胃腸のお薬が3種類

全部を朝昼晩飲むわけではなく 痛み止めが中心ですが
ちょっと悩みが。
朝晩リリカを飲むと…(˘ω˘)眠いんです。
他にも リリカの副作用に書いてある症状が全部出る。
目まい、ふらつき、息切れ、動悸 などなど。
5mくらい歩いたら、酔っ払い状態。
というわけで、次回はもう少しちゃんと作文が書ける時に。








入院生活1か月のまとめなど

2018-03-09 08:26:00 | 癌のこと
現在通院している病院の緩和ケアに転院させていただいたのは
ちょうど三年前の今頃です。
その1年前に、がん拠点病院でもある総合病院の乳腺科で
ステージ4の診断を受け、抗がん剤治療を勧められましたが
経済的な理由プラス抗がん剤治療をやる体力に自信はなく
「さあ、どうする」というところで
参考にさせていただいたのが 吉野実香さんのブログでした。

吉野さんは「癌と闘わない 私の選択」というタイトルで電子書籍も出しておられ
乳がんの初発の時点から、抗がん剤治療はされずに
緩和ケアでの疼痛コントロール中心の治療を選択されています。

私もステージ4で、最初から治癒、完治はないということで
「それなら」と三年間 緩和ケアで のんびり 
ホルモン剤プラス疼痛コントロールを続けていました。
緩和ケアの入院同意書やら 病棟見学やらも
ばっちり三年前に終わらせて 何があっても大丈夫なはずだったのに
まさかの 肺炎での入院。ホント何があるかわからないものです。

緩和ケアの病棟は、個室トイレ付 24時間面会OK 自宅とまったく
同じ生活をしていい と天国みたいな環境で(薄味以外は。 コラ!)
そこに1か月もいたものですから
頭のネジがほどけきって もう一度人生そのものを
仕切り直さなければいけないみたいになっています。

ちなみに吉野実香さんのブログは
ブログのタイトルが変更になって「猫と癌と諸々と。。」というタイトルで
現在も続いていて 「自分が人生で好きなものはこれ
自分が生きる上で大切だと思うものはこれ」と
何か一本筋が通っているところが好きで
最近でもちょこちょこ読ませていただいています。

今回の入院が、人生の折り返しというふうにはあまり感じないのですが
ニコチン依存症が一瞬で終わったという点には
ものすごく疑問を感じていて
この謎は なんとか解明したい。
いや 相変わらず面倒くさい人間だと自分でも思います。
おまけに体力が落ちているので 文章が雑。



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退院しました

2018-02-23 14:16:22 | 癌のこと
当初は1月末には退院できるかなと思っていましたが
やっぱりそれほど甘くはなく、ほぼ1か月の入院生活になりました。

入院の原因になった間質性肺炎も
通常の、気管支や肺胞腔内の肺炎と違って
肺の支持組織が炎症を起こして、肺が固くなるタイプということで
完治ということではなく、再発させないように注意しながら
上手に付き合っていくということになりそうです。

娘から勧められた、骨転移の放射線治療の線は消えましたが
何も治療しないというと、また何かと心配するので
せっかくCVポートも設置したことだし
主治医の先生と相談して、退院の前日に
ゾメタという骨の破壊を阻止する点滴をしてもらうことになりました。

私「あの~熱出たりしないですよね」
先生「大丈夫ですよ(笑)」

で、退院当日、朝起きたら何か変。もわもわとして、頭ふわふわで
熱を測ったら、なんと39度6分。
も~、熱出ないって言ったのに~。
でもゾメタの副作用かどうかは、正直わからないんですけど。
退院が嬉しくて熱が出たとかだったら、幼稚園児レベルの話ですよね。
11時過ぎにダンナが迎えに来てくれた時も
まだ39度台が続いていて、あやうく退院延期になりそうでしたが
「た、退院します」とヨロヨロな状態で退院を強行しました。

といっても、決して入院生活がいやだったわけではなく
あの最強寒波の間中、リアル天国のような生活をする羽目になったのには
どこか自分を守ってくれた運命みたいなものさえ感じています。

そして、さすがの私も、寝たきりとかなるんじゃないかと思ったのですが
入院時からしたら、動きは鈍くても何とか動けるようになったことも
正直こんなこともあるんだなあという感じです。
もともとの乳がんはもちろん
間質性肺炎、リンパ浮腫と
治らないけど、上手につきあっていきなさいよという病気がふえてきたので
無理せず、焦らず、病気たちとの二人三脚で行くつもりです。

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入院レポート(2)

2018-02-15 19:27:41 | 癌のこと
先月の22日に入院して
間質性肺炎の治療
それと並行して、鎮痛剤が飲めなくなってしまったので
どれだったら飲めるのかを段階を追って調整。

抗がん剤はやらないのですが、今後に向けて
CVポートという皮膚の下に埋め込んで
注射などの薬剤を直接投与できる器具を設置したほうが断然楽ということで
部分麻酔で、1時間ちょっとの簡単な手術をうけました。
が、が、が、この手術の直前に飲んだ痛み止めのロキソプロフェンがアウト。

