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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

マット・スカダー 私のプログラム体験

2016-08-28 16:47:02 | 社会・生活
ローレンス・ブロックという、アメリカのミステリー作家を知ったのは
15年くらい前のことだ。
日本では「倒錯三部作」と呼ばれている、猟奇的な事件を扱った小説が話題になって
「倒錯の舞踏」や「獣たちの墓」を買い込んで、次々に読んだ。

元ニューヨーク市警の警察官だったマット・スカダーは、強盗に発砲した弾丸で
誤って7才の少女を死なせてしまう。事件後彼は警察を辞め、妻とも離婚し
二人の息子たちとも別れて、ダウンタウンの安ホテルで暮らしている。
彼は、正式な探偵のライセンスを持っていないので、知り合いに頼まれた
失踪者の捜索や、未解決の事件の犯人探しなどを
自分なりのやり方で、細々と続けている。

この犯人探しの過程が、ミステリーたる重要な要素だが
「マット・スカダーシリーズ」には、もう一つの、大きな文脈がある。
それはマットがアルコール依存症だということだ。
(初版が出た1970年代の半ばは、まだアル中という言い方が一般的だったのだが)
彼は何度も意識を失って病院に運ばれ、解毒処理を施されて
医者からは「飲めば死ぬんです」と言い渡されている。

「倒錯三部作」のあとに買い集めた「慈悲深い死」や「八百万の死にざま」には
AAに通うマットの話が繰り返し出てきた。
改めてそれらを読み返したのは、8年前にダンナがギャンブル依存症だと分かって
依存症について勉強し始めた後のことだ。
GAに行ってみて、GAのハンドブックや12ステップのワークブックをもらい
読んでみたが、その時は何だかよく分からず、ダンナもまったく関心を示さなかった。

その後何回も、このマット・スカダーのシリーズを読んで
12ステップというのは「ああ、こういう感じなんだな」ということが分かった。
マット・スカダーシリーズには
飲みたいという欲求と、飲んではいけないという理性の間で
揺れ動くマットの気持ちや、禁を破って飲酒してしまう過程や
AAの集会の様子や参加者の話
そしてマットの助言者(スポンサー)ジムとの会話が
繰り返しとてもていねいに描き出される。

特に「八百万の死にざま」では、禁酒を始めてまだわずかしか経っていないマットが
自分でコントロールできると考えて結局失敗し、泥酔いでAAに参加する場面や
AAの集会に参加することや、参加者たちの発言を否定する思いも、赤裸々に語られる。

「飲まないこと、素面でいること、集会に行くこと、そして一日一日が大切なのだ」

そんなことは分かっている。
そして、みんないつも同じような話を繰り返している、こんなことに意味はないと
マットは考える。そして彼はいつも自分が話す順番がくるとこう言うのだ。
「マットと言います。今夜は聞くだけにしておきます」
それが何度も繰り返される。
そんな彼が「八百万の死にざま」のラストシーンで言う。
「マットと言います。私はアル中です」そして彼は泣く。

マットが、自分がアルコールに対して無力であり、思い通りに生きていけなくなった
すなわち12ステップのステップ1を、心の底から認めた瞬間で
私も思わず泣きそうになったし、初めて「ああ、これなんだな」と腑に落ちたのでもあった。

マットはわりと知的で内省的でもあるが
一方で社会のどうしようもない理不尽さ(人間の死や残酷な事件)に対する
激しい怒りを内側に抱えていて、生きることについて悲観的であり
それが、彼を飲酒に向かわせる大きな原因にもなっている。
けれど、それらは、私がマットの生き様に強く共感できる要因でもあった。

最近マット・スカダーの後半の作品「死への祈り」や「死者の長い列」を読んだ。
50代の半ばになったスカダーは、昔よりはずっと、心身ともに
安定した生活を送っているが、AAの集会には相変わらず出席し続けている。
彼のスポンサーのジムは、「気楽にやろう」「シンプルに考えよう」
そして「集会に出よう」と言い続けた。
それが飲まずにいるために大切なのだと。
スカダーが今どのステップまで進んだのかはよく分からない。
もしかしたら未だにステップ1なのではないかと思う時もある。
それでも彼は、10年間飲まない日々を送って来たのだ。

