国や東電などの会見で主に福島原発付近の
放射線の数値が報道されているが
専門的な知識のない人間には数字だけ並べられても
どこが危険なのか安全なのか判断がかなり難しい。
それで今報道されている数値やウィキペディアを参考に
普通の人が理解できそうな基準をまとめてみた。
最初はTVでも報道されている放射線量の目安。
<実効線量 内訳(単位はミリシーベルト)>ソースはウィキペディア
0.05 原子力発電所の事業所境界での1年間の線量。
0.1 - 0.3 胸部X線撮影。
1 一般公衆が1年間にさらされてよい放射線の限度
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
4 胃のX線撮影。
7 - 20 X線CTによる撮像。
50 放射線業務従事者が1年間にさらされてよい放射線の限度
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
次に放射線量を表す単位だが
1マイクロシーベルトは1ミリシーベルトの1000分の1
これらを元に今発表されている数値が安全なのかそうでないのか
を理解できるニュースがある。(文部科学省の発表)
16日、福島第1原発から約20キロの距離にあり、住民に屋内
退避指示が出されている福島県浪江町周辺で、1時間当たり195
~330マイクロシーベルトの放射線量を観測したと発表した。
最大で平常値の約6600倍に当たる高い数値で、同省は政府の
災害対策本部に報告した。
24時間屋外にいた場合、13~21日で健康に影響が出る可能
性がある100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)に
達する。
マイクロシーベルト、ミリシーベルトは毎時の単位なので
24時間屋外にいるという仮定の上でおおまかに計算すると
200マイクロシーベルト×24×21=100800マイクロシーベルト
で発ガン性が増すとされる100ミリシーベルトのラインを約20日
で超えることになる。
一日4時間屋外にいるとすれば
ボーダーラインは120日後(約4ヶ月)ということになる。
これが20マイクロシーベルトだったら300日つまり一年弱
2マイクロシーベルトだったら3000日(8年ちょっと)と
いうことになるだろうか。
夕方官房長官の談話では「ただちに体に影響がでるわけではない」と
「ただちに」という点を強調していたが
この場合の「ただちに」というのは
どのあたりの健康被害を想定しているのだろうか。
放射線の量の人体への影響については
その放射線を浴びている時間や期間との関係を一緒に
考える必要があるということだ。
だから自然環境から一年間で浴びる2・4マイクロシーベルトと
一日で2マイクロシーベルトを浴びるのを
同等に論じて「だから安全です」と結論づけるのは
少しおかしいのではないかと思う。
また発表されている数値は
ある地点でのある時刻のもので風の向きなどによって
常に大きく変動していく。
こうしたことを念等に置いて報道の数字を見ると
自分でもそれが安全なのかどうかとてもおおまかにではあるが
判断できると思う。
(自分で勉強しながらまとめているので
誤りがあるかもしれません。おかしいと思われる
点があればネットの情報などで検証していただければと
思います)
放射線の数値が報道されているが
専門的な知識のない人間には数字だけ並べられても
どこが危険なのか安全なのか判断がかなり難しい。
それで今報道されている数値やウィキペディアを参考に
普通の人が理解できそうな基準をまとめてみた。
最初はTVでも報道されている放射線量の目安。
<実効線量 内訳(単位はミリシーベルト)>ソースはウィキペディア
0.05 原子力発電所の事業所境界での1年間の線量。
0.1 - 0.3 胸部X線撮影。
1 一般公衆が1年間にさらされてよい放射線の限度
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
4 胃のX線撮影。
7 - 20 X線CTによる撮像。
50 放射線業務従事者が1年間にさらされてよい放射線の限度
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
次に放射線量を表す単位だが
1マイクロシーベルトは1ミリシーベルトの1000分の1
これらを元に今発表されている数値が安全なのかそうでないのか
を理解できるニュースがある。(文部科学省の発表)
16日、福島第1原発から約20キロの距離にあり、住民に屋内
退避指示が出されている福島県浪江町周辺で、1時間当たり195
~330マイクロシーベルトの放射線量を観測したと発表した。
最大で平常値の約6600倍に当たる高い数値で、同省は政府の
災害対策本部に報告した。
24時間屋外にいた場合、13~21日で健康に影響が出る可能
性がある100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)に
達する。
マイクロシーベルト、ミリシーベルトは毎時の単位なので
24時間屋外にいるという仮定の上でおおまかに計算すると
200マイクロシーベルト×24×21=100800マイクロシーベルト
で発ガン性が増すとされる100ミリシーベルトのラインを約20日
で超えることになる。
一日4時間屋外にいるとすれば
ボーダーラインは120日後(約4ヶ月)ということになる。
これが20マイクロシーベルトだったら300日つまり一年弱
2マイクロシーベルトだったら3000日(8年ちょっと)と
いうことになるだろうか。
夕方官房長官の談話では「ただちに体に影響がでるわけではない」と
「ただちに」という点を強調していたが
この場合の「ただちに」というのは
どのあたりの健康被害を想定しているのだろうか。
放射線の量の人体への影響については
その放射線を浴びている時間や期間との関係を一緒に
考える必要があるということだ。
だから自然環境から一年間で浴びる2・4マイクロシーベルトと
一日で2マイクロシーベルトを浴びるのを
同等に論じて「だから安全です」と結論づけるのは
少しおかしいのではないかと思う。
また発表されている数値は
ある地点でのある時刻のもので風の向きなどによって
常に大きく変動していく。
こうしたことを念等に置いて報道の数字を見ると
自分でもそれが安全なのかどうかとてもおおまかにではあるが
判断できると思う。
(自分で勉強しながらまとめているので
誤りがあるかもしれません。おかしいと思われる
点があればネットの情報などで検証していただければと
思います)