KITIL BJORNSTADのアルバムを結構集めていた。ECMで出していたころは結構かっていたが最近では、同じ感じがあるのでもういいやと、あまり気にしていなかった。
サブスクで知らないアルバムをみたので、調べたら2023年の新しいアルバムだった。
そして聞いてみると、なんとフェンダー・ローズを弾いている。過去にフェンダーを弾いているのは記憶にないし、これがとても心地よいい。
お値段がちょっと高いけど買ってみた。
届いたアルバムをみると、箱に入って、ブックレットもしっかりついて、なんとグランド・ピアノ演奏との2枚組だった。
ノートを見るとCD1枚が23曲、1のグランド・ピアノ演奏と2のフェンダーはおなじ曲並びになっている。
まずはおなじみの1のグランド・ピアノからききはじめるけれど、今回結構気合が入った曲並びになっているのではないだろうか。「NIGHTWALKER」というタイトルで、オスロの夜の街をなどのイメージがまとめられたようで、雰囲気が統一されているのが良い。
これは従来聞いてきたピアノ演奏の中でも上位にいく感じと思う。ただこのような作品が多いので、もういいんじゃないという方もいると思う。
そしてそれを覆すのがCD2のフェンダー編。
これがフェンダーの音色をいかに使って曲をどのように表現するか、もしくはフェンダーの音色のために書いたのではないかと思うぴったりな曲で、これは凄いと思う。
エレピが最近復権してある場所を作って来たけれど、まさに時代をこえてその存在を示したような演奏になったのではと、あえて言いたい。
全23曲、このフェンダー・ローズの流れを、川をゆったりと下っているような、安定感につつまれる。
BJORNSTADさん、結構なお年になっただろうけれど、心はお若い。
KITIL BJORNSTAD、かなり好きで随分さがしてあつめたから、一度並べておこうかな。
とりあえず、今回のフェンダー・ローズの1曲をぜひ聞いてみてください。
NIGHTWALKER / KITIL BJORNSTAD
1.NIGHTWALKER (TWILIGHT VERSION) 03:42
2.A CERTAIN MOOD 02:07
3.REGRET 02:03
4.TRUST 02:40
5.PROMISE 05:30
6.HER SMILE (COW CRADLE SONG) 04:57
7.DARKNESS 02:57
8.ON THE EDGE 03:50
9.THE LETTER 02:26
10.NIGHTWALKER (PAST MIDNIGHT VERSION) 01:45
11.THE SECRET 02:52
12.EXPECTATIONS AND ANXIETY 04:25
13.LONGING 01:30
14.APOLOGY 04:35
15.SO WHAT 02:41
16.UNDERSTANDING 03:20
17.THE SUITCASE 02:48
18.THE REPLY 02:37
19.ON THE MOUNTAIN 02:18
20.THE CONSEQUENCE 02:19
21.A HIDDEN PLACE 03:10
22.BETWEEN THE LINES 01:28
23.NIGHTWALKER (EARLY MORNING VERSION) 01:56
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます