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福島の原発事故

2011-03-15 13:28:01 | 社会・生活
今朝のTVを見ると原発事故は
まったく予断を許さない状況が続いています。
またネットでは不確実な情報やいたずらに不安をあおるような
書き込みも見られ混乱しています。

以下にコピーしたのは東電の原発に関する直近の報告で
「東京電力」のHPの原子力情報のサイトでは
地震発生から現在までの報告の全容が見られます。

<福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ>
(3月14日 午後11時30分現在)
平成23年3月14日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
福島第一原子力発電所は全号機(1~6号機)停止しております。
1号機(停止中)
・原子炉は停止しておりますが、3月12日午後3時36分頃、直下
型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり白煙が発
生しました。水素爆発を起こした可能性が考えられますが、現在、
調査中です。

原子炉内に海水を注入しております。

2号機(停止中)
・原子炉は停止しており、原子炉隔離時冷却系による給水を行っ
ていましたが、原子炉隔離時冷却系の停止により、原子炉水位が
低下、原子炉圧力が上昇しました。国の指示により、安全を十分
確認した上で、原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置を行っ
たこと、原子炉内に海水を注水したことから、原子炉水位や原子
炉圧力は回復しました。引き続き、原子炉に海水を注入しております。

3号機(停止中)
・原子炉は停止しておりますが、3月14日午前11時1分頃、1号
機同様大きな音とともに白煙が発生したことから、水素爆発を起
こした可能性があり、現在調査中です。
・また、原子炉に海水を注入しておりますが、現在中断しております。

4号機(定期検査で停止中)
・原子炉は停止しており、安全上の問題がない原子炉水位を確保
しております。・現時点において、原子炉格納容器内での冷却材
漏洩はないと考えております。

5号機(定期検査で停止中)
・原子炉は停止しており、安全上の問題がない原子炉水位を確保
しております。・現時点において、原子炉格納容器内での冷却材
漏洩はないと考えております。

6号機(定期検査で停止中)
・原子炉は停止しており、安全上の問題がない原子炉水位を確保
しております。・現時点において、原子炉格納容器内での冷却材
漏洩はないと考えております。

負傷者等
・地震発生当初、発電所構内において協力企業作業員2名に負
傷が発生し、病院に搬送・当社社員1名が左胸を押さえて立て
ない状態であったため、救急車にて病院に搬送・免震重要棟近
傍にいた協力企業作業員1名の意識がないため、救急車で病院
へ搬送・原子炉建屋内で作業していた当社社員1名の線量が
100mSvを超過し、病院へ搬送・当社社員2名が1、2
号機中央制御室での全面マスク着用作業中に不調を訴え、福
島第二原子力発電所の産業医が受診することになり、福島第
二原子力発電所へ搬送・1号機付近で大きな音があり白煙が
発生した際に4名が負傷し、病院へ搬送・3号機付近で大き
な音があり白煙が発生した際に11名が負傷し、福島第二原子
力発電所等へ搬送。・当社社員2名が現場において、所在不明

その他
・現在、1号機の使用済燃料プールに冷却水を確保すること
について、関係各所と調整を進めております。・モニタリン
グカーによる発電所構内(屋外)の放射性物質(ヨウ素等)
の測定値が通常値より上昇しており、以下のとおり、原子力
災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象
(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断しています。
・3月12日午後4時17分に判断(MP4付近)
・3月13日午前8時56分に判断(MP4付近)
・3月13日午後2時15分に判断(MP4付近)
・3月14日午前3時50分に判断(MP6付近)
・3月14日午前4時15分に判断(MP2付近)(以上、お知らせ済み)
・3月14日午前9時27分に判断(MP3付近)
・3月14日午後9時37分に判断(発電所正門付近)
引き続き、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に
基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生した場
合、同様にお知らせしてまいります。
・放射性物質放出の恐れがあるため、半径20km以内の地域
住民に対して国から避難指示が出されています。
・安全の確保に向け全力を尽くしてまいるとともに、引き続
き周辺環境のモニタリングを継続・監視してまいります
以 上
(お問い合わせ先)
福島第一原子力発電所
広報部
TEL 0240-32-2101(代)
(引用ここまで)

この後2号炉、4号炉で立て続けに異常がおこり新しい
報告は行われていない。前のブログで東電は信用できない
と書いたが、この資料で分かるのは現場での負傷者など
の情報がTVで発表されているのとかなり違っているの
ではないかということ。それと使用済燃料プールを冷却
できなくなっていることがうかがえるという2点で、今朝の
4号機で起きた火災はこれを裏付けているものと思われる。


行政もメディアも今回の地震の津波の経験を教訓にして
起こりうる最悪の状況を想定して
もっと指示なり対策なりをだしてほしい。
最悪が起こらなくても事前に予防ができるのであれば
誰も怒りはしないのではないか。
放射能の飛散は風の影響なども当然あるわけだから
雨や雪には濡れない、特に乳幼児は放射能に接触しないなどの情報を
該当する地域の想定できる最大範囲も含めて
パニックが起こらないように冷静かつ論理的に
もっとみんなに分かるように出してほしいと思う。