ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

もしかして、、、

2003年01月20日 14時19分00秒 | 日記
きょうはおかあさんの結婚記念日、、、。
でも、おとうさんは多分知らない、、、。

女って記念日が好きなんだ。
でも、もうどっちでもいいんだ。
去年はおかあさんも、本当に忘れてた。
2月頃になって思い出して言った。
「もしかして、結婚記念日、過ぎちゃったね、忘れてたわ」
「いや、おれは覚えてたよ。きっと、喧嘩してたんや」なんて言う。ウソツキ!

きょうはメーカーさん方たちと新年会。
年末に約束してたのぼく知ってるもん。
あしたは別の仲間でゴルフ。
あさってはJCのOB会。

数日したら、今年も言ってみよう。
「もしかして、結婚記念日、過ぎちゃったわね」

でも、おかあさんはオレンジのミニばらとカスミソウとマーガレットを花束にしてもらって自分で買ってきたよ。
それから、木瓜の小さな盆栽も買ってきた。
”国華”という赤いのと”寒更紗”という白にピンクの混じったの。お花が終わったら、地植えにしよう。おかあさんが死ぬまでに、どれだけ大きくなるだろう。

十六夜

2003年01月20日 01時22分00秒 | 日記
”十六夜”ってなんていい響きの言葉なんだろう。いざよってお月さんが出てくるんだなぁ。居待ち月、寝待月、たちまち月、、、それから、なんていうのだろう。
きょうの夕方は橙色をした大きな十六夜月だった。お昼は雨がふったりやんだりで、どんよりした一日だったけど、あ、もう雲もはれたのかなと思ってお月さんをながめた。
でも、やっぱり雲が多くて、今は雲間に薄明るくなってるだけだ。
そういう時、「視る」と立原正明という作家は書いていたな、と思い出す。見る、とか、観る、じゃなく。この人のを読んだのはもう20年くらい前になるだろうか。美容院に行く途中の本屋さんで、待ってる間読めそうなのをと2冊ほど文庫本を買って行った。それがおもしろかったので、つぎつぎと読んだ。でも、直木賞とかを受賞してからのはあまりよくなかった。
売れない時代にピリピリした気持ちで書いていたのは、とがっていてぼくの心にひびいてきた。「視る」とは、心でみる、のだろう。