何となくそんな予感はあったので
主治医と看護師さんに相談したら
どうしても受け付けなくなったタペンタとロキソプロフェンを
痛み止めから外していただけました。
即効性のあるモルヒネ系のお薬はオプソというのを
これは痛みが出そうな時の、レスキューでの処方です。

こういう流れで、ポート手術が終わり、痛み止めの調整もできたので
明日の午後から明後日の昼過ぎまで一時帰宅のお許しが出ました。
これで大丈夫だったら、20日にいったん退院ができるそうです。

看護師さんたちは、みなさんとても優しくて
「何かあったら、またすぐ連絡してくださいね」と言っていただけたのは
本当に心強いかぎりです。

こういう経過で、またちょっと落ち着いてブログ書けるのは
20日以降になりそうです。
今日ほぼひと月ぶりに、ちょろっと病院から外に出ました。
イメージとしては、なんか仮釈放された受刑者の気分でした。
このまま明日は天下晴れて
「お勤めご苦労さんです」と出所できたらよいのですが。

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入院レポート(1)

2018-02-12 08:13:23 | 癌のこと
先月の20日 入浴時に呼吸困難を起こして
21日に急患で受診。ただこの時は胸水の影響ではないかということで
頓服などをもらって帰宅。
ところが22日早朝に、いつもの胸の痛み(かなりの激痛)に襲われ
ほぼ3時間おきに鎮痛剤飲むものの、まったく効果がなく
しかも薬を飲みこむことができなくなった上に
動くことも呼吸もできなくなって、完全にアウト。
で、ダンナが病院に電話いれてくれて
取りあえずは一般病棟に、即入院となりました。

翌日緩和ケアの病棟へお引越し。
検査の結果「間質性肺炎」と分かり
ステロイドや痛み止め、栄養剤の点滴なんかが始まりました。
まだ話をするのも無理な感じで
いやぁ、マジそのまま寝たきりになるような気がしました。

先日撮ったMRIの結果では
背骨や腰など広範囲に骨転移があったようです。
家族が、がんセンターで放射線治療を受けられないかと希望して
主治医の先生も、頼んでくださったのですが、乳がん骨転移の放射線治療は
患者の余命、つまりその治療でどのくらい延命できるかが目安になるらしいのですが
私の場合は、この余命が分からない(ここ、笑うとこか 普通言わないのか)。

で、先生のコメントが
「口から食べれていれば、余命は月単位。注射で栄養を取るようになると
週単位ですね」 いやあ、わかりやすい!
先週から「これ、食べたい」というものが増えて
緩和ケアは制限がゆるいので、ダンナやこどもたちに何かと差し入れてもらっています。

大きすぎて恵方巻は食べれないけど普通の巻きずし
コンビニのおにぎり(鮭、明太など)病院食は味が薄すぎて、もう限界。
今日は、なんかお稲荷さん押しの日らしいので
あとでお稲荷さんを差し入れてもらいます。

ググってみたら「初午の日」には稲荷ずしを食べるんだそうな。
ホンマかいな。

こんな感じで、難しいことを書けそうにないので
しばらくは行き当たりばったりでブログ書きます。

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次はポートの手術だそうで

2018-02-05 05:22:34 | 癌のこと
取りあえず生きております。
まず、前回のタイトルが変だった件。
「なう」という言葉が、急に懐かしくなって使って見たくなったという
それだけのことです。
2010年の流行語大賞にもなってて
「今○○にいます」という意味で「○○なう」が普通な使い方…らしい。
つまり「病院なう」で、よかったのかな。

強力なステロイド爆弾投下で
間質性肺炎の諸症状はおおむねおさまりました。
副作用は、四十年余に及ぶ喫煙生活が
いきなり強制終了したことです。

喫煙は、自分でも自覚がある最後のアディクションでしたから
ガンが進行して入院したら苦労するかなと思っていたのですが
なんか、いきなり終わりました。吸いたいと思わない。
これはこれで、良いことだったのでしょう。

肺炎がひと息ついたので
胸に、注射のためのポートというのを
埋め込む手術をすることになりました。
今日が手術の予定です。
そんな大仰な話でもないのですが
なにぶん年寄りなので(笑)
術後しばらくはまた、音信不通になるやもしれません。
なので、一応事後報告ならぬ事前報告を。


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ただ今入院中 なう

2018-02-01 20:52:57 | 癌のこと
ずいぶん更新がとだえたので
「もしかしたら」「ダメだったか」と思われた方もあるのでは。
1月22日に、呼吸困難で入院しました。

ctを撮ったところ「間質性肺炎」とのことで
そのまま入院継続中です。
スマホではないので、ノートを持ってきていますが
ネット環境はまだ整っていないので
本日はご報告のみ。

大変な寒波が続いています。皆様ご自愛くださいね!!