彼が暮らした70年代のニューヨークではすでに
あらゆる時間に様々な場所で集会が開かれていて
いつでも参加できる環境があった。
それに比べると日本ではいまだに自助グループ自体
「特別な人たちが集まる特別な組織」みたいな状況から一歩も出ていない。
けれど、マットというアル中探偵の物語とずっと付き合ってきて思うのは
自助グループやそこに参加する人たちが
依存症を治してくれるわけではないということだ。
「集会に参加する」という行動が、すなわち回復ということだ。
もしもジムのようなよいスポンサーに巡り合うことができたら
それは幸せなことではあるが。

同様に「12ステッププログラム」も、そこに書かれた言葉を
頭で理解することが回復なのではなく
これまたプログラムを実行することが、回復の過程ということになる。
ただ、スカダーシリーズの「償いの報酬」では
スカダーの知人のアルコール依存症の男が
ステップ9の「埋め合わせ」をしようとしたことが原因で殺されてしまうという
ものすごい話もあるのだけれど。

ジムが繰り返す「気楽に」「シンプルに」という姿勢は
依存症者を抱える家族にとっても、とても大切なことだ。
「自分でなんとかしよう」「短い時間で解決しよう」と焦ったり
ああでもない、こうでもないと悩んだり、苦しんだりしても
あまり良い結果は出ない。
本人の問題は本人に返して、手を放しつつも、孤立はしないように見守る。
いやぁ、さらっと言われますけど、難しいです。

スカダーシリーズ、あと一作「すべては死にゆく」が残っています。
このシリーズほど「死」と親和性の高いタイトルが並ぶ小説群も珍しいです。
どうやらこれが最終作のようですが、実はこれだけが文庫化されていません。
なので延び延びにしていましたが、とにかく何にしても心残りにならないように
近日中に読んでみる予定でいます。



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病院へ

2016-08-20 12:49:36 | 癌のこと
緩和ケアに転院してからは
5週間に一度のペースで通院していました。
けれどこのところ、心なしか、がんが活発になっていて
8月に入ってからは、夜寝ると背中の奥にダル痛い感じの鈍痛があって
これまでは、たまにしか飲んでいなかったロキソニンを
寝る前に飲むようになっていました。

それでも前回のCTの結果が、目立った変化はなしだったので
あまり気にしていませんでしたが
今週に入って、自壊創の下の部分に
ズクンという感じの、鈍くて重い痛みが出るようになり
これはロキソニンでも完全に消えることがなく
昼間も定期的に痛みが走るようになりました。

自壊している患部は、上部と下部と右側
それと、わきのほうに、少しづつ広がっていっています。
なにしろ毎日リアルがんと対面している状態ですから
小さな変化でもすぐに分かります。
新しくできているがん細胞は元気です。見た目にも活気があります。
時々何やらうごめくような感触があり
浸出液がひんぱんに出ているのもそこからです。
私の場合は、ステージ4になってからどれくらい経っているのか
正確には分からないので、これが自然の経過ということも十分考えられます。

ただ「痛みはがまんすると、鎮痛剤が効きにくくなる」という情報があったので
ちょうど昨日はダンナが休みだったこともあって
病院に電話して、臨時で診察してもらうことにしました。
実は、最近の患部や自分の体の状態で気になっていたことがもうひとつ。
それは3月から飲んでいるフェマーラが、あまり効いていないような気がすること。

前回の診察の時に、言おうかなとも思ったのですが
肝臓にあまり変化なしという結果だったので
もうしばらくこのままフェマーラでいいかと思ったのです。
けれど、このところ、がんがどんどん活発になってる気がするので
思い切って、前のアロマシンに戻していただけないかとお願いして
快く了解していただけました。

