ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

お鍋をコトコト

2007年03月17日 11時43分00秒 | 日記
奈良のお水取りが済むまではーー

済んだけれど寒いです。ぼくはストーブの部屋でぬくぬくとしていますから、明るい陽射しのデッキに出して~、と窓ガラスをこちょこちょしておかあさんに出してもらうのですが、やっぱり寒いのですぐまた戻ってきます*(晴れ)*

暑さ寒さも彼岸までーー

それでもまだダメなら
まだ、あるわいなぁ、一切経ーー

世の中、寛容です*(OK)*

さて、めずらしく早起きしたおかあさん、すみからすみまで朝刊を読んで、なぁるほどと思ったり、変だなぁと思ったり。

でも、人間って所詮、おままごと、かわいくて哀しい。なんだかイソップ童話を読んでみたくなっています。

時代を先駆ける人、今日は40代のすっごい女性の社長さん。
50歳になったら家庭に戻って「昼間からお鍋をコトコト煮ているような、そんな生活」をしたいのですって*(キラキラ)*

樋口一葉にもなれず、ましてやエミリー・ブロンテにもなれなかったぼくのおかあさんは憧れのまなざしでその記事を読みました*(青ハート)*

さてと、今晩はおとうさんはお泊りだし、おねいちゃんは晩御飯は外で食べて帰ると言っていたから、ひさしぶりに友人に電話して飲みに行こう、っかな*(ビール)**(ワイン)**(カクテル)*






「逝きし世の面影」

2007年03月13日 12時07分00秒 | 日記
ぼくはへそまがりではあるけれど、単に名前に惹かれることも多いです。

図書館でふと目にしたタイトルで借りてきた「逝きし世の面影」

著者の渡辺京二さんという方も知りませんでした*(シャイ)*

幕末から明治のはじめ、外国人の目でみた日本*(日本)*

へぇぇ、*(びっくり2)*

そして、こんなにもたくさんの外国人が日本のことを文献にしていることに驚きます。

「妖精の棲む小さくてかわいらしい不思議の国」
これはオリエンタリズムとかいう感覚かもしれない。

どの章にもあるのは「一般大衆の快活さ、にこにこしている顔、娯楽好き、秩序正しさ、親切、衣服や調度の趣味の良さ」

文明開化のすすむ中で「古きよき世の面影」を遺しておきたいと思った外国人がいたことに驚き、たった百年くらいの間に、こんなにもかわってしまった日本人のひとりであることに戸惑う。

特に「裸と性」に関しては面白いと。

鎖国政策をとった徳川幕府への見方も変わってくるというものです。

無知なぼくが題名から受ける印象とは違った本にめぐり合えたことは、それはそれでよかったと思いました*(チョキ)*

そういえば『有夫恋』という題名に触発されて読んだ時実新子さんが亡くなられた。

どきどきして読んだものでした。




お水取り

2007年03月09日 01時12分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんはまた、ふいと思いついて、奈良のお水取り(お松明のことですが)に行って来ました。

生まれてから27年間もずっと奈良に住んでいて、一度も見たことが無かったのに、大阪に住んで、昨年、はじめて見に行ったのでした。

そして、また、今年も。
もう、病み付きになるかもしれません。

本来、お松明は行をするお坊さんが二月堂に上がる時の足元を照らすためだったのですが、修二会=お松明、観光化して有名になってしまっています。

東大寺のHP・修二会
http://www.todaiji.or.jp/index/hoyo/syunie-open.html

お松明の火の粉を浴びると無病息災、という言い伝えから、二月堂の真下のあたりは早い時間から場所取りをしています。
でも、いまどきの合繊の服では多分、穴が開いてしまうと思いますが*(汗)*

それでも、お堂の上から大きな松明を振りかざして火の粉が飛び散る様はとても迫力がありますし、観衆のどよめきは、それを聞いているのも楽しいものです*(ハート3つ)*
最後のお松明が終わるとどこからともなく拍手がわき、それはそれは一体感があって、なんだかしあわせな気分になるのです*(ハート6つ)*

それにしても風の強い寒い日でした。ずっと暖かい日が続いていたのに、しばらくその辺をお散歩していたのですが、あまりの寒さに、ぼくは車の中でお留守番に*(涙)*
おかあさんはみたらし団子を食べたら、さっさとぼくを車に置いて行ってしまったのでした*(車)*

