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タンゴとチェロの相性 TANGOROM / LOCO CELLO

2023-03-16 17:37:58 | 聞いてますCDおすすめ


ギター、チェロ、ベースのグループで、コンテンポラリー・ジプシー・ジャズとあったので、面白そうなので注文した。
LOCO CELLOというグループ名だったので、気が付かなかったけれど、届いてみるとチェロはSamuel Stroukだった。この人とは2012年に出会っている。「EST」というアルバムでかなり気に入った。



その後「Tanguillo」でも素晴らしいアルバムだった。



クラシックも弾く(そちらがメインか)凄い技量は折り紙つきだから、これは出会ってよかった。

1曲目はピアソラの”オブリヴィリオン”とうれしいスタート。ギターがテーマを弾いてチェロが次のテーマで柔らかく入ってくる心地よい始まり。LOCO CELLOというグループは、チェロのサルークとギターのサミエル・ストルク、ベースのJérémie Arrangerのトリオでそこにビエリ・ラグレーンとアンドレア・ムワニャールのギターが曲によって加わる。というよりか7曲目まではどちらかっが加わっているので2ギター、1チェロ、1ベースの弦音楽になる。
2曲目でそのラグレーンが加わるけれど、ストルクがリズムを刻んでラグレーンがソロなのだろうか。ギターを聴き分けるのは私には不可能で、もっぱらチェロの方に耳が良く。2曲目チェロはゆったりした主題を弾く。
3曲目もピアソラの” Vuelvo Al Sur”を哀愁あるチェロの流れが心地よい。3曲のピアソラの曲のあとはストルクのちょっと現代的なになった曲。
5曲目はラインハルトの曲で2本のギターが美しく絡み合う。6曲目はサルークとの共演していたバンドネオンのヴィンセント・ペリーニのこれはジプシー調の曲でテクニカルなサルークのソロ。
7曲目~10曲がこのトリオの演奏。8曲目はtチェロの早引き。9曲目はブロッホの”ある祈り”チェロでよく演奏される曲。
10曲目がシューマンの”古城のうえで”というこれもチェロでの美しい曲。
最後にグラッペリとラインハルトの曲”Tears ”ベースとギターのデゥオでチェロはお休み。
タンゴではギターとアコーディオンが一番だけど、そこにチェロが入るのもこれとてもいい味になります。

TANGOROM / LOCO CELLO

Samuel Strouk (guitar)
François Salque (cello except 05, 11)
Jérémie Arranger (bass except 07, 09, 10)
Adrien Moignard (guitar on 01, 03, 04, 05, 11)
Biréli Lagrène (guitar on 02, 06)
2023年フランス作品

01. Oblivion (feat. Adrien Moignard) 4:30
02. Armaguedon (feat. Biréli Lagrène) 8:07
03. Vuelvo Al Sur (feat. Adrien Moignard) 6:50
04. Upper East (feat. Adrien Moignard) 5:23
05. Clair De Lune (feat. Adrien Moignard) 3:53
06. Trucmuche (feat. Biréli Lagrène) 4:03
07. Csardas, Pt.1 4:15
08. Csardas, Pt.2 3:15
09. Prière 3:47
10. Auf Einer Burg 3:22
11. Tears (feat. Adrien Moignard) 2:28


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