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四度目のお正月

2017-12-30 20:51:12 | 癌のこと
今週の火曜日は、今年最後の通院日でした。
最近は何やかやとトラブルが起こり始めて
左腕のむくみが、足の甲にも出て、歩くと痛い。
スーパーへ行くのに、認知症のおばあさんみたいな
よちよち歩きでやたらに時間がかかるようになりました。
一抹の不安はありますが、少し遠くに行かなければいけない時は
相変わらずチャリを使っています。
もう一つは、背中の痛みと息苦しさ。
特に夕方から痛みがひどくなって、夕飯の片づけをする頃は激痛に。

さすがにこれではどうにもならないので
今まで3回飲んでいた痛み止めを、一日4回飲むことにして
どうも背中の痛みはロキソニンが効くようなので
朝ロキソニン、昼ワントラム、夕食後にロキソニン
そして夜中にタペンタというローテーションにしてみました。
予想通り効果ありで、夕方から夜にかけての痛みが軽減したのに加え
ずっと寝る頃に出ていた熱も出なくなりました。

先生にそうお話したら「ああ、痛み止めは痛かったら
怖がらずにドンドン飲んでいいですよ」と。
ただ背中の痛みや息苦しさは、新しい症状なので
レントゲンをとることに。そしたらどうもレントゲンの結果が
怪しかったらしく「CTもとってみましょうね」ということになりました。
で、CTの結果は「両方の肺に若干の胸水。明確な肺転移はなし」だそうです。
先生曰く「胸水は少量ですから、大したことはありません」
というわけで、痛みと息苦しさの原因は判明しました。
手と足のむくみは、取りあえずはマッサージと
なるべく腕を上にあげておくなどの対処療法でいくしかないようです。

とはいえ、もう以前のように体が動かなくなっていますし
珍しくダンナが元日、2日休みということで
あまり何もないのも寂しいので、初めて通販で
こじんまりしたおせちを注文し、昨日届きました。
先がどうなるかまったくわからないとはいえ
告知をされてから4回目のお正月が来ます。
病気の性質上、そうそういつまでも無傷でいられるはずはなく
今までこれほど平穏に暮らしてこられたのは、本当に幸せだと思います。

さすがのダンナも、最近は休みの日はゴミを出しにいってくれるとか
飲んでいても、私の布団も敷いてくれるとか
(少し前までは、さっさと自分の布団だけ敷いてた)
今までよりは、色々手伝ってくれるようになりました(笑)。

そして「ツイン・ピークス リターンズ」を観るのに
加入していたwowowで、昨日「伊藤計劃特集」の放送が。
なんと「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」の三作品
同時放送という豪華な企画で、もちろん録画しました。
少し早い神様のお年玉です。
でも、あんまり神様が出血大サービスをしてくれると
後でその反動がありそうで怖いのですが。

結局今年も、何かとグダグダなことを書き連ねて
一年が過ぎてしまったような気がしますが
読んでくださった方、コメントを寄せてくださった方には
心からお礼を申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたしますと言えることが嬉しいです。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

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通院日とプチ不調

2017-12-05 16:17:46 | 癌のこと
先週の火曜日は通院日でした。
2週間くらい前から、なんとなくギックリ腰っぽかったので
先生にそのことを伝えました。

先生はずいぶんていねいに診察してくださったのですが
「特にここが痛い」という痛みのポイントがわかりません。
どうも骨転移が進行しているという感じではないので
いつものお薬プラスしっぷ薬を出していただきました。

もう一つは、ほぼ毎晩、布団に入ってから3時くらいまで熱が出ます。
蜂窩織炎まではいかないのですが
かなり腫れてむくんでいる左腕の、リンパの関係だろうと思います。
こちらは、朝1錠飲んでいるロキソニンを
熱が高い時にも飲めるように、量を増やしてもらいました。

看護師さんに「夕べは何度くらいだった?」と聞かれて
「いやあ、寒くなって布団から出たくないので測らなかったんですよね」
と言ったら笑われました。
実はうちの体温計は、20世紀の遺産の、ブンブンふる水銀タイプ。
夜中に起き上って、ブンブンやるのが億劫で
「ああ、熱あるなぁ」と思いながら放置。
その話をダンナにしたら、ちまちま貯めているポイントを利用して
通販で電子体温計を買ってくれました(嬉)

病院に行ってから少しして、今度は右の脇腹に痛みが。
昼間はそれほど痛みを感じないので、ほぼ普通の生活をしていますが
夜寝て、寝返りする時とか、起きてトイレに行く時に
かなりの激痛があり、痛みを感じずに寝れる体勢を探すのに苦労しています。
この状態が続くようだったら
一度急患で診てもらわないといけないかもしれません。

最初に胸の腫瘍に気づいたのが、2013年の5月ごろでしたから
それからおよそ4年半になります。
ステージ4で、腫瘍が自壊していて、肝転移ありで
ホルモン剤だけの治療を選択しているので
まとまったデータに基づいたエビデンスはありません。