私のがんの現状では、もう定まった治療のエビデンスがあるわけではなく
しかも緩和ケアですから、基本的に患者が希望する方向で対処していただけます。
その薬の効果がどうということではなく
患者の気持ちが、それで安定するならというところに重点が置かれている気がします。
「それにしても、軟膏の件といい、文句の多い患者だな」と思われそうで心配ではありますが。

もちろん、この夏西日本は記録的な猛暑に襲われ
福岡も連日35度を超す殺人的な暑さが続いていて
それによる体力の低下が原因ということも考えられますし
そのせいで、これまでこれほど使ったことがなかったクーラーを
29度設定にはしていますが、終日つけっぱなしにしていること
(がん細胞は冷やすとよくない。冷やすと増殖するという説あり)
さらにはオリンピックやら諸々で
モチベーションが下がりまくって
めったにないくらいストレスを感じていることなどが
まとめて体の変化に影響しているような気はします。

優しい緩和ケアのドクターは
私の訴えを丁寧に聞いてくださり
ロキソニンで対応しきれない痛み用にトラマールという
ロキソニンと医療用麻薬の中間くらいの鎮痛剤を処方していただき
ホルモン剤も、以前のアロマシンを出してくださいました。
昨夜は、ロキソニンとアロマシンを飲んで寝ましたが
不思議なことに、今日は痛みも浸出液も止まりました。
ホルモン剤に、それほど即効性があるとは思えないので
やはり病は気からということなのでしょうか。

もう一つ、もはや限界に近いので
「リオ オリンピック、いつまでやる」でググッてみたら
明日が閉会式とのこと。この拷問のような地獄の日々も
今日と明日を乗り切れば終わることが判明しました。
そして今うちのTVは高校野球がついています。
あと30分、ダンナが出勤するまでの辛抱です。
やっぱりこれが最大の原因なのかもしれません。

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通院日と「コンビニ人間」

2016-08-12 15:02:35 | 癌のこと
お盆休みに入った人たちもおられるようですが
ダンナは、家族持ちの人や女性が休みを取るので
正月同様、お盆のほうがシフトがハードで、休みはありません。

今週の火曜日は通院日で、ちょうど病院は通勤コースにあるらしく
(初めて知った。早く言ってよ 怒)
あまりの暑さに、行きだけでも送ってもらおうと
ちょっと早めに家を出て、病院のところで降ろしてもらいました。
今回はCT検査もありましたが
肝臓に白い星のようなものがぱらぱらというのは相変わらずで
大きな変化はなかったようです。
素人では、あのCT画像というのは、何回見てもよくわかりません。
血液検査の結果も、腫瘍マーカーのCA15-3というのが49.7(>25.0)で
今回も微増。他はほとんど正常値でした。

先生に「もう年取ってるから、がん細胞だけじゃなく
細胞自体ができなくなってるんじゃないでしょうか」と聞いたら笑われました。
それでも、知らないうちに、しこりがわきの下に出来ていて
左側を下にして寝ると、押し付けられて痛いので
クッションなどで体の位置を調整して
工夫しながら寝るようにしています。

福岡は連日36度を超える暑さで、それだけでもよろよろしているのに
オリンピックと、高校野球まで始まって、まさに地獄の季節です。
オリンピック実況の、あのハイテンションに打ちのめされて
鬱状態が再発しそうです。あんなに叫ばなくても
普通にしゃべってくれても、何位になったかは十分分かります。
叫ぶ意味が分かりません。ダンナが出勤したら速攻TVを切ることで
かろうじてやり過ごしています。
外国のオリンピックでこの状態ですから
2020年東京五輪は、私もう生きてなくていいです。(完全に鬱モード)

そんな中、娘が「これ面白かったよぉ」と
芥川賞を受賞した「コンビニ人間」を押し売りならぬ、押し貸ししていきました。
円城塔さんの「道化師の蝶」以降、芥川賞にはごぶさたでしたが
娘の猛烈プッシュに押されて読んでみました。

