ももすけの日記

黙祷して平和を願ふ終戦忌
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

新聞

2018年01月21日 16時45分45秒 | ひとりごと

毎日出歩いていると、ゆっくり新聞を読むこともないのですが、今日は何も予定ないのでゆっくりと。

(良いお天気でベランダにお布団を干しました。あれ、黄砂のような汚れが、もう!)

 

『日曜に想う』

日本の野生動物は増えている?

半世紀近く野生動物を撮り続けている写真家の話がおもしろい。

別荘やペンションが並ぶ区域の車道、路面をペロペロなめるサル、道に撒かれた凍結防止剤の塩分を取っているそう。

クマが人を襲ったり、イノシシやシカが農地を荒らしたりというニュースを聞くたびに、人間が彼らの環境をこわしてしまったからだ、と心を痛めているのですが、違う側面もあるということらしいです。

自然は傷つけられるだけでなく、退いたり進んだりしながら柔軟にしたたかに態勢を変えていく。たとえば、日本の大部分の森林は人工林だが、人が薪用に伐採しなくなり下生えがのびのびと生育し、動物にとっては楽園となる。

今、日本社会では人口が減り、少子高齢化が進む。今度は人が退き、動物が前に出てきているというわけだ、と。

この動物写真家、宮崎学さんの本「森の探偵」を読んでみたいと思います。

その次に、すてきなイラストの全面広告記事がありました。 ちょっと、よれよれ(苦笑)

建築後、アフターサービスもきめ細かでなくて(文書や冊子などは送ってきますが)不満はありますが、なんといっても、今の時期、暖かい家でありがたいと思っています。ルックス(ルックスに弱いですから)に惚れて建てたのでしたが、こういう広告をだすハウスメーカーの家に住むことに少し誇りを感じます。

あと、読書欄では「仙人と呼ばれた男」。熊谷守一という画家、初めて知りました。”変わりもので周りから敬遠されていた青木繁が、守一には心を開いていた、とある、青木のほうは知っていた(教科書に載っていたような)けど。今、東京で没後40年回顧展をやっているそうです。大阪ででもあれば見たいと思います。

もうひとつ、「不死身の特攻兵・軍神はなぜ上官に反抗したか」がおもしろそう。佐々木友次という兵隊さん、9回特攻を命じられ、ちゃんと敵を攻撃して、また帰ってくるを繰り返したのだそうです。へええ、そんなことが出来たんだ?!ちなみに、この方、2016年92歳で亡くなられたそうです。

それから「宙の名前」という本も図書館で予約しました。

 

 


「老年的超越」

2018年01月17日 13時49分16秒 | ひとりごと

スウェーデンの社会学者、ラルス・トルンスタムとかいう人が1989年に提唱した概念、とあります。

超高齢者になると、それまでの価値観が「宇宙的、超越的なもの」に変わっていく。

①思考に時間や空間の壁がなくなり、過去と未来を行き来する

  (すごく楽しい~~! ドラえもんみたいだね。お年寄りと話している時、そう感じる時あります。)

②自己中心性が低下し、あるがままを受け入れる

  (これこそ、”超越”でかっこいいと、ぼくは思う。まあ、諦観というものかも。)

③自分をよく見せようとする態度が減り、本質がわかるようになる

  (そういえば、ぼくのおかあさんも、お化粧してもあんまり変わらへんなあ、と思うようになってきました。)

 

100歳近い人の心の内には、70代ごろまでの人とは異なる「幸福感」が存在するとの分析結果が、日本でも浮かびあがってきたのだそうです。

体力が衰え始める60~70代では、出来ないことに不安が募り、鬱々とした気持ちが高まるが、85歳以上になると超越する傾向が強まる、と。

大病すると強まる傾向も、とありますから、おかあさんの場合、それかもしれません。

 

ありがたい、おかげさま、あるがまま、そう思えるのは本人も幸せですが、周りの人も幸せにすると思います。そんな可愛いおばあちゃんになれればいいなと思います。

 

 


冬籠

2018年01月08日 22時20分39秒 | ひとりごと

お正月の三が日はあわただしく過ぎ、4日はコーラスの初練習でした。(いつもなら、次の週から始まるのですが、今年は2月に30周年コンサートが控えているので) そして、5日は午前、老人体操(ほんとは生き生きシニア体操と言う)に、午後からはボランティアサークルの定例会・新年会、と続きました。

そして、土、日、月、3日間、出かけることなく(お買い物も、冷蔵庫、冷凍庫、食品庫で十分間に合っています。今日、生協さんが配達してくれましたが、まだまだ余裕で蓄えあります!)なんと、ゆったりとしたことでしょう。

おとうさんが出勤するとき、おかあさんはパジャマのまま見送り、帰ってきたころはお風呂に入ったあとなので、また、パジャマです。パジャマも普段着も大して変わりませんが、、、そして、もちろん、お化粧なんてしません。

その間に、去年リフォームした台所、風呂場、トイレの保証書や説明書の整理をしたり(今は住宅設備の10年点検とかでお風呂の乾燥機や食洗機の登録をしなくてはいけないようで)、ハッと気づいて、姪の子供の成人式のお祝いを用意したり(遅いってー、今日だったんだ成人式!)。