このところの腫瘍マーカーの上がり方をみても
それなりに進行しているのだろうなと思えます。
けれどここまで、ほぼ寝つくということはなく
病気になる前と、それほど変わらない生活をしてこられたので
これ以上を望むのはぜいたくなような気がします。

これが私の乳がんの経過なのでしょうから
ちょっとづつどこかが痛かったり、何となく調子が悪かったりするこの体と
のんびりと付き合っていくつもりです。

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通院日&本の買い出し

2017-11-04 14:45:32 | 癌のこと
今週の火曜日は通院日でした。
夏が終わって、体力がいくらか回復したのか
時々原因不明の熱は出るものの
今月は一度も蜂窩織炎にならず、無事にひと月たちました。

先月先生にお願いしていたホルモン剤の変更
O.Kが出て、フェアストンという抗エストロゲン剤になりました。
まだ飲み始めて数日なので、効果のほどはわかりませんが
前のホルモン剤の副作用である関節痛が
2,3日でかなり軽くなったのにびっくり。

アロマターゼ阻害剤(アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)では
副作用で関節痛やこわばりが出ることが多く
私も例外ではなかったのですが
朝起きた時に「体中が痛い!」というのは
露天の八百屋で働いている頃から、普通にあったものですから
あんまり薬の副作用という認識がなかったのです。
でもお薬が変わったとたんに「あれ、あんまり痛くない」と。
こんなに違うものなんだと、ちょっとびっくりしています。

最近通院日はいつもダンナ同伴で
車で往復できるので楽なのですが
ブックオフに寄れない(泣)
頼めば寄れなくはないけれど
ダンナを待たせて本を選ぶのは気ぜわしい。
キンドルの本はすでに100冊を超えて
まだ読むんかいという感じですが
読もうと思えば読む本はまだまだ無限にあります。

けれどいくら病人とはいえ、あんまりぜいたくはできないので
昨日電車でひと駅のブックオフに、本の買い出しに行ってきました。
「犯人に告ぐ」や「火の粉」が面白かった
雫井脩介さんの「検察側の罪人」(上、下)
ミーハーなので、映画化されるというニュースにつられて
それじゃあ読んでみようかなと。
でも、ミステリーは先に原作を読むと
何となく物足りない気がするので、多分映画は観ません。

そして久々の大ヒットだったホラー小説の「残穢」の作者
小野不由美さんの実話怪談集「鬼談百景」
最近ハマっている堂場瞬一さんの警察小説「二度泣いた少女」
堂場さんは、キンドル版だけで10冊以上買ってしまった(トホホ)
キンドルで本を買う時は、コスパを考えて
300ページ弱くらいだと、下手したら一晩で読んでしまう。
なるべく長いのをとチョイスしていたら
堂場さんの刑事ものが500ページくらいあって
読み応えがありました。
刑事ものも、今野敏さんとか佐々木譲さんとか、何冊か
読んでみたのですが、堂場さんが、一番相性が良かったようです。

あとは、ちょっと読んでもいいかなと思っていた
岡島二人さんの「クラインの壺」と綾辻行人さんの「霧越邸殺人事件」
やはり警察小説の「出署せず」と「探偵はバーにいる」のシリーズで
「バーにかかってきた電話」の計8冊で2000円弱。
かなりお買い得ではありますが、すぐに終わってしまわないように
寝る前の読書の時間に、大切に読みます。

余談ですが、小野不由美さんと綾辻行人さんは
作家同志、それもホラー系の作家同志のご夫婦です。
映画の「残穢」では、小野さんを竹内結子さん
綾辻さんを滝藤賢一さんが演じていました。
綾辻さんは、ホラーを書かれるのに
超常現象の類はいっさい信じていないという話があって
そんなものかなと思いましたが。
私もこんなにホラー大好き人間なのに
霊感といったものにはまったく無縁で
こっちがあんまり好きすぎて
むこうからは敬遠されているのかもしれません。

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通院日とノーベル文学賞

2017-10-06 13:46:30 | 癌のこと
ひと月経つのが早いです。
今週の火曜日は通院日でした。

血液検査の結果も、ここまでくると鉄分の減少とか
腫瘍マーカーの上昇とか、なにやかやと変動もあり
おおむね自覚している症状ともリンクしていて
「まあ、そうだろうな」という感じではあります。

今受診しているのが緩和ケアなので
痛みにはていねいに対応していただけますが
積極的な治療についての提案はありません。

これまで、アリミデックス、アロマシン、フェマーラと
3種類のホルモン剤を、だいたい1年に1種類のペースで
処方してもらいましたが、そろそろその効き目が怪しくなってきたので
リサーチして「フェアストン」「ノルバデックス」「タスオミン」といった
ホルモン剤の情報をチェックしました。

これまで処方してもらったホルモン剤は「アロマターゼ阻害剤」
というタイプですが「フェアストン」などは「抗エストロゲン剤」
というタイプで、働き方が違うようです。

さすがにいきなり「この薬をください」というわけにはいきませんから
「これまでいただいたお薬とタイプが違うようなので
フェアストンというお薬を検討していただけないでしょうか」と
主治医に、ていねいにお願いしてみました。