子どもの頃から、家族を含めて、周囲のすべての人たちに違和感を抱いて
生きてきた恵子は、36才になった現在も
18年間、同じコンビニでアルバイトをしながら暮らしている。
コンビニで、マニュアルで均一化された「店員」の役をやっていれば
「世界の歯車」になることができ
「そのことだけが私を正常な人間にしてくれる」はずだったが
さらに世界は、彼女に恋愛とか結婚とか、様々な要求をつきつけてくる。
そこで混乱があり、波乱が起きるが結局、とそんな感じのお話。

自分探しとか、自己肯定の物語の系譜ですが
うっとうしい自己憐憫(「私こんなにかわいそう」的な)がない分
カラッとしていて読みやすかったです。
連日TVがまくしたてている、ハイテンションなストーリーとは真逆の
異次元といってもいい世界観に、思いがけず癒されました。

伊藤計劃さんの影響でSFにはまって以来
こういうミニマムな、静かな物語とは疎遠になっていましたが
やはり繊細な気持ちを忘れてはいけませんね。
なんていいながら、先日の「シン・ゴジラ」
でかいだけで、ほぼ棒立ちでやられっぱなしのゴジラには
ストレスたまりまくりでした。
しかも背中やしっぽからビームって何?
あんなのゴジラじゃない。
と人間のパートは完全にスルーして、愛するゴジラだけを
ひたすら見ていた私です。
でもせめてスカイツリーくらい、バキバキ壊してほしかった。(まだ言うか)

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SION YAON 2016

2016-08-08 11:12:01 | 社会・生活
実はこのブログの検索ワードで
意外に多いのが「SION」
このところコンスタントに検索ワードに出てくるのは
恒例のSION YAONが4日後に迫っているからでしょうか。
なんにしても、こんなに嬉しいことはありません。

今年の1月、福岡に大雪が降った日に
「BIG BEAT CARNIVAL」という
ロック界のレジェンド大集合という、素晴らしいイベントで
初めてSIONさんのライブ
そして「マイナスを脱ぎ捨てる」を生で聴くことができました。
私にとっては、本当に奇跡の夜でした。

SIONさんは、ホントに「ちっちゃなおじちゃん」という感じで
その時は杖をついて出てこられたので
すごく心配だったのですが
(あとで分かったのですが、この時は持病の痛風だったようで)
実際に歌が始まったら、その迫力と存在感は、もう半端なかったです。

今年で55才、デビュー30周年のアニバーサリーの年です。
行きたい思いはあっても、さすがに東京はあまりに遠いので
昨年の「SION YAON 2015」のDVDを買って繰り返し聴いています。
私なんかはファンになって、まだ15年足らずのなんちゃってファンなのですが
それでも自分の気持ちのある部分は
SIONさんの音楽を聴くことで、支え続けたようなところがあります。

私はどうしても特定の宗教に魅力を感じることができないのですが
音楽や小説や、映画なんかでは
「ああ、これだよなあ、これ」と感じる瞬間があります。
けれどそれのどこがどんな風にいいのかを
私の貧弱な語彙であれこれ表現しようとすると
なんだか、どんどん本質から離れていく気がするので
とにかくさわりだけ紹介して
もう「よかったら聴いてください。読んでください。観てください」と
控えめにお勧めするほかはないのです。

こうしたものへの感じ方はひとりひとり違いますから
自分が感じたように他の方が感じられるわけでもないのでしょうが
一人でも多くの方の琴線に触れることができたらと思います。

毎年1回日比谷野外音楽堂で開催される「SION With THE MOGAMI」
SIONさんの歌はもちろんですが
バックで演奏するTHE MOGAMI(池畑 潤二 / 細海 魚 / 藤井 一彦 / 清水 義将)
のメンバーは、今の日本でおそらく最高のロックミュージシャンたちです。

