JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

事の後先 diece / Max Ionata

2011-04-25 21:41:17 | 聞いてますCDいいと思う


しばらくMaxのアルバムを聴いていなかったら、ショップに並んでいて、拾いました。
ところが、このアルバム新しい録音でなくて、2009年の録音のようです。
Maxを日本に紹介したアルボーレさんのアルバムInspiration MAX IONATA Featurring FABRIZIO BOSSSO」というアルバムがあります。
その録音日が2009年3月5日で、とても素敵なアルバムでした。
今度のアルバムを見るとなんと、メンバー一緒となっているのです。
録音スタジオがRelf Reff Jazz StadioというところでアルボーレがTrevignano Romano nello studioで行なわれましたから異なります。こっちのスタジオでセッションをした翌日アルボーレの録音に行ったのです。ちょっとリハをとった感じで、こんな面白い聞き比べ最近めずらしいですね。

アルボーレのMAXのアルバムも聴きなおしました。緊張感ある演奏でとても素晴らしい。ボッソのソロも全開な感じ、良いアルバムでした。
でこの二枚比べるとアルボーレさんのアルバムのほうが緊迫感、張りでは準備してにつめた感があります。

でこっちのアルバムです。
1曲目、ベースのニコーラ・ムレーズの曲が素晴らしい、やわらかいイオナータのフレーズの後、マンヌッツァのピアノソロ、この人、本当にイタリアで第一人者になったと思います。ボッソ、なんとも嬉しいつながりでその後がイオナータ、この人もフレーズの引きだし多いと思っていました。
2曲目が“Coltrane Meets Evans ”という曲ですが、コルトレーンというよりかボッソの素晴らしいソロがあるので、マイルスミーツみたいですが、ここでもマンヌッツァのピアノソロがすばらしい。
3曲目はイオナータの曲、ここからボッソが抜けてのカルテット演奏、これが続くと落ち着いた別の良さが出てきます。
4曲目はピアノのマンヌッツァのボッサをベースにしたバラッド、もちろんピアノ・ソロが本当に一つ一つ素晴らしいと思いながらの1曲です。
5曲目がPOP曲“Who Can I Turn To”ですが、この選曲ちょっと気楽に演りましょう的、すきなのかな、やはりピアノのソロが特出しています。
6曲目イオナータのバラッドは、この後アルボーレでの録音の張りのある曲とちょうど裏返すようにゆったりしているのです。

アルボ-レのアルバムとても良いものでしたが、おなじメンバーで、このように雰囲気が違う事面白いです。
こちらのアルバムは大事の前の肩慣らし、余力をわざと残して、互いにリラックスしながら調和を取っていきます。特出した演奏という感じではありませんんが、とても安定した、この感じも聴くほうは楽しい。

diece / Max Ionata

Max Ionata (ts)
Fabrizio Bosso (tp,flh)
Luca Mannutza (p)
Nicola Muresu (b)
Nicola Angelucci (ds)

1.Astobard
2.Coltrane Meets Evans
3.La Talpa
4.Turn Around
5.Who Can I Turn To
6.Lode 4 Joe
7.L'Altalena
8.Attia(Lease)










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 策謀の法廷 スティーヴ・マ... | トップ | ピアノ・トリオ決定盤 ベス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

聞いてますCDいいと思う」カテゴリの最新記事