先生曰く「私は切るほう専門なので(外科の先生だから)
こういう抗がん剤なんかには、あまり詳しくないんですよね。
この薬については、次までに相談してみますから」と、快諾してもらえました。

抗がん剤で治療をする場合は、データもマニュアルもありますから
これが効かなくなったら、次はこれという感じなのでしょうが
私のように初発からステージ4で、ずっとホルモン剤だけというケースは
おそらく百人とか千人とかの単位でのデータはありません。

ぶっちゃけ、取りあえずホルモン剤を飲んでいるのも
そのお薬を適当に変更してもらうのも、ほとんど気休めみたいなもので
このあたりまで来たら、もう無治療でも大勢に影響ない気もしますが
家族や友人にこれ以上心配をかけるのは申し訳ないので
優しい主治医とうまくコミュニケーションを取りながら
なんとか治療を続けられたらと思っています。

話は変わって、昨夜今年のノーベル文学賞をカズオ・イシグロ氏が受賞という
うれしいニュースが入ってきました。
以前、娘が「私を離さないで」を読んで「絶対面白いから」と
強烈にプッシュしてきたので、本を読んで、映画も観ました。
最近ドラマ化されたのは、なんかイメージが違うので見ていませんが。
SF的な設定でしたが、過酷な運命を背負った少年と少女の
何ともいえない繊細な感情の揺らぎが切ない、そんなお話でした。

私の好みでは「日の名残り」
こちらは原作は未読で、映画を観ました。
イギリスの旧家に仕える、厳格で忠実な執事を
アンソニー・ホプキンスが演じて、とにかく素晴らしかった。
第二次大戦から戦後へ。没落していく主家に寄り添いながら
主人の侯爵が亡くなり、新しく館の主人になったアメリカの富豪に
再び執事として雇われ、寡黙に実直に職務をこなす。
決してエキサイティングなストーリーではないけど
いつまでも深く重く心に残る物語だったと思います。
いわゆる純文学系にはすっかりご無沙汰ですが
この「日の名残り」は読んでみてもいいかも。
でもやっぱり、観るなら映画かな。
アンソニー・ホプキンスラブなもんで。
受賞記念で、ケーブルかWOWOWで放送してくれないかなあ。


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通院日に判明 正式な病名は蜂窩織炎

2017-09-10 16:27:37 | 癌のこと
火曜日は通院日でした。
が、その前の週の土、日に、また38度超えの熱が出て
左腕がパンパンに。

このところ毎月1回と言わないくらい繰り返すリンパ管炎。
さいわい今回は、通院日直前だったので
急患で駆け込まずにすみましたが。

前回看護師さんに教えてもらって
腫れが引いたら、優しくマッサージするとか
水仕事をしない時間帯は、伸縮する包帯で、軽く腕を圧迫するとか
多少努力はしていますが、なかなか効果があがりません。

そこで、いつものお薬セットプラス抗生物質の処方。
PCの電子カルテをチラ見していたら<蜂>の文字が。
やっぱりそうかと思いました。
他の方のブログを見ていて、時々出てくる<蜂窩織炎(ほうかしきえん)>
私の症状に似てるなぁと思っていたのですが
どうやら正式な病名は、やはりその蜂窩織炎のようです。

たしかに「ほうかしきえん」と言われても「???」って感じですもんね。
主治医の先生は、比較的症状が似ていて
ド素人でもすんなり理解しやすいリンパ管炎と説明されたようです。
でもって、診察の最後に「あの、今月は血液検査をお願いできますか」

今の病院の治療は、ほぼほぼオーダーメード。
だいたい3か月おきに血液検査、半年ごとにCTという感じで
自己申告して、検査をしてもらっています。
もちろん、突発的な症状(腹痛とか腰痛なんか)が出れば
その都度、先生から検査の指示がでるという感じです。

熱と赤みは引いたのですが、腫れはまだ続いていて
手の甲まで丸々としています。
腋の下が、完全にしこりに占領されているので
蜂窩織炎との付き合いは、これからもずっと続くような気がします。
朝夕は少し涼しくなったとはいえ、日中の福岡はまだ真夏日。
ことわざの通り、お彼岸くらいまでは我慢せざるをえないようです。

去年、おととしと比べると、体力は確実に落ちてきているので
とにかく日常生活に影響が出ないように、極力体力を温存しています。
けれど、頭の中は結構忙しくて
ミサイルの避難訓練で、子供たちが防空頭巾みたいなのをかぶってるニュースに
「あれはいったい誰のセンスなん。あの時代錯誤感はなんなんだろう。
まだしもヘルメットでも準備してかぶらせるとかできんものかしら」と怒ったり
「読書感想文を電子書籍で書くのはだめ」というニュースにも
自分がたっぷりキンドルの恩恵にあずかっていることもあって
「またそんな時代遅れなことを」と怒ったり、まあ要するに怒ってばかりいます。

