放射線や放射能物質の拡散について
政府や東京電力からは新事実が連日報道されている。
平常なら一つでも重大ニュースになるような事象が
怒涛のように報道されていて
内容も一般人には簡単には理解できない数字や単位が並び
しかも報道の最後は必ず「直ちに影響はない」で締めくくられる。
新しいニュースが出るたびに
ガソリンや灯油、水などの買いだめが起こるのは
みんなが次々に出てくる情報にどう対応していいか分からず
取りあえず場当たり的に反応していることの現われだろう。
政府や東電は「隠蔽した」という非難を避けるために
断片的な放射能拡散の情報を流し
でもパニックが起こると困るので
「直ちに影響はない」と結論づけている。
このところTVでも原子力の問題について
用語や数値、現状を分析解説するような番組が増えた。
ただいずれも結論の部分は上の意向を受けてか
「大したことはない」的なまとめ方で終るのは同じだ。
そんな状況の中で前に書いた原子力情報室のサイトで
専門家による原発の現状を分析し
どう対応すればいいかの情報が更新されているので
参考にしていただければと思う。
断片的な情報に振り回されず
今何に注意することが大切かという参考にしてほしい。
正直「直ちに影響はない」はあまり当てにはならない。
まずは原発からの距離がとか法線斜線量がというより
みんながとにかく被爆を避ける取り組みをすることが
最優先なのだと思う。
(以下同サイトより引用)
被ばく線量の推定には、本来ならどのような放射能がどれだけ放出された
のかという基礎的なデータが必要だが、これが公開されていない。そこで
今の段階では、かなり粗いものであっても、各個人が自分の被ばくを推測
して、判断する目安を得ることは有益だろう。
①単純に被ばくを計算する
例えば、住んでいる地域で20マイクロシーベルト/時の線量が測定された
と仮定しよう。この線量の状態が続くと仮定して、時間を掛けると、と
りあえず被ばく線量が出てくる。24時間では480マイクロシーベルトと
なる(20×24=480)
②内部被ばくを計算しよう
人間は呼吸をしているのだから放射能を体内に取り込む。この線量を計
算することは難しいが無視することはできない。初めに書いたようにど
の放射能がどれくらい出ているか分からないからだ。ここでは大まかに
2倍とする。そうすると、24時間で960マイクロシーベルトとなる
(480×2=960)
③乳幼児や子供は放射線への感受性が高い
乳幼児や子供、成長期の若者は放射線への感受性が高いと考えられている。
ここでは2倍とする(ヨウ素131では10倍になるとの評価もある)。
乳幼児や子供は、24時間で1,920マイクロシーベルトとなる(960×2=1920)。
④被ばくの影響を考えよう
専門家がいう「直ちに人体に影響を与える量」とは急性障害を与える量250
ミリシーベルト(250,000マイクロシーベルト)のことを意味しているよう
だ。あるいは、人によっては100ミリシーベル トの被ばくのことを意味して
いるように思われる。これを基準に考えることは高い被ばくを容認すること
になる。
微量な被ばくでも発がんのリスクを高める。発がんのリスクは被ばくの量に
応じて高くなる。例えば、国際放射線防護委員会は1ミリシーベル トの被ば
くで、将来10,000人に1人のガン発生が考えられるとしている。この評価に
は、倍くらい厳しく見るべ きとの意見もあり、その場合5,000人に1人となる。
⑤被ばくは極力避ける方が望ましい。が、少しの被ばくで大慌てする必要もない。
被ばくを低く抑えるには、①離れる、②時間を短くする、③身に付かない
(吸入しない)ようにすることが原則。モニターの値が高い時にはできる
だけ外出を控える、外出は短くする、マスクなどで防護する、などの対策
が考えられる。屋内は屋外に比べて、被ばくは2~3倍くらい少なくなる。
モニターの数値は首相官邸「平成23年東北地方太平洋沖地震への対応」で
得ることができる。
http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html
(引用ここまで)
放射線量の計算については前に書いたので間違ってはいないようだ。
ただ数値は風向きによって大きく変動するので一時間あるいは
24時間ずっと同じ線量を浴び続けることは現実には少ないと思う。
これはある地域で観測された線量も同じで、前日高くて翌日は低い
場合に当然風の影響があり、数値が下がったからといって放射線が無く
なったということにはならない。事故が一定の終息をみない限り放射線
の影響があることを念頭に、極力被爆を避ける努力を持続的に続けて
いくことが大切なのだと思う。更にここには書いてないが(TVでは
言っていた)妊婦さんや妊娠の可能性のある女性についても、乳幼児
や子どもと同じように普通の大人よりもより被爆を避けるように注意
