私的図書館

本好き人の365日

12月の本棚スペシャル 2020

2020-12-31 21:22:07 | 本棚スペシャル

この年末、NHKで放送されたドラマ「岸辺露伴は動かない」を観ていました。

原作は人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物、岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品。

主演の高橋一生さんが彼なりの岸辺露伴を演じていて面白かった〜

最近のNHKは「進撃の巨人」を放送したりして、どうしてしまったことか。

 

2020年もいろいろありました。

英国のEU離脱。

新型コロナウイルスの「パンデミック(感染症の世界的な大流行)」

東京オリンピック、パラリンピックの延期。

レジ袋有料化。

志村けんさんが新型コロナウイルスに感染し亡くなる。

菅新内閣発足。

GoToトラベルのドタバタ。

アメリカ大統領選でのトランプ氏敗北。

アニメ映画「鬼滅の刃」の大ヒット。

 

特にコロナウイルスは、私たちの生活様式さえ変えてしまいましたね。

今やレジに透明な仕切りがあるのは当たり前、マスクをしていないとタクシーにさえ乗れない。

映画館もソーシャルディスタンスを確保して観客は離れて座る。

今年は本屋に行く回数も減りました。

ローズマリーサトクリフのケルト神話のシリーズ。

中国人作家、劉慈欣さんの「三体」シリーズ第二部『黒暗森林』

70年代の少女漫画を支えたアシスタントを描いた『松苗あけみの少女まんが道』と

笹生那実さんの『薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記―』

あとはマンガや仕事関係の本。

今年は映画館に行けなかったので、Amazonのプライムビデオでたくさん映画を観ました。

「365日のシンプルライフ」も良かったし、「1917 命をかけた伝令」「グレイハウンド」も面白かった。

これもNHKだけどアニメ「映像研には手を出すな」

「呪術廻戦」「進撃の巨人The Final Season」

「鬼滅の刃」も好きだけれど、まさかここまで社会現象になるとは思ってもいませんでした。

アニメの話なんてしたことのない、会社の同僚も話題にするようになりましたからね。

 

昔から「不景気になるとアニメが流行る」とアニメ業界ではいわれて来ましたが、やはりコロナ禍の影響もあるのでしょうか。

 

今年は世界中がコロナに苦しめられた一年でしたが、ここ最近の感染者数の増加を見るに、まだまだ続きそう。

忘年会も新年会も今年は中止になりました。

私は自宅でおとなしく紅白を観て年越しです。

紅白見るなんて何年ぶりだろう?

来年は良い年になるといいですね。

 

それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

 

 


高橋留美子さん、紫綬褒章を受章おめでとうございます!

2020-11-10 00:00:01 | 本と日常

マンガ家の高橋留美子さんが、学問や芸術などで功績を残した人に贈られる秋の紫綬褒章を受章することが決まりましたね。

個人的には勲章なんてあってもなくても高橋留美子の偉大さには何の影響も無いと思っていますが、くれるというのなら貰っておいても邪魔にはならないでしょう。

その報道のせいで、少しでも特集記事や、インタビューなんかが雑誌に載るのなら大歓迎。

マンガ家さんってあまり表に出ないので、同時代に生きるファンとしては、そっちの方がありがたい。

 

さっそく、雑誌「ダ・ヴィンチ 2020年12月号」に、 高橋留美子さんの書き下ろしエッセイマンガとインタビューが掲載されたので読んで見ました。

マンガの方は、コロナ禍での仕事場の様子、週刊連載を抱えるマンガ家さんの一週間のスケジュールなんかが描かれていて、とっても興味深い内容。

インタビューも、過去の作品について語ってみえたりして、とても面白く読ませてもらいました。

ただ、高橋留美子作品のコスプレしたグラビア写真とか、高橋留美子作品について語る芸能人とかより、ご本人のインタビューをもっと載せて欲しかったな・・・

記事の中で高橋留美子さんが読んでいるマンガとしてあげていた、二ノ宮知子さんの『七つ屋 志のぶの宝石匣』をさっそくチェック。

『進撃の巨人』も読んでいるとはちょっと意外でした。

先月から放送が開始された、「犬夜叉」の続編となるアニメ「半妖の夜叉姫」(犬夜叉や殺生丸の子供達が主役)も楽しく観ています。こちらは高橋留美子先生は関係していないオリジナルストーリーのアニメ。

 

しかし63歳の現在でも週刊連載を抱え、創作活動を続けているってマンガ家さんって本当にスゴイ。

「マンガ以外に楽しいことがあったらぜひ教えて欲しい」という高橋先生の言葉は名言だと思っています。

 

 

 


アメリカ大統領選挙

2020-11-09 05:33:25 | 日々の出来事

アメリカ大統領選挙で、民主党のジョー・バイデン氏の勝利が報道されていますね。

二期目を狙った現職のトランプ大統領は破れ、一期四年に渡り世界中に衝撃を与え続けて来たトランプ政権は幕を閉じようとしています。

イギリスのEU離脱も衝撃でしたが、ドナルド・トランプが大統領に選ばれた時も衝撃を受けました。

「国境に壁を作る」発言や「フェイクニュース」発言。地球温暖化を否定しパリ協定を離脱。エルサレムをイスラエルの首都と認め大使館を開設。ツイッターを利用して政治発言を繰り返し、今回の選挙でも「不正が行われた。勝者は私だ」として結果を受け入れていない。

政治的な手腕は置いておいて、個人的な印象は「なんて傲慢な人なんだろう」という感じ。

まぁ、そもそもアメリカという国自体が傲慢な国なのかも知れませんが。

 