ダンナが夜仕事のことが多いので、一人でご飯を食べるのですが
映画を観ていると2時間かかるので、アメリカのドラマを見ることが多いです。
シリアルキラーや連続殺人物も結構好きなので
わりと見ている「クリミナル・マインド」
たまに「何で私は、いつも死体の解剖シーンを見ながら
ご飯たべてるんやろう」と思いますが。

その中に、ギャンブル依存症を扱った話がありました。
アメリカなので、カジノ依存症の男なのですが。
故意にではなく、たまたま人を撃って殺してしまい
その後にカジノに行ったら大勝する。
ギャンブラーというのは、いわゆるゲンを担ぐわけで
「人を殺したら勝つ」と思い込んで、また人を殺してカジノへ。
ところが、今度は負けてしまう。
ところが最初に殺したのが親戚の男だったことから
「そうか、近親者を殺せば勝てるんだ」と、元の妻を殺そうと
元妻の家に侵入したところで、プロファイリングによって
男の行動を分析したFBIに逮捕されると、まあそんなお話です。

日本では「ギャンブル依存症」をドラマにちょこっと織り込むだけでも
なんかはれ物にさわるみたいで、ほんと、おそるおそる
「これなら大丈夫かなぁ」みたいな空気がまんまん。
でもアメリカのドラマは、ギャンブル依存症に限らず
薬物でも、アルコールでもばんばん出てきますし
当然自助グループのシーンなんかも普通にいっぱい出てきます。
この差って一体なんだろう?文化の違い?

話があちこち飛びますが、十年くらい前までは
お茶の間に、エロもグロも、それなりにあったような気がします。
「13日の金曜日」なんて、洋画劇場とかで放送してたし。
それが何だか、なにもかもがタブーになった。
エロはだめ、グロや残虐シーンはだめ、喫煙シーンはだめ
政治や宗教に関するものはもちろんだめ、暗すぎる話もだめ。
結果、ドラマだったら、NGが入らない範囲での刑事もの、医療もの。
または、おとぎ話なんだか、ファンタジーなんだかみたいな
可もなく不可もないような感動話。
けれど、一方、ネットの中では、ほぼほぼ規制がない状態で
アダルトでも、ネットギャンブルでも何でもかんでも垂れ流し。

こんなにアンバランスで、大丈夫なのかと
結局心の中で、火のように怒っているわけです。
体に悪いことは重々分かっているのですが。
やはり、怒りを生きるエネルギーにするという思考回路は
もはや変えることはできないようです。



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通院日 そして相変わらずの

2017-08-10 16:01:26 | 癌のこと
今週の火曜日は通院日でした。
ただ先週も、火曜日に熱が出て、またリンパ管炎になってしまい
急患で、抗生剤を処方していただきました。

前回のCTが3月だったので、今回CTをお願いしていました。
結果は、左胸の患部は増大、肺は異常なし、肝臓の転移はやや増大でした。
主治医の先生が「急にお腹がいたくなったりしたら、肝臓の異常もあるので
電話して、受診してくださいね」と言われたので
「あの、肝臓の痛みというのは、どのへんが痛いんでしょうか」と聞いてみました。
「そうですね。みぞおちの当たりとか、だいたい真ん中のところが
ものすごく痛かったりしたら、来てください」

あとはいつものお薬セット。
主治医は、痛み止めの飲み方なんかも
体の感覚で調整していいという感じなので
今は、朝ロキソニン1錠、昼ワントラム1錠、夜タペンタ1錠で
患部の痛み、背中の痛みはおおむねコントロールできています。
それに、ホルモン剤のフェマーラ。
便秘にならないための、酸化マグネシウムと漢方薬。
そして塗り薬で、臭いを抑えるロゼックスゲルと
患部の痛みを軽減するキシロカインゼリー。

私の場合は、初発から肝転移あり、手術不能で
ガンが自壊しているというステージ4。
こういうケースは、乳がん患者さんの5%くらいなのだそうです。
乳がんの闘病ブログをいろいろ読ませていただいて
ほとんどの方は、初発ではステージ1とか2とかで
手術、抗がん剤、放射線などの標準治療を受けられて
その後、肺や肝臓、骨などへの転移が見つかったという
再発乳がんでステージ4という経緯をたどられているので
同じ乳がんステージ4といっても
かなり状況が違うのだということが分かりました。

ここまで、アリミデックス→アロマシン→フェマーラと
ホルモン剤を乗り継いで、実質5年目に入り
患部は徐々に増大して、わきから背中のほうに広がっていますが
今の病院の緩和ケアに来て最初の主治医の先生が
「何もなければ右肩下がりに悪くなるところを
ホルモン剤の効果で、ゆるやかに下降している感じだと思います」と
言われた通り、この進行は自然の経過と受け止めて
迷わず、悩まず、このままいくつもりです。

