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最良のパートナー The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

2024-04-18 16:11:48 | 聞いてますCDおすすめ



この公演はジョン・コルトレーンの早すぎる死から4年後に、スワミ・サッチダーナンダの主宰するインテグラル・ヨガ・インスティテュートを支援するために行われたスペシャル・ガラ・コンサートで、ローラ・ニーロ、ザ・ラスカルズも出演したというカネギー・ホールで行われたコンサート。
CD1はアリスが当時出した、アルバムのすぐあとで、そこからの演奏に始まった。
昔は信じていなかった、ハープの演奏が落ち着いた雰囲気を醸し、シェップとサンダースのソプラノが静かなスピリチャルなサウンドを作っていて、アレッ、聴きやすいとおどろくけれど、まあ、これはこれでいいか。
実は次のCD2のコルトレーンの2曲がこちらとしては聴きどころになる。
28分の”アフリカ”クリフォード・ジャーヴィスのドラム・ソロかな。から始まってシェップとサンダースのテナー・ソロの交換、これはジョンのグループを超えてきた演奏だろう。
ジミー・ギャリソン、セシル・マクビーの2ベース、エド・ブラックウェル、クリフォード・ジャーヴィスの2ドラムスにしたグループの効果が凄い、思いリズム、ハーモニーにのって、テナーが浮かび上がるし、間に聞こえるピアノがまとまりを付ける。
サンダースが散々咆哮した後に、続いて、エド・ブラックウェルのドラム・ソロ、続いてセシル・マクビーのベース・ソロそれに続いてギャリソンのソロの二つのベース・ソロが何とも懐かしくて嬉しい。
再び二人のテナーが咆哮というか、ジョンをなつかしむように吠えて、終焉を迎える。
次の”レオ”という今日はジョンとのオリジナル形式で発表されていない曲のようで、1966年のニューポートのフェスで演奏されている。
ファラオとシェップのそれぞれのテナーでの叫びに、ピアノが結構な絡みが力強い。ブラックウェルの、これはライヴで受けるという素晴らしいソロがが続き、総出のエンディングで終わる。
こう聞くと、ジョン・コルトレーンの最良のパートナーはアリスだったのだと今になって確信する。


The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

Alice Coltrane アリス・コルトレーン (piano, harp, percussion)
Pharoah Sanders ファラオ・サンダース (tenor saxophone, soprano saxophone, flute, percussion)
Archie Shepp アーチー・シェップ (tenor saxophone, soprano saxophone, percussion)
Kumar Kramer クマール・クレイマー (harmonium)
Cecil McBee セシル・マクビー (bass)
Jimmy Garrison ジミー・ギャリソン (bass)
Clifford Jarvis クリフォード・ジャーヴィス (drums)
Ed Blackwell エド・ブラックウェル (drums)
Tulsi トゥルシー (tambora)
1971年2月21日米ニューヨークのCarnegie Hallでのライヴ録音


Disc 1:
1. Journey In Satchidananda ジャーニー・イン・サッチダーナンダ
2. Shiva-Loka シヴァ・ロカ
Disc 2:
1. Africa アフリカ
2. Leo レオ



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