ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

8年

2003年01月17日 11時35分00秒 | 日記
もう、と感じるか、まだ、と感じるか
感じ方は、人それぞれであると思う。

阪神淡路大震災のあの日もいいお天気だった。
大阪南部も震度4であの朝、目がさめた。ゴルフのコンペだったもので、ちょうどいい目覚まし代わり、なんて起き出した。車に乗ってラジオをきいてはじめて、タイヘンそう、だけど、行かなくっちゃ、とゴルフ場に向かった。が、高速はストップ、電車も動いていない。下の道を行くが市内に向かう対抗車線は停滞で動いていない。それでも、ゴルフ場にたどりつく。
10何組かの夫婦のうち3ペアが集合できた。
いいお天気だった。キャディさんも芝生でのんびりしていた。コーヒーを飲んでどうするか考えようとテレビを見ていて、考えてた以上だとみんな思ったようだ。だけど、せっかく来たのだし、とプレイする。その日、そのゴルフ場は私たち以外にあと1組だけだった。きょうみたいに、風も無く、暖かくて空が真っ青だった。
あんな大災害のとき、ゴルフしてたなんて不謹慎ネ、とかあとで話したりする。だけど、それは部外者の感覚。ただ、外からごめんなさい、というだけ。当事者に方々にとっては、そんなゴメンナサイはクソクラエ、というものかもしれない。
神戸のポートタウンのマンション18Fに住む友人は経験した人間じゃないと分からないよ、と話した。
昨日感じた凶暴な犯罪の被害者の思いや大自然の災害の被災者の思い。当事者で無いと分からないであろう感覚を、他者はすこしでも思いをはせてお悔やみしたいと思う。