10月19日(火)
もといやより早く海苔網を沖は張った海苔師が、冷凍入庫を始めました。
あまり調子が良くありません。
海苔の色は赤いし、芽の数も減っています。
冷凍入庫するために、海苔網を脱水すると、さらに白く色が変わります。
高水温のために付着した珪藻類が多かったようです。
海苔自体は大丈夫だと思いますが、心配の種です。
心配と言えば、他にもあります。
鴨が次から次へと、飛来してきています。
数十羽の群れで、走水にやって来ます。
海況が良くなって、美味しい海苔が伸びるのを待っているのは、人間だけではありません。
鴨も、遠方から飛来して、美味しい海苔が食べれるのを待っています。
今日も、その鴨に海苔を食べられなくするために、鴨の食害対策の準備です。
鴨避け用のポール作りです。
古くて使わなくなった人工干出機のアルミニュームでできたポールを、鴨避け用に使うつもりです。
曲がっていたポールを、真っ直ぐなポールに戻して、ブイを付けて利用しようと思っています。
鴨も食害で、水揚げが激減してとても新品の材料を購入できません。再利用です。
新品のように、真っ直ぐにはなりませんが、どうにか使えそうです。
今年は、このポールを使って、鴨と戦うつもりです。
海苔の芽が心配、たくさん飛来してくる鴨が心配、地球温暖化による高水温、美味しい海苔を作るためには問題が有りすぎます。