昨年は「真夏にやると真ん中の人(SIONさん)が倒れそうなので」と6月でしたが
今年はまた酷暑の中での開催になりました。
お酒が大好きなSIONさん(痛風の持病も、ビールの飲みすぎか?)
昨年は野音の前1週間ほどは、どうやら禁酒されていたようで
ライブ終了後の映像で、ビール片手に登場。
オーディエンスに向かって「呑んでもいいかな?」と(笑)

私の大好きな「マイナスを脱ぎ捨てる」は、歌詞が追加されて
SIONさんの代表曲の一つになったようで
今年の野音でも、きっとたくさんの人の心に
生きている限り忘れることのできない感動を残すと思います。
暑いのはもうどうしようもないですが
当日悪天候にならず、素晴らしいライブになることを
心から願っています。
音楽ブログに「マイナスを脱ぎ捨てる」のライブ動画をUPしました。
これで2度目ですが、前のライブとは違います。
SIONさんと伊藤計劃さん、そして高村薫さんは
こうして生きている限り、地味に布教活動を続けます(笑)

おまけですが、なぜか「SION 結婚」で検索される方がおられます。
私も詳しくは知りませんが、雑誌のインタビューを読むと
数年前に結婚されています。それ以上は分かりません。
ブログを読む限り、奥様と、愛猫のたまごちゃんと
平穏に暮らしながらも、たゆまず自分の音楽を続けられている
様子が分かります。本当に、ずっとお元気でがんばっていただきたいです。

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クラフト勉強会 第3シーズン

2016-08-05 14:54:11 | クラフト
ぎりぎりになってしまいましたが
ジャパンマック福岡の、クラフト勉強会が来週から始まります。

クラフト勉強会 第3シーズン

日時 8月8日(月) 18:30~20:30

   8月から12月の第2月曜 全5回

場所 ジャパンマック福岡

費用 初回のみテキスト代として1500円

詳しくはこのブログでリンクしているジャパンマック福岡のサイトを見てください。

クラフトは、基本的には、依存症者の家族や友人が対応の仕方を勉強する
プログラムですが、夫婦や親子のコミュニケーションについても
学ぶところはたくさんあって、早い段階のスマホ依存やネット依存への対応
に応用できるような点も多いと思います。
どうしても全部の回に出席しなければならないというような、窮屈な勉強会
ではないので、興味があって、距離的に可能な方は参加してみてください。

クラフトの勉強会は結構好評のようで、3シーズン目になりました。
内容は大体前のシーズンと同じなのですが「一回聞いただけではわからないから」
と再受講されている方もおられました。

私は、というと、クラフト勉強会をほぼクリアしたら気が抜けて
このところセミナーもサボっています。
というか、福岡暑いです。いまや36度が当たり前になりつつあります。
生きてこの夏を越せるでしょうか。

なんて言いながら今週は「シン・ゴジラ」を観てきました。
私が観たいと思う映画は、大体人を誘いにくいです。
別に、スプラッターホラー大好きとかいうわけではありませんが
よく脳みそや内臓が飛び散ったりします。血も大量に出ます。
それでなければ、これでもかというくらい暗いです。

今回の「シン・ゴジラ」も、別の意味で不安材料があったので
ひとりで観に行くつもりでした。
ところが、子育て仲間のうち、ひとりだけ福岡にいる友だちが
珍しく電話をくれて、おしゃべりしているうちに「行こう」ということになりました。

彼女は、とても真面目で常識人でもあり
イメージからいうと、二宮くんが出た「母と暮らせば」とか「あん」とかを
好んで観そうなタイプなので、なんだか申し訳なかったです。
でもランチを食べて、映画を観て、「面白かったよ」と言ってくれたので
正直ホッとしました。特に、病気になってからは、みんな本当に優しいです。

感想は映画ブログのほうに書きました。
ひと言で言うと「ゴジラをイジメる奴は死ね!」です。
ゴジラが可哀そうで泣けました。
でもこの映画、小学生以下の子どもには難しい気がします。
あまりお勧めはできません。


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