昨日の朝日新聞に、「おやじのせなか 芝田山康さん 一発勝負させたんだ」という記事がありました。
各界の方に、お父さんのことを語ってもらうコーナーです。
芝田山親方(元第62代横綱大乃国さん)のお父さんは、北海道で農業をしていらっしゃり、「継がなくていい、好きなことをやれ」という姿勢なのだそうです。
芝田山親方のお家は、おじいさんの代のときに、北海道の十勝平野で農業を始めました。
お父さんは、その跡を継ぎ、小豆や野菜などを作っていらっしゃいます。
ざっくばらんな性格だそうで、芝田山親方は小学校3年生でトラクターを運転させてもらいました。
「おまえ、これ乗って豆を運べ」と、トラクターに乗せられました。
「レバー踏んでこうやって、ゆっくりでいいから」と教えられましたが、半クラッチを使いすぎて、クラッチが焼けてしまいました。
それでもしからずに、「こう踏むんだよ」と教えてくださいました。
怒られたり、たたかれたりした記憶がないそうです。
もともと農家は忙しいので、言われる前に何でもやり、親には「はい」と返事するのが当たり前で育ちました。
おかげで、相撲部屋に入門してからも、師匠にげんこをもらったことが一度もありません。
唯一、お父さんに反発したのは、中学3年のとき、柔道に打ち込んでいるのに、相撲のスカウトを受けて、なりたくなかった相撲取りに「絶対なれ」と言われたときだけです。
大人になって思うには、自分と違う世界で、一発勝負させたかったのではと考えるそうです。
素直に感情を出すタイプではなく、相撲で活躍しても「おー」「よかったな」という反応でした。
5、6年前、韓国と上海を旅行したとき、食事をし、お酒も飲んだ後、ホテルの部屋で「おれは当たったなあ」とおっしゃいました。
農家の経営が苦しいときもあり、思うようにいかなかった人生の中で、息子を相撲取りにして、一つ当てたという気持ちだったのかなということです。
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芝田山親方は、「スイーツ親方」として、甘いものに詳しく、自分でも作られ、テレビによく出ていらっしゃいます。
お父さんが作られるフルーツトマトは人気で、直売所に出すとすぐに売り切れてしまうとも話されていました。
各界の方に、お父さんのことを語ってもらうコーナーです。
芝田山親方(元第62代横綱大乃国さん)のお父さんは、北海道で農業をしていらっしゃり、「継がなくていい、好きなことをやれ」という姿勢なのだそうです。
芝田山親方のお家は、おじいさんの代のときに、北海道の十勝平野で農業を始めました。
お父さんは、その跡を継ぎ、小豆や野菜などを作っていらっしゃいます。
ざっくばらんな性格だそうで、芝田山親方は小学校3年生でトラクターを運転させてもらいました。
「おまえ、これ乗って豆を運べ」と、トラクターに乗せられました。
「レバー踏んでこうやって、ゆっくりでいいから」と教えられましたが、半クラッチを使いすぎて、クラッチが焼けてしまいました。
それでもしからずに、「こう踏むんだよ」と教えてくださいました。
怒られたり、たたかれたりした記憶がないそうです。
もともと農家は忙しいので、言われる前に何でもやり、親には「はい」と返事するのが当たり前で育ちました。
おかげで、相撲部屋に入門してからも、師匠にげんこをもらったことが一度もありません。
唯一、お父さんに反発したのは、中学3年のとき、柔道に打ち込んでいるのに、相撲のスカウトを受けて、なりたくなかった相撲取りに「絶対なれ」と言われたときだけです。
大人になって思うには、自分と違う世界で、一発勝負させたかったのではと考えるそうです。
素直に感情を出すタイプではなく、相撲で活躍しても「おー」「よかったな」という反応でした。
5、6年前、韓国と上海を旅行したとき、食事をし、お酒も飲んだ後、ホテルの部屋で「おれは当たったなあ」とおっしゃいました。
農家の経営が苦しいときもあり、思うようにいかなかった人生の中で、息子を相撲取りにして、一つ当てたという気持ちだったのかなということです。
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芝田山親方は、「スイーツ親方」として、甘いものに詳しく、自分でも作られ、テレビによく出ていらっしゃいます。
お父さんが作られるフルーツトマトは人気で、直売所に出すとすぐに売り切れてしまうとも話されていました。