ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

なんとなく

2003年11月30日 01時09分00秒 | 日記
雨が降り続いているので外にお散歩にも出かけられないし、ぼくはじゅうたんの端っこでおかあさんに見つからないように、カリカリやっています。
雨の夜は目の悪いおかあさんは車の運転が不安なので、そうそういつも、おとうさんがアッシーくんしてくれないし、きょうはおねいちゃんちにはぼくも行きませんでした。
電話をするとワリと機嫌のいい声。おともだちがきてくれているようでした。でも、そのおともだちが来てくれる事も彼女には負担なときもあるようです。ともだち大好き人間のおかあさんには、そんな負担になる気持ちがわからないのです。
わ~、たいへん、とおろおろして、それから、なんとなくゆううつな気分になって落ち込んでいるおかあさんです。
ぼくはよれよれの毛のまま、しばらくブラッシングもしてもらっていない・・・
あしたも雨なのかな。

顔面神経麻痺

2003年11月29日 00時41分00秒 | 日記
おねいちゃんが数日前から様子がおかしい、というので、毎晩のようにおねいちゃんをお見舞いに行っています。
どうやら、ストレスからくるもののようで、可哀相に、右目は閉じられず、右唇も麻痺して咀嚼もうまくいかないようです。
内緒で、おかあさんはおねいちゃんの勤め先の所長さんと電話で話してみました。おねいちゃんのリーダーという方は、とてもいい方のようなのだけど言い方がストレートで、子どもっぽいおねいちゃんには少ししんどかったようです。でも、電話のあと、彼女と同僚の子がおねいちゃんのアパートにお見舞いに来てくれて”なんだか、とてもやさしくしてくれるの”って、何もしらないおねいちゃんが言っていました。
ステロイドのかなりきついお薬を点滴するので入院してもいいよ、とお医者さんはおっしゃったそうですが、その時はぼーっとしていてお返事もできなかったのですって。
おねいちゃんちへは車で1時間ちかくかかるので、ちょっとタイヘンなんだ。だから、ぼくもおかあさんも、しばらくはこのCafeに来られないかもしれないの。 いつも来てくださった方には必ずお伺いはしていますが、失礼してしまうことあるかもしれません。ごめんなさいね。

ぢっと手のひらに

2003年11月27日 14時25分00秒 | 日記
いつも思うんだ。
ぼくは犬にしてはおしゃべりなんだ、と。
黙っているのは”腹ふくるる業なり”なんだ。
だから小さい時から自分の思った事を日記に書いてきた。小学校の先生がぼくの日記を見て「愚痴日記だなぁ」と言って、”もものぐち日記”と名づけてもらったこともあるの。
小説を書いてみたいなぁ、なんて思っていた頃は、あ、こんな感情やこんな情景の描写は、と思いついたフレーズを書き込んだりした。
現実に目覚めた今は、もうそんな大それた事を思ってはいないけど、やはり、感動はとどめておきたい。忘れん坊だから。。。

北原白秋だったと覚えていて、探してみたけど見つからない”ぢっと掌の中に・・・”という一節。ぼくの中にある憧憬なんだ。
あと30日で、このCafeのKさん消滅しちゃうのだって。俳句へのあこがれだけで、時々おじゃましてたのだけどさびしいなぁ。せっかくお誘いもしてくださったのに、ぼくの力ではとてもとてもついていけそうにない。

紅葉

2003年11月26日 00時18分00秒 | 日記
お墓参りを兼ねて、奈良公園にお散歩してきました。この公園は松が多いので、銀杏や楓のもみじがひときわ目立ちます。
わぁ、きれいきれいとおかあさんは大はしゃぎでした。ぼくも、鹿さんたちを見てちょっと戸惑いましたが、彼らは犬になれているようで、ちらと一べつするだけです。
ちょっと写真を撮るつもりが、長野から来た一行の方に道を聞かれて、じゃ、ご一緒しましょうと大仏殿から二月堂、三月堂を回ってきました。二月堂の回廊からはちょうど夕日が沈むところでとてもきれい。おかあさんの写真の腕ではとても捕らえきれませんでした。
写真に撮ろうとするあまり、本当の姿が目に入らないような気もしてきました。
デジカメを始めてから、物を見る目が変わってきた、細かいところに気付くようになった。だけど、わっ、きれい、と感動したとたんに写真を撮りたくなって、もっと深いところでの感激がなくなってきちゃったかな、なんて気も少ししています。
駆け出しの”カメラマン”だから、そんなことを思うんだね。
いっぱい歩いて、ぼくはきょうもくたびれました。