*このみたらし団子は東大寺転害門の前にあるお店で、昔風のしょうゆ味です。注文をきいてからお団子を焼いてくれます。美味しいです*(チョキ)*





あほやなぁ

2007年03月03日 11時50分00秒 | 日記
3月3日というのにとても暖かいです。
朝からついていたストーブにようやくおかあさんは気付いて、今、消しました。
ぼくはデッキに出て日向ぼっこをしています。
窓は開いているのに気持ち悪いくらい暖かいのでした。。

あほなのはぼくのおかあさんだけではありません。
昨夜、4日間の沖縄旅行からかえってきたおねいちゃん、まず最初の日の夕方に電話がありました。

ユースホステルの会員証忘れたー*(バッグ)*

あほやなぁ、と言いつつ、コピーをファックスしました*(OK)*

昨日の昼ごろまた電話、携帯うしのうてしもたー
電話会社に連絡してー*(携帯)*

そんなん、おかあさんかてわからへん、自分でしぃ*(バツ)*

と言いつつ、夕方には気になって調べて電話会社に連絡を取る。
いえ、まだ、停止にはなっていません。
じゃ、こういう事情ですので停止してください、とお願いするおかあさん。

ふー、なんちゅうあほや*(涙)*

7時ごろ、飛行機ちょっと遅れたけど今、関空に着いた。けど、JRがどこかの橋が壊れたかで不通やねん*(進入禁止)*

JRがあかんかったら南海でええやんかー

うん、南海やから、もっと遅くなるー

ま、本人が落っこちないで、10時前には家に帰ってきました*(笑顔)*


毎年、今年はどうしようかなと迷いつつ、やっぱりお雛かざりをしています。

行き遅れたらいややから、3日には仕舞ってや、と暗に言うおねいちゃんですが、もうとっくの昔に遅れているとぼくは思うのですが*(ラブリー)*





それから

2007年03月01日 00時40分00秒 | 日記
夜と朝の間に、その後。

前日はほとんど寝ていなかったのだからその夜はすぐに眠くなるだろうと思っていたのにあにはからんや、その日夕食後、少しも眠くはならなかったのです。
さては、3日間の睡眠がまだ足りているという証拠かもしれない。
だけど、せっかくだから、朝に目覚めるという気持ちのよい習慣を持続させるために、快い眠りにつきたいものだと思い、寝る前、おかあさんは台所に転がっていたワインを飲みました*(ワイン)*

でも、半分飲んで放っていたのはやはり変な味
(せめて冷蔵庫に入れておけばよかった)
普通なら、一口でやめるはずなのに、おかあさんの一口は大きい。
コップに半分ほど一気に飲んでしまっていたけど、ヘンな味にウェーとはなりましたが、その後おなかは下してはいません。

ふふ、「わしは口は悪いが腹はいい。何を食ってもあたらん」と言っていた人のことを思い出してしまいました。

しかし、ワインを一気に飲む、ふと思いついてガラスコップに一杯、台所の流し台で立ったまま、牛乳を飲むようにーーうぅむ、書いてしまってぼくは恥ずかしい*(汗)*

なんだか不吉な予感がしていたのでした。また、眠れなくなるのではないかと。
インフルエンザのお薬「タミフル」もこわいらしい。。。

ともかくベッドに入って、枕もとに積んである面白くない本の1冊を読み出して、あら、でも、中々良いこと書いてある*(キラキラ)*



人は点と点のつきあいでよい。自分にとっての「その人」というだけで。その人のイメージが他の人によっては全く違うことがある。私にとってのいい人であっても、他の人にはよからぬ人ということもあろうし、その反対の場合もあるだろう。
反対の場合もあると知りつつ、私は点の部分で、その人をいとおしみ、親しんでいくであろう・・・・・・田辺聖子



めでたく、納得してその本を読み上げたのが2時ちょうど。
それ以後、いつもの2時過ぎ就寝のペースに戻ってしまいました。

旅行から帰ってきたらいっぱいすることがあるように、(最近はあまり聞かないけれど)ストをしたあと職場に戻るとどっと仕事がたまっていたように、しかもこんな時に限って期限のある用事があるのでした*(涙)*

そうしてこうして、おかあさんはあまり感謝の念をも抱かず、あーあ、こんなことの繰り返しで人間は死んでいくんだなぁ、なんて考えてしまうのです、夜と朝の間を羨望しつつ。。

夜と朝のあいだに ひとりの私
天使の歌をきいている 死人のように
夜と朝のあいだに ひとりの私
指を折ってはくりかえす 数はつきない
遠くこだまを ひいている
鎖につながれた むく犬よ
お前も静かに眠れ
お前も静かに眠れ