ジョー・バイデン氏はオバマ政権時代の副大統領経験者。

就任式が予定されている2021年1月では78歳という、アメリカ史上最高齢での大統領就任になる予定ですが、果たしてどんな政権になるのか注目です。

日本への影響も大きな国ですからね。

 

 


首相辞任

2020-08-30 10:41:31 | 日々の出来事

今月28日、安倍首相が辞任を発表しました。

2012年末からだから、約7年8ヶ月。

桂太郎首相を抜き、憲政史上もっとも長い政権だったそうです。

 

そうですね、消費税も2回も増税したし、年号も平成から令和に変わったし。

リオデジャネイロ・オリンピック閉会式でマリオ姿で登場した安倍首相。

東京五輪招致の最終プレゼンテーションで福島の状況を「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)と発言、「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」と語った安倍首相。

イスラム国に「宣戦布告」ともとれるイスラエス支援を行い、テロの標的となり、結果的に湯川遥菜さんと後藤健二さんを見殺しにした安倍首相。

従来の憲法解釈を変更し、国民投票も行わずに他国への攻撃に自衛隊が反撃する集団的自衛権の行使を一部容認した安倍首相。

「私は立法府の長」「森羅万象を担当している」「云々(デンデン)」「私は幅広く募っているという認識でした。募集しているという認識ではなかった」という安倍首相。

「特定秘密保護法」「安全保障関連法」「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「改正組織的犯罪処罰法」など、多くの法律を成立させた安倍首相。

慣例を破って東京高検の黒川弘務検事長(63)の定年延長を閣議決定した安倍首相。法令化を目指した検察庁法改正案の成立は断念した。

外交でも北朝鮮による拉致問題を「政権の最重要、最優先課題」として「拉致被害者の家族が肉親を抱きしめるまで私の使命は終わりません」と語った安倍首相。

日本の首相として7年ぶりに中国を公式訪問。習近平国家主席らと会談し、今度は日本訪問をしてもらうため、2020年1月コロナ感染の広がる中国に対し「多くの中国の皆さまが訪日されることを楽しみにしています」と呼び掛けていた安倍首相。(外務省は30日に削除)

 

さすが7年8ヶ月。忘れかけていたこと、書ききれないことがたくさんあります。

 

私が印象的だったのは、2017年の東京都議選の街頭演説で安倍首相が「帰れ」「辞めろ」コールを浴びた時に言ったひとこと。

 

「こんな人たちに皆さん、私たちは負けるわけにはいかない」

 

これは対立候補や、野党に向けられた言葉ではありませんでした。

その場にいた国民に向けて発せられた言葉です。

「こんな人たち」と「私たち」を明確に区別している。

「自分に賛成しない人間を『国民とは別のカテゴリー』に分けたようなもの」という当時の批判が、その後の安倍政権を言い当てていたような気がします。

 

安倍首相は辞めても自民公明連立政権は続いていく。

この先誰が首相になるのか?

しっかり見ていたいと思います。

 

 

 

俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が、カリフォルニア州知事に立候補し、選挙運動中に、演説会場で反対派から生卵をぶつけられたことがあります。

彼は、そうした行為も「表現の自由」の一環だと述べ、「ついでにベーコンもくれよ」と笑い飛ばしました。

また米国のオバマ大統領は2008年の米大統領選で、共和党のマケイン候補と激しい選挙戦を戦い勝利した後、マケイン氏を称えこう語りました。

「私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです」

 

彼は2020年、今年の民主党全国党大会でこうも述べています。

「大統領を含め、すべての公職者は職務を自分や支援者だけを豊かにするために使ってはならないと信じています。(中略)ただ自分の意見に反対しているからという理由で政敵が非国民にはならないこと、自由な報道は敵ではなく公職につくものに責任を全うさせる手段であることを理解しています。

 

 


吾日に吾が身を三省す

2020-08-16 07:48:14 | 本と日常

コロナ禍で外出の機会が減ったので、ガスレンジ周りを掃除したり、サボテンを植え替えたり、溜まっていた領収書を片付けたり、衣類の整理をしたりと部屋の中はずいぶんスッキリしました。

 

回数は減ったものの、本屋さんにはたまに顔を出し、立ち読みは控えて目についた本だけ買って帰るようにしています。

 

そんな中で買った本。

 

ほるぷ出版
発売日 : 2020-02-21
ほるぷ出版
発売日 : 2020-02-21
著者 : 劉慈欣
早川書房
発売日 : 2020-06-18
著者 : 劉慈欣
早川書房
発売日 : 2020-06-18
著者 : 松苗あけみ
ぶんか社
発売日 : 2020-06-10
著者 : 日向理恵子
童心社
発売日 : 2020-07-03

 

あと何冊か買ったのですが、仕事関係や、あまり面白くなかったので割愛。

 

猛暑もそうですが、今年は大雨などの災害も多いので、防災グッズも少し買いました。こちらは通販で。

 

充電式のLEDランタン。

飲み水。

車載用携帯トイレ。

 

防災グッズって眺めていると色々欲しくなってしまう・・・

ソーラーパネルで充電できるポータブル電源とか、テントや調理器具などのキャンプグッズとか、スコップとか牽引紐とか。

 

コロナによる特別定額給付金10万円も振り込まれました。

 

これ本当にありがたい。

 

精神的にちょっと余裕が生まれますね。

 

アベノマスク とか呼ばれている、1世帯につき2枚のガーゼ製マスクは封も開けずに放っぽってありますが。

いや、値段は高くなっているけれど、もう普通に買えるし。

 

東京オリンピック延期の件といい、今回のコロナ対策、過ぎ去りしのちの検証が大切ですね。