今回は、出勤するダンナに病院まで乗せてもらって
帰り道は一人でしたから、久しぶりのブックオフへ。
kindleのコレクションは、70冊を超えて
「まだ買うか」という感じなんですが
寝る前に読んでいる、ミステリーとか警察小説などは
そうそう何回も読み直すものではないので
kindleで700円超えは、さすがにもったいないかなと
貧乏性は、なかなか抜けません。

最近ハマっているのは堂場瞬一さんの警察物
それと横山秀夫さんの「ルパンの消息」
あとは小野不由美さんの「残穢」をゲット。
「残穢」は先日映画を観て「映画よりも本が怖い」という話を見かけて
映画もわりといい線いってたし
「そんなに怖いなら、読んでみた~い」と。
私の場合は、おそらくこれが生きるエネルギーになっているのでしょう。

映画のほうは、先日亡くなられたジョージ・A・ロメロ監督の
追悼で「ゾンビ」が放送されたので、30年ぶりくらいに「ゾンビ」を観ました。
タイムリーにWOWOWが「息もできない真夏のホラー特集」で
「のぞきめ」とか、これも久々の「エルム街の悪夢」とか
まさにホラー三昧の日々です。
いや、ほんと「ホラーの何がそんなに。なんでホラーなん?」という話なのですが。



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乳がんステージ4

2017-07-02 16:28:01 | 癌のこと
先々週、市川海老蔵さんの奥様、小林麻央さんが旅立たれました。
乳がんが進行して、ステージ4の告知を受け
闘病されながら、愛する家族への思いを切々とブログにつづられたことで
多くの人たちの同情と共感を集められました。
若くして、幼いお子様たちを残して亡くなられたことは
どれほどか無念であったろうと、心からのお悔みを申し上げます。

私も麻央さんのブログは何度か拝見しました。
私自身は、あまり病気のことをていねいに書いてはいませんが
ブログ村の「乳がんステージ3・4」のカテゴリーには参加して
他に、全部のステージの方の「乳がん」のカテゴリーもありますから
たくさんの、乳がんで闘病中の方のブログを読ませていただいています。

麻央さんの病状や、亡くなられるまでの経過が
ブログを通じて、マスコミに取り上げられ
とても大々的に、そして詳細に繰り返し報道されたことで
「ああ、乳がんのステージ4ってこうなんだ」と
たくさんの人たちが思われたのではないかと思います。

けれど、自分が実際に乳がんになり、同病の方のブログを読むと
ステージ4の乳がんでも、病気の経過も、治療の方法も、日常の生活も
まさにケースバイケースで、同じという人はほとんどおられません。
抗がん剤治療を受けて、副作用に対応しながら
可能な範囲で、家事をやり
幼稚園児から高校、あるいは大学生までの子供さんの世話を
されている方もおられるし、お仕事をされている方もいる
自分の目標である、何かの活動や趣味を続けておられる方もあります。

そして、そういう方たちの闘病ブログは
日常の暮らしの話題と同時に
どういう検査をして、その結果がどうだったか
どういうお薬を使って治療していて、その副作用や効果はどうなのか
治療やお薬について、主治医の先生とどういうお話をしたか
などがとても丁寧につづられているものが多く
もしもですが、自分や家族が乳がんになった時に
どういう治療を受ければよいのか、また受けたいと思うかを
考えたり、決めたりするのに、とても有用なものが多いと思えます。

ですから、私は、小林麻央さんのブログも
そういう、たくさんの、乳がんで闘病をされている方たちの
ブログのひとつとして受け止めていました。
麻央さんの病歴が、ステージ4のすべてではありません。
初発で、ステージ4と診断されても、5年を超えて
6年7年、中には十年近く闘病されている方もおられます。

もしも、小林麻央さんのブログをきっかけに
乳がんに関心を持たれたり、乳がんについて知りたいという方が
おられましたら、何かの折に
そうした多くの闘病ブログに触れていただけたらと思います。
ブログに綴られているのは、ひとつひとつが貴重な実体験です。
何年も前から、乳がんの闘病ブログを書かれている方はたくさんおられ
自分で熱心に専門的な知識を収集されて発信されたり
新しい薬や治療にチャレンジされている方もあります。
無名の人が書いたから意味がない
価値がないというようなことはまったくありません。
麻央さんのブログに光があたったことを機に
こうした多くの闘病ブログも
取り上げられるといいなと思います。

そういう先ゆく人の経験談を知ることで
万が一、自分や家族が乳がんになった時に
現代の医学で可能な治療の現実をリアルに知ることができて
どうすべきなのか、あるいはどうしたいのかといった判断に
生かすことができるのではないかと思えるからです。

私自身は、ステージ4は治らないということを理解したので
経済的な面と、なにより一日でも長く
普通に生活をしたいという思いで
ホルモン剤治療プラス緩和ケアという選択をして現在に至っていますが
20代30代の若い方に発症する乳がんと
私のように、閉経した後で発症する乳がんとでは
ホルモンの働き方などがかなり違いますから
もっと個別に対応できる治療法などの研究が進むといいなと思っています。