したほうがよいと思う。
政府や東京電力からは新事実が連日報道されている。
平常なら一つでも重大ニュースになるような事象が
怒涛のように報道されていて
内容も一般人には簡単には理解できない数字や単位が並び
しかも報道の最後は必ず「直ちに影響はない」で締めくくられる。
新しいニュースが出るたびに
ガソリンや灯油、水などの買いだめが起こるのは
みんなが次々に出てくる情報にどう対応していいか分からず
取りあえず場当たり的に反応していることの現われだろう。
政府や東電は「隠蔽した」という非難を避けるために
断片的な放射能拡散の情報を流し
でもパニックが起こると困るので
「直ちに影響はない」と結論づけている。
このところTVでも原子力の問題について
用語や数値、現状を分析解説するような番組が増えた。
ただいずれも結論の部分は上の意向を受けてか
「大したことはない」的なまとめ方で終るのは同じだ。
そんな状況の中で前に書いた原子力情報室のサイトで
専門家による原発の現状を分析し
どう対応すればいいかの情報が更新されているので
参考にしていただければと思う。
断片的な情報に振り回されず
今何に注意することが大切かという参考にしてほしい。
正直「直ちに影響はない」はあまり当てにはならない。
まずは原発からの距離がとか法線斜線量がというより
みんながとにかく被爆を避ける取り組みをすることが
最優先なのだと思う。
(以下同サイトより引用)
被ばく線量の推定には、本来ならどのような放射能がどれだけ放出された
のかという基礎的なデータが必要だが、これが公開されていない。そこで
今の段階では、かなり粗いものであっても、各個人が自分の被ばくを推測
して、判断する目安を得ることは有益だろう。
①単純に被ばくを計算する
例えば、住んでいる地域で20マイクロシーベルト/時の線量が測定された
と仮定しよう。この線量の状態が続くと仮定して、時間を掛けると、と
りあえず被ばく線量が出てくる。24時間では480マイクロシーベルトと
なる(20×24=480)
②内部被ばくを計算しよう
人間は呼吸をしているのだから放射能を体内に取り込む。この線量を計
算することは難しいが無視することはできない。初めに書いたようにど
の放射能がどれくらい出ているか分からないからだ。ここでは大まかに
2倍とする。そうすると、24時間で960マイクロシーベルトとなる
(480×2=960)
③乳幼児や子供は放射線への感受性が高い
乳幼児や子供、成長期の若者は放射線への感受性が高いと考えられている。
ここでは2倍とする(ヨウ素131では10倍になるとの評価もある)。
乳幼児や子供は、24時間で1,920マイクロシーベルトとなる(960×2=1920)。
④被ばくの影響を考えよう
専門家がいう「直ちに人体に影響を与える量」とは急性障害を与える量250
ミリシーベルト(250,000マイクロシーベルト)のことを意味しているよう
だ。あるいは、人によっては100ミリシーベル トの被ばくのことを意味して
いるように思われる。これを基準に考えることは高い被ばくを容認すること
になる。
微量な被ばくでも発がんのリスクを高める。発がんのリスクは被ばくの量に
応じて高くなる。例えば、国際放射線防護委員会は1ミリシーベル トの被ば
くで、将来10,000人に1人のガン発生が考えられるとしている。この評価に
は、倍くらい厳しく見るべ きとの意見もあり、その場合5,000人に1人となる。
⑤被ばくは極力避ける方が望ましい。が、少しの被ばくで大慌てする必要もない。
被ばくを低く抑えるには、①離れる、②時間を短くする、③身に付かない
(吸入しない)ようにすることが原則。モニターの値が高い時にはできる
だけ外出を控える、外出は短くする、マスクなどで防護する、などの対策
が考えられる。屋内は屋外に比べて、被ばくは2~3倍くらい少なくなる。
モニターの数値は首相官邸「平成23年東北地方太平洋沖地震への対応」で
得ることができる。
http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html
(引用ここまで)
放射線量の計算については前に書いたので間違ってはいないようだ。
ただ数値は風向きによって大きく変動するので一時間あるいは
24時間ずっと同じ線量を浴び続けることは現実には少ないと思う。
これはある地域で観測された線量も同じで、前日高くて翌日は低い
場合に当然風の影響があり、数値が下がったからといって放射線が無く
なったということにはならない。事故が一定の終息をみない限り放射線
の影響があることを念頭に、極力被爆を避ける努力を持続的に続けて
いくことが大切なのだと思う。更にここには書いてないが(TVでは
言っていた)妊婦さんや妊娠の可能性のある女性についても、乳幼児
や子どもと同じように普通の大人よりもより被爆を避けるように注意
したほうがよいと思う。