うちの嫁、オレがちょっと女の人と話でもしてたらすごく怒るんだけど、嫉妬心って、あっちゃいけないんだよね? なーんて悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『感化力』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
嫉妬心には効用もあります。嫉妬心には、他の人の自己顕示欲を抑える役割があるのです。
ある人の自己顕示欲が強すぎる場合には、周囲の人は必ずそれを引っ張りにかかります。(中略)
たとえば、きちんとした仕事をして認められ、周囲から尊敬されている人が、立派な家を建てたとき、他の人が嫉妬しても、それは嫉妬した人に跳ね返っていくだけです。
ところが、増上慢のところ、身分不相応なところがある人の場合には、その人について、「何か変なことをして、お金を儲けたに違いない」などと言うと、嫉妬された側もこたえるのです。
このように、嫉妬心には、他の人が自己顕示欲によって増上慢になり転落することを防ぐ役割、増上慢の芽を摘む働きがあるのです。嫉妬心が調和の原理として働く場合もあるわけです。(中略)
夫婦間の嫉妬心にも一定の効用があります。
奥さんの嫉妬に悩んでいる男性は多いだろうと思います。しかし、奥さんの健全な嫉妬心があるがゆえに、家庭が崩壊しないことも事実なのです。
奥さんが寛容な人で、「あなた、家庭など気にしなくていいから、お好きにどうぞ」と言っていると、家庭は崩壊してしまいます。
奥さんは、ご主人の帰宅時間や土日の行動が気になるので、ご主人を管理したりするわけですが、こういう健全な嫉妬心が家庭を護る面もあるのです。
ただし、嫉妬心が強すぎてヒステリーになると、逆に夫婦の不調和を生んでしまいます。何事にも両面があるのです。
(69~71ページ)
嫉妬心には効用もある。
他の人の自己顕示欲を抑える。
また、家庭を守る面もある──。
もちろん、嫉妬心は煩悩の一つであって、やはりよいものではないはずです。
しかし、効用もあるというのは、教えていただかないと気がつかない、人生の叡知でないでしょうか。
この世には、無駄なんてないのだと改めて私は感じいっているのです。
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『感化力』
大川隆法著 |
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