などともっともらしいことを考えつつも
先日読んだ、高村薫さんの「土の記」にあった
「(人間は)生きている間は生きるだけのことだろうに」という一文を
これからの座右の銘にしようかなと企んでいます。

23年前「だからって、捨てるところもないのが人生だ。
どこかへ、自分を引きずっていかなきゃならないんだ」(黄金を抱いて翔べ)
という言葉に死ぬほど感動して、この言葉をなぞるように生きてきました。

その高村さんが今おられる場所が「土の記」の地点なら
アイルランドのアルスターに降りしきる春の雨(リヴィエラを撃て)から
奈良の大宇陀の山間に降る驟雨(土の記)まで
高村薫という小説家の思考の過程に寄り添ってきた一読者としては
「生きている間は生きるだけ」という言葉は
やはり、今の私には、まさにこれ以外にはないと思える
なんともどんぴしゃの境地ではあったわけです。


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天神でランチ そして通院日

2017-06-14 10:17:18 | 癌のこと
久しぶりに、子育て仲間の友達から電話があって
天神でランチすることに。
熊本と宮崎の友達は、わざわざ来てもらうのは大変なので
彼女たちが、福岡に来る予定がある時に
私たちが合流するのが一番無理がないということで、今回は二人で。

彼女は長い間天神で働いていた人なので、いやぁ、よく知ってるわ。
天神に行っても、喫煙できるし安いので
サイゼリアとか、スタバ、ドトールばっかりリピートしてた私とは大違い。
なので、完全におまかせで
彼女がチョイスしてくれた、西通りの無〇良品の中のカフェ。
お野菜たっぷりの、お腹に優しい、とってもおいしいランチでした。

二人でもおしゃべりしてると、すぐに2、3時間が過ぎ
彼女と別れて、ジュンク堂へ。
しばらく買うのを我慢していた、高村薫さんの「土の記」をゲットして
久しぶりの天神を満喫して、ルンルンで、帰宅しました。

前にも書きましたが、私以外の3人は、みんな親の介護を抱えています。
昔は、子育てが終わったら、のんびり自分の時間が持てると思ってたのが
現実は、全然そんなふうにはなりません。
年々楽になるどころか、親御さんに認知症などが出てくると
反対に、年々ちょっと遠出するのも難しくなりますから、本当に大変です。
そういう意味では楽をしている私が言うと、怒られそうですが。

そして昨日は通院日でした。今回もダンナ同伴。
腰と腸が落ち着いたと思ったら、背中に痛みが出ました。
昼間起きて動いている時は、ほとんど感じないのですが
夜寝た体勢になると、背中に押し付けるような鈍痛があって
寝返りする時や、トイレに立つ時は「うううぅぅ~」という感じでした。

それでも眠れないわけではないし、昼間は痛くないので
通院日を待って、先生に相談。
ギックリ腰でMRIをとった時に、明確な骨転移はなかったようなのですが
怪しいところがあるとは言われたので
「やっぱり骨転移でしょうか」とお聞きしたら「多分そうでしょうね」と。

で、ワントラムに追加して、タペンタという、わりと新しい麻薬性鎮痛剤を
処方していただきました。
夕べそれを飲んだら、いやぁ、本当に効くものなんですね。
痛み方が、なんとも微妙な痛みだったので半信半疑でしたが
7割がた痛みがなくなり、夕べは久しぶりに、すごく楽に寝ることができました。
やっぱり現代医学ってすごいと、少し見直してしまいました。(コラッ)

主治医の先生は、緩和ケアについてはプロってる感じで
どのお薬も最初は少量から、飲む回数が増えたら、お薬を変更されますが
絶対にこの量をこの回数飲んでくださいということではなく
痛み止めなんかは、自分の体の感じに合わせて調節していいと言われます。
だから「これとこれは、まだお薬が残ってます」というと
「ああ、じゃあ今月はそれはパスしましょう。
また無くなったら言ってくださいね」と。
今回痛み止めを追加したので、頓服のトラマールや
ロキソニンは飲んでも飲まなくてもいいですよということでした。

なので、今朝は朝バナナを一本食べて、ロキソニンと胃薬、酸化マグネシウムを飲み
昼ご飯の後に飲んでいたロキソニンはパスしてみようと思います。
それで夕方痛みが出ないようなら
夜ご飯を食べたあとに、ワントラムとタペンタ、それとホルモン剤のフェマーラで
これで大丈夫そうなら、しばらくこんな感じで行ってみようかなと思います。

血液検査の結果は、若干の変動があって
腫瘍マーカーのCEAが 6.6(0-5)
       CA15-3 97.8(<25.0)
マーカー値も、患部の広がり方や肝臓の腫瘍の増大、体のだるさとかに
おおむねリンクしていて
当然のことながら、そしてとてもゆっくり進行しているのだろうと思います。
けれど、取りあえずは、子供たちに手伝ってもらったりしなくても
何とか家のことはやれているので、これ以上を望むのは欲張りだと思いますし
いけるところまでこれでいいのではないかと思っています。



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