ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

新幹線のぞみ

2008年10月29日 01時00分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんは、とりあえず無事帰ってきました。
次の朝、おにいちゃんたち(お嫁さんと)がホテルにお迎えに来てくれるまで近くの「横浜公園」というところまで一人でお散歩してきました。

本当は少し足を伸ばせば「山下公園」とか中華街とかという手もあたのですが、それほど早起きもしなかったし、第一、方向音痴なので、一直線のその公園でもせいいっぱいだったのです。(それでも、帰り道、あわや、と思ったのでした)*(汗)*
その公園には何の変哲もない古びた灯篭に説明の看板がありました。
”この灯篭は明治初年のものと思われるが、震災、戦災で多くの文明開化期の遺物を失った横浜にとっては貴重な文化財といえよう”とありました。そうなんだな、横浜って、ちょっとかわいそうな街なんだね。
猫が何匹もいました。少しの時間に4匹の写真を撮りました。

ようやくお迎えが来て、いざ『鎌倉』
しかし、電車だと20分くらいだというのに、車は渋滞。
たまたま停めたパーキングの前にあった「長寿禅寺」というお寺と建長寺、こちらは鎌倉五山第一の立派なお寺らしい。和尚さんが面白そうな講和を門の下でなさっていました。

それから、おしゃれなお店でお昼。昨夜はおにいちゃんがご馳走してくれたので、おかあさんがお会計を、と手を出すと、今日はお嫁さんの番になっていたとのこと。
でも、彼女は、おかあさんが持っている伝票を執拗に取り戻そうとはしませんでした。。

新横浜に戻って新幹線。
大阪へは10分ごとくらいに出ているようでしたが、窓際の席を、ということで2,30分待つことに。駅の上の階のフードセンターで人気ナンバーワンという駅弁と美味しそうなパンを買い込みました。

いよいよ、のぞみ~*(新幹線)*
鉄道ファンならずとも、なんだかわくわくしてきます。
かものはしのような顔をした700系というのがホームに滑り込んでくると思わずカメラで撮りたくなったおかあさん(もっとローカルな駅だったら、、、)

ちょとお借りしてきたこの写真、文句言って申し訳ないけど、あまり迫力がありませんネ。
でも、新幹線って快適でした。速いし振動は少ないし、飛行機なんかよりよっぽど広々してるし。このまま博多へでも~

窓際の席も、もう外は真っ暗になっていたし、すぐに寝てしまうので意味がありませんでした。

まだ、あります!
月曜日は朗読の勉強会でした。テキストが無い、と前日の夜にあわてていました。
それまでに練習しとけばいいのに、直前になって。
当日、あたふたと電話をしまくって、余分に持っている人のところに借りに。もちろん下読みもなし、ぶっつけ本番。

今日、旅行かばんを片付けていて、そのテキストがかばんの中から出てきました。
帰りの新幹線の中で予習でもと、目を通そうと持って行ってたのをころりと忘れていたのでした、とさ*(びっくり1)*




1泊500円のパソコン

2008年10月25日 00時26分00秒 | 日記
22日までは全国的に晴れのお天気が続いていたのに「富士山を見る」オフ会の23日と24日は雨でした*(涙)*

それでも、一瞬の雲の隙間から、肉眼ではさだかでない富士山が、カメラではてっぺんのほうの登山道のじぐざくがはっきり写っていました*(デジカメ)*

それにしても富士山って、どうしてこう、心ときめくものなのでしょう。

宿泊の手配やら、バスの手配やら、それに当日、参加してくださって車で案内してくださった方々に感謝です。

新宿でみなさんとお別れして、晩御飯はおにいちゃんとお嫁さんといっしょでした。途中から、長い間会っていなかった姪のKちゃん(横浜にいます)も駆けつけてきてくれ、楽しいときをすごしてきました。

さて、このホテルに来る途中にいっぺん入ってみたいと思っていた”インターネットカフェ”があって、夜、一人で行ってみようかと内心思っていたのでしたが、ホテルのフロントに「1泊500円」のパソコン貸し出しというのが目に留まって、早速、それを借りてきたわけです*(コンピュータ)*

ぼくのおかあさんは、ひとりでホテルに泊まって、自由気ままに手足をのばし(いつも、そうですが…)インターネットを楽しんでいるなんて、とってもおとなになったような気分でいます。

さぁ、これから何をして遊ぼうかなどと。
明日の晩、ちゃんとぼくんちに帰ってくるのでしょうか・・・




微妙

2008年10月22日 00時07分00秒 | 日記
217年ぶり、なんていうのにとても弱いぼくのおかあさん。

今日は、西国33ヶ所の第3番粉河寺におまいりしてきました*(クローバー)*

ご本尊の観音さんのご開帳だと思っていたら、重要文化財の千手堂のご本尊の千手観音さんなのでした。微妙なところ、、、

結縁のロープがつないであって、しっかりとお祈りはしてきましたが、残念なことに遠くて暗いのでお顔も良く見えませんでした。
お着物のすそが亀甲模様のようで珍しいな、と思いました。金箔がよく残っていてとてもきれいでした*(キラキラ)*

何百年ぶりとかで、数年前に清水寺の観音さんもおまいりしたけど、もう、どんなお顔をなさっていたか、とっくの昔に忘れてしまっているし、それはそれでいいのですが、、、

気を取り直して、近くの根来寺へ。
こちらもとても立派なお寺で、行者堂の役の行者像(神変大菩薩とも呼ぶそうです)はなかなかでした。
これは、東京から一人で来ていた若い女性に教えてもらって、そしてすぐにお友だちに~*(ハート3つ)*
この方は車で待っていたぼくのことをとてもかわいい、と言ってくれたのでした


