内閣府が主催する宇宙分野のビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2022」は、安全かつ低コストで大量生産が可能な打ち上げ用ロケットエンジンを開発する日本企業「MJOLNIR SPACEWORKS」が最優秀賞を受賞した(ベンチャーキャピタルのRiskTakerが選定する「RiskTaker賞」も併せて受賞)。
「S-Booster 2022」は、日本およびアジア・オセアニア地域の個人、およびグループを対象とした宇宙分野のビジネスアイデアコンテストで、今年が5回目。
最優秀賞に選ばれたMJOLNIR SPACEWORKSは、小型衛星などの打ち上げニーズが高まるなか、高コストで生産に時間がかかる従来型の液体燃料エンジンではその需要を満たすことができないことから、はるかに低コストで大量生産が可能な「ハイブリッドエンジン」を考案。液体酸素とプラスチックからなるシンプルな構造で、安全性が高いことを特徴としている。