ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

時が経てば

2011年04月30日 23時21分00秒 | 日記
桜はすっかり葉が茂って、ちっとも騒がれない花水木がいっせいに、待っていましたとばかり、おしゃれに咲きだしました。

10日ほど前、ぼくんちの藤は盛りでした。
photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
でも、今では色褪せてみすぼらしい房が垂れ下がっています。

まだ葉を持たない枝先に蕾が膨らんで、満開を待たれて、そうしてはらはらと散っていく、その姿も美しい、桜が人々に愛される所以。

未曾有という言葉をこれほど毎日聞いたこともありませんでした。

遠く離れた地にいても、3月11日以来、なんだか落ち着かない日々でした。

原発事故はいまだに収束する気配がありません。

ぼくのおかあさんは、夜、車に乗ると、年のせいか、だんだん見えにくくなってきたなぁ、と思っていました。
が、ふとしたことで、ヘッドライトが片方切れているのに気付いたのでした(見にくいのはアタリマエ)

エンジンが調達できない、と言ってその後連絡もない車やさんに督促したら、新車は、やっぱり7月になりそうですって。

いよいよ、いつも吸っている煙草も品切れ。
慣れとはおそろしいもので、ほかの銘柄は不味くて、すぐに消してしまいます。

生協さんのカタログから、2リットル入りの水のパックが消えました。

そんなこんな、少しは影響受けていることが、被災地の皆さんとつながっている、とおバカなおかあさんは思っています。

後、40分もしたら5月です。
この日記はだれの目にもふれないかもしれない、なんて、どうでもいいことを書いています。

自分の好きな人が、面白いよと勧めてくれた本は読むものね。




日溜り

2011年04月12日 14時02分00秒 | 日記
毎日が日曜になったら、どんなことして過ごすだろう、なんて、ほとんど毎日が日曜のようなぼくのおかあさんは、いろいろなことを思いながら、今朝はお庭の草むしりをしていました。

雑草という名の草は無い、けだし、名言。
だけど、草の名は人間がかってにつけたもので、草自身はどう思っているか…
皇居だって、草ぼーぼーではあるまい…

でも、かわいらしい花をつけた草を見ると心がなごみます。
とても柔らかそうな緑の新芽を素手で引っこ抜いて飛びあがるほど痛い目にあったこともあります。

気がつくと、日の当たっているところばかり。
今朝はよいお天気のわりに肌寒くて。
photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
昨日はおねいちゃんと初ドライブでした。
もちろん、助手席のおかあさんの膝にぼくも乗って*(車)*
桜の花の下で、お弁当を食べました。
ぼくの敬愛するH先生の”桜の語源の一つに「さ」は農業の神霊、「くら」はあぐらの座の意味で、桜の花を愛でるのは祈りでもある”というお話を思い浮かべました*(桜)*

その前々日は、昔いた会社のOB会。
新幹線の切符を一緒に行く方に頼んでいたのでしたが、なんと、1時間も早く間違えて新大阪に。
古くからの友人は、おかあさんが待ち合わせの時間より早く来ることはめったにないと思っています。
こんなことは、生まれて初めてのことでした。

そのまた、前々日、奈良・秋篠寺の伎芸天にお会いしてきました。
おきれいではありますが、皆が言うほど、今は、おかあさんは好きではありません。

興福寺の阿修羅もそうです。
子供のころからずっと心にためていた大切なものを、フツーの人たちがもてはやし始めると、なんだか、ふん、という気分になってくるのです。

そうそ、昔の会社のOB会で、その会がとても気に入っていたことの一つに、昔タバコを吸っていた人はやめないで吸っていたことでした。
ところが、今回は2人もタバコをやめた人がいて、なぁんだとがっかり。
でも、お酒の席ではおかあさんが誘惑して、2人とも吸っていましたとさー

草むしりしていると、いろいろ考えます。
次から次、思いだすこともいろいろ巡ります。

このCaféの日記に原発のリンクをはったこと。
あれは、原発反対と声高に言いたい、ということより、亡くなった筆者とお母さんの気持ちをとりあげたかった。
胡散臭いと思われた方も、きっと、いただろう。

戦争反対とばかり言うては嫌われる
(元句は少し違うかもしれない)
先日のボランティアで読んだもののなかで、心にとまった川柳

草むしりは、ほんとうに心の保養になる行為だと思います。
お庭も綺麗になるし。
でも、腰痛は覚悟しなくちゃなりません。

さてと、明日は万博公園行きのおかあさんであります。



「役にたたない日々」

2011年04月08日 11時23分00秒 | 日記
遠藤周作の「深い河」も井上靖の「孔子」も、忘れっぽいぼくのおかあさんにしては心に残っている遺作。

好きになった作家さんのは、最後の本を読んでみたいと思う。

佐野洋子さん、ぼくはすみずみ読んでいたわけではない。
亡くなられて、これから読みなおしてみたいな、とも思っていた。

だけど、遺作となった「役にたたない日々」を読んで、これが最高と思いました。
(おかあさんはコンタクトレンズをはずして、ベッドの中で読書するのですが、声をあげてげらげら笑うのですから、いっしょに寝ているぼくはびっくりしました)
しばらくはほかの作品を読んでみよう、とは思わないだろうな、と思うほどの快感というか、衝撃というか。。

追悼総特集というのがでるそうで、それだけはとりあえず予約しました。
photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
佐野さんはでっかいイングリッシュグリーンのジャガーを自分ちのガレージでも、やっぱり、あちこち、ぼこぼこにぶつけていたらしい、うふ。

一番好きな人とは結婚しないで憧れているほうがしあわせ、とも。
ぼくのおかあさんにとっては、ジャガーはそんな車です*(車)*

それ相応の車(もしかしてぜいたくかもしれない)を注文しています。
しかし、震災の影響でまだ。
エンジンが調達できないのだそうです。



新しいこと

2011年04月02日 10時56分00秒 | 日記
なんでも新しいこと、って、わくわくします。

ぼくのおねいちゃんが一人暮らしのアパートを引き上げておうちに帰ってきました。

ひょんなことから、おとうさんの車(ほとんどおかあさんが乗っていますが)を買うことになりました。

で、あちこちの車やさんを見に行って、おねいちゃんも急にほしくなったみたいで、買っちゃいました*(車)*photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド

先に決めたおとうさんの車は震災の影響で、まだ時間がかかるそうですが、おねいちゃんのはショールームにあったのをフル装備にしてもらって、4月1日大安の日にぼくんちにやってきたのです。

おねいちゃんは4月から新しい職場にお勤めしだしたので、ぼくとおかあさんはわくわくしながら、昨日、待っていたのでした。

あいにく、今日も出勤のおねいちゃんはまだ車に乗っていませんが、おかあさんはうれしくって記念写真を撮りよろこんでいます。

昨年の秋に採用が決まったのでしたが、配属先はついこの前にわかりました。
電車通勤で2時間近くかかるそうです。
夜勤や早出などあるので、そのうち、車で通勤するのかもしれません。

新しい職場がおねいちゃんにとって、居心地の良いことを。
おねいちゃんがいつもにこにこしてくれていたら、ぼくはそれだけでしあわせな気持ちになります*(ラブリー)*

こんなときに、新車が2台も来るなんて。
経済効果に少しでも貢献できるでしょうか。。