ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



成功するためには、やっぱし、人に頼るんじゃなくって、自分の才能がすべてでしょ? なーんてこと考えてる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『百戦百勝の法則──韓信流・勝てる政治家の条件』で、「項羽と劉邦」の劉邦側の大将軍として有名な韓信の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。

 私どもの時代でも、先ほど話が出た劉邦は、そんなに戦が強い人ではなかったんだけど、人気はあったんですよね。とにかく人気があって、まあ、今流に言えば、人気の出る感じの政治家でしょうか。
 要するに、緻密に損得計算だけをする小役人のような頭ではなくて、何というか、気前よくお酒を振る舞うような、そういう「くれっぷり」がいい感じですね。
 もちろん、その下で汗を流した人もたくさんいるわけでしょうけども、彼は、そういう肚の大きい人であったので、その包容力の大きさに多くの人がついていったし、「多様な人材を使えた」という点が、やはり項羽よりも上だったのだろうと思うんですね。
 項羽には、個人の才能に頼っていたところがそうとうありますけども、結局は、「個人の才能よりも、多くの人を使える人物というか、そうした肚があり、包容力のある人間が、やはり勝つ」ということですね。
 劉邦は、個人としては、項羽と戦ったら負けるし、項羽の前に出たら、ぶるぶる震えるぐらい怖かったようですが、「個人としては勝てなくても、多くの人を使えば勝てる」という戦い方があるわけですね。(中略)
 これには、現代の経営に通じるものもあるだろうと思います。
 経営者なども、零細企業は社長一人から始まるのですが、だんだん中小企業から大企業になるにつれて、結局、器の問題になってくるんですよね。「どれだけ人が使えるか」という器の問題になってくる。
 もちろん、自分で仕事ができるからこそ、会社を起こせるわけですし、もともと、研究者であったり、技術者であったり、開発者であったり、営業の人であったり、アイデアマンであったりするわけですけれども、それを、どこかの段階で、組織を使って大きくしていく術に切り替えていけなければ、自分で起こした会社を大企業にすることはできなくなるんですね。その過程で、才能のある人を使わなければいけなくなってくるんですよ。
 ただ、自分自身に才能がある人は、どうしても才能のある人とぶつかります。「相手の才能が分かるため、それに対して嫉妬心や競争心を感じてしまい、その人を使えない」ということがあるわけですね。
 しかし、現実に会社を大きくするためには、そういう才能のある人が使えなければ勝てないわけです。
 政治も同じです。「国民からの目線で人気があり、有能な人材、有用な人材を配置して、国全体をうまく回していき、国力を高めてくれるような人」のほうが、個人的才能はともかく、最終的には、大国の指導者としての条件を満たしてくるようになるわけなんですね。
 最初に、自分一人が勝つためには、才能がなければいけないし、才能を持っている人に対して嫉妬心や競争心もあるだろうけども、「最終的には、やはり、才能を超えた『徳』の世界に入らなければいけない」ということですね。
(35~38ページ)

個人の才能に頼っていた項羽と異なり、劉邦は、そんなに戦が強くなかったが、その肚(はら)の大きさに多くの人がついていき、多様な人材を使えたため、最後は勝った。

経営者も、零細企業は社長一人から始まるが、中小企業から大企業になるにつれて、どれだけ才能ある人を使えるかという、器の問題になってくる。

自分自身に才能がある人は、才能のある人に対して嫉妬心や競争心を感じてしまい、その人を使えないことがあるが、最終的には、才能を超えた『徳』の世界に入らなければいけない――。

昨日、大川隆法先生が『未来の法』で説かれた、「多くの人の力を結集するには」というお教えがありましたが、今日の韓信将軍は、まさにその具体例を示して語ったのではないかと私は思うのです。

『百戦百勝の法則』

 大川隆法著


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