12月21日(金)
今日も海苔を採りました。
秋芽の網を諦めて、冷凍網での生産に切り替えて行く予定です。
その沖仕事で忙しいなか、プレジャーボートがいかだの密集している場所に、錨を下ろして釣りを始めました。
海苔のいかだは、区画漁業権を許可された場所に設置してあり、その中は蜘蛛の巣のように錨が張り巡られています。
プレジャーボートが錨を下ろして釣りをすると、海苔のいかだの錨綱に絡まる危険性は限りなく高くなります。
予想通りの結果になりました。
被害を受けたのは、もといやのいかだでした。
錨が起こされて、いかだの形が変形していました。
修復するのに、約2時間。
貴重な凪ぎの2時間が、沖仕事ができませんでした。
車でいう「当て逃げ」
犯人は、あのプレジャーボート。
でも船名を確認していなかったので、証拠がありません。
泣き寝入り。
最近、海の常識を知らないプレジャーボートの船長が増えて困っています。
同乗者の命を預かっている船長です。もっと勉強してから舵を持ってください。
たしかに最近はこまった船長さんが多いですね。
自分もそー言われないよう気をつけます!
その船長は自船が錨を入れた場所が
どんな場所であるかも知らないんでしょう。
自分は基本的には漁船、遊漁船、漁網
その他海の上で見かけるもの全てを対象に
それに近い場所ではアンカーを
入れないようにしています。
当然エンジンはかけっぱなし。
風向きや潮流がいつ何時どうなっても
すぐに回避できるように、です。
それでもこの夏、大津沖で
タチウオを夢中で追いかけているうちに
気付かずに近づいてしまった漁師さんに
注意されました。
すぐに手を上げて合図し
その場を離れましたが失礼を反省しています。
真新しいライフジャケットを着ていました。
あんな危険な場所に、錨を下ろして釣りを始めました。
自分の船の錨が、海苔のいかだの錨や錨綱に引っかかるのは当たり前。
自分の船の錨が上がらなかったら、自分の錨綱を切って危険回避するのが、海の常識。
それを強引に、馬力のあるエンジンで走りまわって、自分の錨を上げていったそうです。
自分勝手そのもの。
凪ぎだから良かったけど、風が吹いてきたら、自分と同乗者の命にかかわることです。
船の免許を取るときに、教えてもらっているはずですが・・・