JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

音楽のお兄さんたち  Palo Alto / Thelonious Monk

2020-10-13 17:07:45 | 聞いてますCDおすすめ


発掘という形で発売は、エバンスやコルトレーンなど毎年発売されて、これはというのは買わざる得ない感はあるけれど、最近は慎重になっている。そんな中でこのアルバム、モンクは久しぶりだし、これは嬉しくなって購入した。



その久しぶり、モンクのこのアルバムの1968年はジャズを聴き始めてたころで、勉強し始めってころだった。そのころ新しいアルバムすごい人気のミュージシャンとは言えない。ジャズの聴き始めにモンクからスタートする人は珍しいと思う。私のころはラムゼイ・ルイスなんて人がいたし、ジャック・ルーシェから入ってブルーベック、ピーターソンやエバンスに行くというのがすたいるじゃないだろうか。ここらへんでパウエルに帰っていく人が出てきて、そして文句が登場するというのがパターンかな。
ジャズ・ピアノを聞いてパターンが解ってきてピアノ・スタイルになじんでいくなかで必ず待ち構えるのがモンクじゃなかっただろうか。
ジャズ・ピアノの聴き方の幅を広げて確かなものにしてくれた人だと思う。
私のジャズ・ピアノの聴き方に大きく影響を与えた一枚がこちら




ジャズの一所懸命聞き始めたころにかったアルバム、最後のラウンド・アバウトでコルトレーンが吹いているのがうれしかった。じつはこれからモンクを追っかけるということはなく、マイルスの変化なんかに若者は行ってしまったわけです。

こちらはだいぶたってから再認識という感じでソロ・ピアノを買いました。



最近モンクはもっと持っていたいと思ってタワレコ編集のこのアルバムを買いました。



古い演奏が3枚にはいっていてこれをずっと聞くとモンクが解る。って全然今度のアルバムについて書いていない。モンクとの関わりの方がおもしろくなちゃいました。
でこのアルバムですが、音楽の力で人種の垣根を超えることを願った一人の高校生が企画し、カルフォルニア州の普通の高校で行われコンサートの模様です。



コンサートの意味と聴衆のレベルを考えて、なんと優しいモンクでしょう。メンバーもみんなそう。テナーもベースもドラムスもとても分かりやすいフレーズで、そしてコンサートだからモンクのいつもの音楽がならんでいる。
これって毒抜きモンクって文句は言わないって当たり前のギャク。
好きか気に入らないかは別にして、テレビで演ってもいい音楽のお兄さんたちという感じでした。

Palo Alto / Thelonious Monk

Thelonious Monk (piano)
Charlie Rouse (tenor sax),
Larry Gales (bass),
Ben Riley (drums)
1968 10 27


01. Ruby, My Dear
02. Well, You Needn’t
03. Don’t Blame Me
04. Blue Monk
05. Epistrophy
06. I Love You Sweetheart of All My Dreams

コメント (2)
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