それから、微妙なことがもうひとつ、、
ぼくのおかあさんはタイミングが悪いというのか、テンポが悪いというのか、、

おにいちゃんの結婚式から帰ってから美容院に行ってきれいにしたとき、フツーはその前に行くものじゃないの、と人に言われて、そういえばそうだ、などと思っていたのでしたが、今度はCafeのFちゃん会のオフ会です。

う~ん、美容院に行ってきれいにしてもらおうかな、などと考えているうちに、もう、明日、出発なのです。。
微妙なヘアスタイルです*(涙)*



音楽と読書の秋

2008年10月16日 16時09分00秒 | 日記
先日、ぼくのおかあさんはコンサートに出かけました*(音符)*

いつものことなのですが、時間の感覚に疎く、5時開演なのに、環状線福島の駅の改札を出たのが4時55分。
会場のシンフォニーホールまでは歩いて7、8分はかかります。小走りに走りました*(ダッシュ)*
すると、他にもお仲間がいたようで走っています。途中、信号がいくつかありますが、あまり自動車も来ないので無視。2、3人の人は、スピードをゆるめることなく、みるみる遠ざかって行ってしまいました。後姿しか見ませんでしたが、お尻の格好や来ている洋服などから、決して若くはない、多分、同年代か、それより上くらいのおばさんたちだと想像できるのでしたが。
おかあさんは開演に間に合わないかもしれないということより、歩いたり走ったりしかできない体力の無さに情けなくなりました*(涙)*

それでも、駅の時計が早まっていたのか何とか間に合いました*(OK)*

最初の曲は、もう忘れましたがーー
お目当てはブルッフのバイオリン協奏曲でした。
もう何年も前のことですが、初めてこの曲を聴いたとき、しびれたのでした。
今回は前橋汀子さん。女王さまのような方でした*(キラキラ)*
しびれたというだけで、おかあさんはバイオリンのこともわからないのですが、今回もやはり、ああ、来てよかったと感動の波が押し寄せてきたのでありました*(ハート6つ)*
後半のブラームスも気持ちの良い曲ではありましたが、あまり印象には残っていません。

ぼくはおうちで読書の秋を楽しんでいました。犬が著者なのです。しかも、ぼくとおんなじヨーキーです。
人間とどう付き合っていけば幸せな犬生をおくれるか、などと書いています。。


さて、今日はとても気持ちの良いお天気です。お庭の木陰で、おかあさんは、大人が昔の子ども時代を思い出しているのではなく、子どもの目で書いているという中勘助「銀の匙」を今、読み終えました。

とってもぜいたくな時間を過ごしているなぁと感謝です*(クローバー)*




匂いと臭い

2008年10月03日 01時08分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんはとても目が悪いのですが、そのかわりに鼻はとってもいいのです。

ハワイ島のホテルのエレベーターに乗ると、いつもなんともいえない良い匂いがするのでした*(ハート3つ)*

それはホテルのシャンプーの匂いでした。

毎日持ってきてくれていた小さなボトルを大切にもらって帰って、ときどき、我が家でもその香りを楽しんでいます。

・・・
留守中に、少し、いえ、とても悲しいことがあったのです*(涙)*

もう1ヶ月も経ったので、ようやく、ぼくは日記に書くことができます*(ペン)*

帰宅して、しばらくすると、なんだか臭いのです。

ぼくのおかあさんの実家はとても古くてぼろぼろの家だったのですが、子どもの頃、床下で猫が死んでいて、そのときの臭いをいまだに覚えていました。

それと同じ臭いなのです。
どうも、ぼくんちご自慢のデッキの下のようです。
とてもおかあさんは自分では見に行けないので、おとうさんに見てもらいました。やはり猫が死んでいました。

翌朝、市役所に電話をすると「敷地内の異物は箱に入れて玄関の外に出してください。取りに行きます。」
そのとき、おとうさんはあわてて”おれはもう出かける”と言っています。

「いぇー、そんなことできません。お願いですから」と電話口で必死に頼んでいるおかあさん*(汗)*

市役所の人は親切でした。ちゃあんと、熊手と棒のような道具を持って、デッキの下からとってくれました。

そのとき、ぽとり、、、
もう、骨のようになった細い足が落ちたのを、おかあさんはいつまでも忘れることができないでいます。

かわいそうに、飼い猫だったのかもしれません。野良だったのかもしれません。

でも、猫は家人の知らないところで死ぬらしいのですって。
ぼくんちがしばらく留守をしている間、ここなら大丈夫だろうと死に場所を決めた猫。
迷惑だけれど、なんだか縁があったのだと思うと、無事、天国に行っていますようにとお祈りしました。
おりしも漱石さんちの猫も、死んで100年になるそうです。


今晩もおかあさんは例のココ椰子の香りのシャンプーをしていました。でも、コンタクトレンズをはずしてよく見ると、リンスだと思って使っていたのは”モイスチャライザー”だったのです*(爆弾)*

どうりで、香りはいいのだけれど、なんだか髪の毛がバシバシするなぁ、と思っていたのですって*(びっくり2)*

大切にしまっている袋に、コンディショナーは別にありましたとさ~

上の写真はぼくが死んでいるのではありません。こんなおかあさんにあきれかえっているのです*(ラブリー)*