赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

がんで来てくれた方は、カテゴリーから「がんで来てくれた貴女へ」をクリック、
直接メールはメッセージをクリックしてね。

今年も読売展始まり

2008-05-06 00:06:13 | お習字
今年も読売展の季節になりました。
読売展は漢字で行書です。

もなみは、最近杜牧に凝っているので、今回も杜牧の詩を二首。

『題宣州開元寺』

南朝謝朓城 東呉最深處
亡國去如鴻 遺寺蔵煙塢
樓飛九十尺 廊環四百柱
高高下下中 風繞松桂樹
青苔照朱閣 白鳥两相語
溪聲入僧夢 月色暉粉堵
閲景無旦夕 憑欄有今古
留我酒一樽 前山看春雨

南朝の国々は滅びてしまったけれど、この古い寺はひっそりと昔の趣を残している。
大きな寺の境内には木々や苔が青々とし朱塗りの楼閣が映え 白い鳥が鳴き交わす。
美しい風景を楽しみ手すりに寄りかかって昔を思う。
ここにとどまるのは やはり酒だ。
酒を飲みつつまた春雨を見よう。

『途中作』

緑樹南陽道 千峰勢遠随
碧溪風澹態 芳樹雨餘姿
野渡雲初暖 征人袖半垂
殘花不一醉 行楽是何時

木々が緑になって、雨がやみ暖かくなった
花が散っていく季節、次楽しむのは何時になるのかわからないから、
今日は心ゆくまでお酒を飲もうじゃないか。


という漢詩。
季節柄、春めの時期をえらび、酒を飲む詩です。
杜牧に限らず 漢詩の詩人はお酒が好き。
もなみはお酒を飲めないけど、、、春を楽しむ詩を二首書くことにしました。

これから6月末まで2か月、ばっちり練習します。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴールデンウィーク | トップ | バラ »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むずかし;; (みかん)
2008-05-07 19:25:38
もなちゃん これ、難し過ぎ。
全然 わかんない 
返信する
よくわからないけど・・・ (お富士)
2008-05-08 00:08:50
お酒というものは
何時の時代でも どこでも
人に癒しをあたえてくれるのでしょうか?
そんな風に飲むお酒は格別なのでしょうね。
難しくって良くわからないけど、
もなちゃんの解説はとてもわかりやすくて
興味をそそりました。
随分と心情が表現されているんですね。
返信する
漢文の時間♪ (おうな)
2008-05-08 10:45:02
もなちゃん おはよう!

う~ん! 難しい漢字???ばかりだけど不思議なことに もなちゃん先生の解説にやっぱり「この教室」楽しい!!!
そうなんだ。今の季節にぴったりの詩ですね。

せっかく宿題が出たのでやっぱり少しでも理解したいじゃない? だ・か・ら・またまた「杜牧」から検索入れてお勉強しました。「捲土重来」に関することがたくさんでしたが、もなみ先生ほど私を喜ばせてくれるお話にはなかなか到達できませんでした。

ぜんぜん知らない世界を もなみ先生に引率されて覗くだけでもこの年齢まで生きてた甲斐が有ったってものですよ!!!
行ったことも見たこともないのに、中国の晩唐の詩人とお知り合いになって嬉しくなり、ついでに同じころの白楽天さんのことも訪ね歩いているうちに眠ってしまいました。私の頭では明後日あたり全部忘れてそう。。。今を楽しむ! 良しとしようネ。
返信する
大丈夫~~~? (もなみ→みかんさん)
2008-05-08 19:41:45
みかんちゃん こんにちは。
ですよね~。
高校生の頃は漢文大嫌いだったもん。
まさか・・・今、こんなことやるなんて・・・しかも仕事が漢文だし・・・

こんど、もっと楽しい話題の時に 遊びに来てね☆
返信する
お酒は楽しい (もなみ→お富士姉さん)
2008-05-08 19:45:31
お富士姉さん いっぱいカキコありがとうございます。
漢文とくに漢詩は、お酒の詩が多いですよ~~~。
花が咲いたと言っては、飲み。
友達が来たと言っては、飲み。
悲しくても、嬉しくても 飲んでますね。
漢詩の感情はとってもはっきりしています。
今度、読んでみてくださ~い。
返信する
意識していました。 (もなみ→おうなさん)
2008-05-08 20:04:16
おうなさん こんにちは。
うふふ、おうなさんを意識して書きました。
先生なんて~困っちゃいます。

「杜牧」調べていただきました?
杜甫が老杜といわれるのに対して、杜朴は小杜って呼ばれています。
お友達が「杜甫」の詩をずっと書いているので、もなみは「杜牧」を書いています。
七言絶句にたけた人なんですけど、字数の関係上今回は、五言律詩と五言俳律の形です。

確かに、昔の中国の人の言葉を聞けるなんて、漢文も素敵ですよね。
紫式部や清少納言と直接話ができるのも 古文の醍醐味だし。
素敵ですよね。
返信する

コメントを投稿

お習字」カテゴリの最新記事