 ネットのメルマガで来るバーゲンのお知らせで、洋服や帽子を注文したり(これが、なかなか迷って、、たのしい~)。

コーラスの譜面、今回はじめて、家でまじまじと。暗譜どころか、音程もまだつかめていない、一人では歌えない状態です、、、どうしよう、、、といっても、、

明日はキーボードで練習してみよう。。。そのコーラスの仲間も、みんな高齢になって、去年の末で退団した人が二人。そのお二人に、ちょっとしたお便り書いて、頂き物のお菓子がたくさんあるので、明日にでも持っていこうと思っています。

もう一緒に歌えなくなるお仲間、心をこめて大切にしたいと思うのですが、不吉な思いもよぎります、そういえば。

 

一人の方、私が頚椎の怪我で入院していたときにお見舞いに来てくださって、退院してからも親しくさせてもらったのだけれど、認知症状が出て退団された。

一人の方、前の25周年コンサートの前に、ちょっと私の知らない何かがあったようで、退団された。かなり年上だけれど、テニスも一緒にしていたこともあったし、なぜか気になってお手紙書いたら、きれいな文字でお返事いただいた。その後入院されてお見舞いにも行った。元気に退院されて、お礼も頂いたのだったけれど、その後、急に悪くなられたようで亡くなられる。

もう一人の方、25周年の時の司会をした私をたいそうほめてくださり、以来、一目おいてお話してくださった、元校長先生。お元気だったのに、桜の咲く去年4月、朝になって亡くなっておられた。

お三人とも、ご高齢。私の関与するところではありません。関与したからではなく、むしろ、もう、会えなくなるという予感が潜在的に私の方にあっただけかもしれませんが。でも、きっと、みなさん、心の中でよろこんでいてくださったと思います。

さて、明日はきっちり洋服を着かえて、まず、郵便局で現金書留を送り、お二人のお宅に行こう。もう会えないかもしれないけれど。

 


去年今年

2018年01月06日 19時24分09秒 | ひとりごと

今年になって、もう6日になります。

あっという間の5日間でした。「貫く棒の如きもの」も何も見いだせないまま。

「平凡を大切に生き去年今年」とはそのお孫さん、稲畑汀子。

なんとのう水煌めいて去年今年、、、、うふぁふぁ、大胆にも同じページに書く、か(?!)

本日の天声人語ーーーーー言葉の真価は、誰が言ったかではなく、誰が聴いたかで定まる。中高生がとっておきの言葉を紹介する「私の折々のことばコンテスト」より

最優秀賞「あんたの根っこ見つけて水やり続けるねん」農業を志すも家族に反対される。中学で3年間一緒に花壇の世話をした用務員さんに「自分の根は自分にしかわからへんねや」と応援してくれ、農業学校に進む女の子。意外にも、その名言の主は「そんなこと言うたかな」と!

言葉、って本当におもしろい。

「折々のことば」本日は萩原朔太郎の『月に吠える』序、より。だがしかし、私は鷲田清一さんの言葉が気に入った。

うちの犬は時折縁側に座り、静かに庭を眺める。愛への渇きや捨てられた悲しみに疼くのではなく、自身を温かく包む光に思いをはせているのだったらいいのに。

だが、言葉はやっかいでもあります。

去年、ぼくのおにいちゃんは部長になりました。42歳です。結構な大手の会社。30歳で課長になったのも、面白いいきさつがありましたが、それはまた、いつかお話しましょう。お嫁さんも、やはり大手企業の課長です。(息子からは何の知らせもなかったのでしたが、お嫁さんのお母さんと電話で話していて知ったのでした。)

おしゃべりのおかあさんは自慢したくてうずうずしていましたが、いやいや、こんなことは他人さんには言うたらあかんこと、と自戒していました。でも、うんと親しい仲間で、ご近所でもなく、利害関係もない、そのなかでぽろん、と言ってしまいました。その場、一瞬のしらけ、勘の鋭いおかあさんにはわかりました。

あー、だめだめ、言葉は気をつけないと、余計なことは言わないようにしよう。新年の目標、一昨年と昨年は「丁寧」が2年続いて、去年が、「思いついたらすぐやる」でした。

来年は「余計なことは言わない」にしよう、と決めていました。

        

が、お正月、おにいちゃん夫婦が帰ってきて、おねいちゃんも帰ってきて、良いお正月のはずが、、、。

おねいちゃんは1月1日もお仕事でした。夕方、駅前のアパートに帰ってくるので、先に帰っていたおにいちゃんに『ベンツ』で迎えに行ってもらいました。

るんるんだったのですが、「職場でインフルエンザが流行っているみたい」とおねいちゃんが言ったので、おかあさんは「あら、鍋で食べたらうつるやん」と思ったことを言ってしまいました。冗談だったのですが。

それからあとは、まだ時間が経っていないので、思い出すのも苦しいことになってしまいました。

 早々がたいへんだったけど、あとは良くなるんじゃないかな、って、おかあさんは楽観しています。

きっと、良い年になることでしょう。言葉はおまじないでもあります。