JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

律義者の音だくさん  ODYSSEY  /Ted Weed

2009-01-18 22:22:11 | 聞いてますCDいいと思う


ミュージシャンの名前を覚えるのがとても苦手な朦朧頭のmonakaです。
だからいろいろなところで紹介されるアルバムの絵ずらを覚えるようにして、中古屋さんでそれらしきものにあうと、悩みながら選ぶこのごろです。
このアルバムもどこかで見た覚えがあるような、似たようなものがあるような、でも新年初めての中古ということで思い切って購入です。
まずミュージシャンを誰も知りません。
2006年2月にアメリカで録音さらたライブアルバムだそうで、このようなアルバムを選ぶのは中古買いのリスク遊びみたいなもので、良ければ大喜び、悪ければなんだかねーと思うお遊びです。
そしてこれはかなり、正解、結構驚くべきミュージシャンです。
1曲目ベニー・ゴルソンの“Along Came Betty”なんて曲から初めて結構正統、確りとスイング、ハードなフレーズが連なります。
2曲目はファンキーな演奏、ジュニア・マンスみたいな雰囲気があります。
3曲目はテイタムみたいなスライドもいれて、可憐なバッキングと力強いシングルトーン、リズム陣の確りしたベース音、バスドラがこのように鳴らすのは最近ないかもしれません。
4曲目はJ・レノンとP・マッカートニーの“I Will”という曲、これもただのポップスにすることなくうまく料理している感じです。
5曲目コール・ポーターの曲をとても律儀に、ある意味ある升目をすべて埋めるようにきちんと弾いてくれます。サイドのベースもこれが完全なリズム楽器にってしていて、なんだか凄く確りとした演奏で、なる音はどぎつい訳ではありませんが、きっちりと鳴らしてくれているピアノです。
6曲目はS・ワンダーのメロディです、そのまま弾くのでなくアレンジをしてJAZZの曲のように結構こっているのです。
どの曲もライブで結構長く(8分台かそれ以上)飽きるかというと、うまく変化を持たしていて結構技量あります。
普段聞くピアノの演奏とはちょっと違っていて、でもその違いがとても気持ちよいピアニスト、バリー・ハリスよりか確りしていて、オスカー・ピーターソンよりか硬く余裕はないけど、ジュニア・マンスみたいに楽しいところがあるという感じでこのようなピアニストがアメリカにいるのはでも凄いです。
ほんの20人しか入らないような小屋でこれを聴いたらぶっ飛びます。
そんなアメリカの深い実力とJAZZの本流が流れる演奏に感じました。

ODYSSEY Live at The Firefly Club /Ted Weed

TAD WEED(p)
KURT KRAHNKE(b)
SEAN DOBBINS(ds)

1. ALONG CAME BETTY
2. DON'Y KNOW WHY
3. FAMILY GUY
4. I WILL
5. WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
6. WONDER MEDLYE
7. FIVE BROTHERS
8. DAT DARE


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