ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

こんな小春日和には~

2012年11月25日 11時56分24秒 | 日記

秋でもなく、冬でもない、水道から迸る水(もちろん瞬間湯沸かし器のお湯なのだけれど)が外からの太陽の日差しできらきらと輝いているのを見ながら、お茶碗を洗って、いっぱしの詩人のような気分になっているおかあさん。

ぼくはお外が明るいので、きっと暖かいだろうと思い、ドアをかちゃかちゃと手で音をたてて、おかあさんをうながします。

「寒いわよぅ」と言いながら、勝手口のドアを開けるおかあさん。

ほんとだ、日のあたっているところはあったかいけど、日影は寒いや。

おかあさんは台所の片づけをしてパソコンに向かったので、ぼくはその下のこたつにもぐっています。

でもすぐに暑くなるから出たり入ったりするけれど、人間は辛抱強い。

昨夜なんか、ストーブをつけて、こたつに入って練乳入り抹茶あずきアイスキャンディを食べていました。

シーズン終わりのころ、生協さんのカタログに載っていた4個入りを2袋も買っていたので、それからうんと寒くなって食べる時期を逃していました。

早く食べてしまわないと、そうでなくてもいつも冷凍庫が満杯状態、次の冷凍品が入らないのです。

さて、今日はどこにも出かける予定もない、部屋中散らかっているけどまぁいいか、と先日ダビングさせてもらった辛島美登里のCDを聴こうとしたら・・・なぜか音が出ない?

CDプレーヤーが故障かも、と、これまた先日ゲットしたばかりの佐村河内守の交響曲第1番≪HIROSHIMA≫を聴いています。

CDプレーヤーは故障していませんでした。

佐村河内さんはもう2週間くらい以上前、テレビから流れている音にひきつけられてテレビを見て初めて知り、アマゾンで注文したのが2,3日前にようやく届いたのでした。

とても長い曲なのでまだ全部を聴いていませんが、少し苦しくなってきそうなところもあります。

苦しいとき、悲しいときは切ない胸に迫る曲を聴くのがいい、というのがぼくの持論です。

この日差しの明るい昼日中に聴いているのはもったいない気がしますが、とてもぜいたくな気分でもあります。

さてと、おかあさんはさっき、残りのご飯ででっかいおにぎりを3個もつくっていました。

今までのおかあさんなら、ぼくとちょっとお散歩の遠出でも、と考えていたかもしれないけど、もうぼくは人間の目的とするところに向かって歩く気はないんだ。

気ままに、この角を曲がる、ひもでひっぱられたら踏ん張って別の方向に向く、道の十字路のマンホールの上でうんこをする。

お庭で食べるつもりかもしれない。ひとり。。。

おかあさんが庭仕事をしているとき、ぼくがそばで日向ぼっこでもしているのがおかあさんとぼくのとびきりのしあわせだったのだけれど、今は、家の中の日の当るところで寝ている方がいい。

 

 


パブリカ

2012年11月05日 18時33分04秒 | 日記

昨日の朝日新聞「天声人語」読んだ?

トヨタ・パブリカのことを書いてありましたね。

50年前にトヨタはドアの無い車(戦闘機のように屋根をずらして乗るんだって)を作っていたんですって。

ドアの無いパブリカスポーツは2台の試作で終わったけれど、その後「ヨタハチ」の愛称で呼ばれるトヨタ・スポーツ800に結実と。

ぼくのおかあさんにとっては最初の車、パブリカ。赤のかわいい車だったけど、カラー写真でないのが残念です。

先日来、断捨離のまねごとで写真の整理(整理しているのやら、散らかしているのやら・・・)中に出てきたのをデジカメで撮っていたのです。

昭和43年、パブリカとしては最後の車でした。

以後、国産車は大きく華美になり小型スポーツ車は定着しなかった、、名だたる家電メーカーの苦境も内外の消耗戦の結果だと。そして、青いが熱かった半世紀前に立ち返るのも手だろう。「こんなものができたら面白い」と遊び心こそ、ものづくり再生のカギに思えてならない、と、天声人語氏は結んでいますが、その名だたる家電メーカーにも縁があったおかあさん、そうかなぁ、となんだか複雑な気分です。

しかも、少し前のことのように思っていたけど、半世紀近く!