私、外で責任が重い仕事してるのに、ちゃんと家事もしてるし、子供も育ててるし、自分で言うのもなんだけど、ほんとによくできた奥さんじゃないの。でも、うちの旦那、浮気してたんだよね。許せないよね。悪い男につかまってたのかなあ? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『ティータイム』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
奥さんの収入がご主人の収入を超えた場合には、家庭の危機が訪れることが多いということ、あるいは、そうならなくても、ご主人自身が駄目になっていき、破滅型の人生を歩んでいくケースが極めて多いということを、事実として知っておかなければいけません。
また、夫婦が共に働いていて、ご主人よりも奥さんのほうが、社会的地位、あるいは、その職業的立場や地位に対する世間の評価が高くなってきたときにも、夫婦の危機が現れてきます。(中略)
ご主人のほうに、いつも奥さんに負けているという気持ちがあると、ご主人は、家へ帰ってくるのが、だんだん辛くなってきます。こういうご主人が、だいたい浮気をします。浮気をして、もっと優しい、競争しなくてもいいような女性を求めていくのです。
客観的に見ると、社会的には、奥さんのほうが、はるかに素晴らしく、お見合いなどをすれば、全然、問題にならないぐらい、奥さんのほうが素晴らしいのに、そうでもない女性のほうに魅かれていって、浮気をするケースがよくあります。(中略)
では、なぜ、そういう女性のところへ行くかというと、結局、くつろぐからです。負けた気がしないので、自尊心が傷つかないのです。
ご主人が、もともと浮気性の、悪い人間だから家庭が崩壊したのかといえば、そうではないのです。
ご主人は、毎日、いつもいつも家のなかで裁かれているのです。「あなたは稼ぎが悪い。あなたは出世しない。あなたは頭が悪い。あなたは女房を養う力もない。あなたは子供の手本になれない」──こういうことを、いつも、口に出して言われるか、無言で言われるか、どちらかなのです。
そうすると、だんだん、残業と称して帰りが遅くなります。そして、出張と称して家にも戻らなくなってきます。
これは一つの法則なので、法則は法則として認めた上で、これへの対策を立てなければいけません。それは、自分の家だけの特殊事情、あるいは、突如として天から降ってきた不幸や災難ではないのです。(中略)
男性には、自尊心を家のなかで保てないと、必ず破滅のほうに向かっていく習性があります。
その自尊心の部分は、どうしても、皮一枚であっても、どこかに残しておかないといけません。それを切ってしまったら最後になるのです。
ほんとうに賢い奥さんとは、ご主人をばかにできるような奥さんではないのです。ご主人をばかにする奥さんが、賢いのではありません。
ご主人を上手に立てて、機嫌よく定年退職まで働いてもらえるようにもっていくのが、やはり賢い奥さんなのです。
(88~94ページ)
妻の収入が夫の収入を超えたり、妻のほうが世間の評価が高くなったとき、妻にいつも負けているという気持ちがあると、夫は家に帰るのが辛くなってきて、浮気をする。
そうならなくても、夫が破滅型の人生を歩んでいくケースが極めて多い。
ほんとうに賢い妻は、夫をばかにするのではなく、夫を上手に立てて、機嫌よく定年退職まで働いてもらえるようにもっていく──。
男性というのは、自尊心の動物。
外でも責任ある仕事ができる優れた女性は、その事実だけで、家の中で、意図せずに夫を裁いてしまっていることもあるってこと。
とすれば、優れた賢い女性であればあるほど、家の中では、旦那さまを上手にたてて、その自尊心を保てるように工夫してあげることが、じつはとてもとても大切ってことだと私は思っているのです。
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『ティータイム』
大川隆法著 |
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