ある40代女性の生活

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青森: マタギの道 エベレスト登山家も驚く山歩き 白神山地

2010年08月25日 09時18分43秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「ニッポン宝さがし 青森 いにしえの命宿る白神 縦横に延びるマタギの道」という記事がありました。

青森県の白神山地は、世界遺産にも登録され、縄文時代に形成されたブナの森、エベレスト経験者も驚くマタギの山の見方など、未知の世界が広がるのがそうです。

白神山地は、1993年に13万ヘクタールのうち1万7千ヘクタールが世界遺産に登録されました。

エベレスト登山隊の経験もある作家の根深誠さんは、明治生まれのマタギ(伝統的な方法でクマを狩る人)に、山の見方を一変させられたそうです。

500メートル先にいるカモシカの存在に注意を促され、双眼鏡でのぞいてみると、確かにいました。
木の揺れと異なる動きをしたことで、マタギの方にはわかったのです。

「季節とともに生き、何世代にもわたる知恵が五感に宿っていると感じました」

マタギの末裔の吉川隆さんが、記者の方に同行してくださいました。

「クマは山の神様からの授かりもの。クマの命をもらったとき山の神様に感謝し、丁重な儀式をおこない、その魂を山にかえすように言い伝えられてきました」

吉川さんは、登山客のガイドもされ、山で過ごす秘訣を聞くと、

疲れない登り方は、うっすら汗がにじむくらいのゆっくりしたペースを保つこと。
ドカドカと足踏みするような歩き方は、早く疲れが出るので、すり足で歩く。

急なのぼり坂は、ジグザグ歩行がお勧めだそうです。

遭難したときのために、食べられる葉(リョウブ、クロモジの葉、ミズなど)を覚えておく。
毒があるトリカブトやハシリドコロには要注意。

油分を含むオオバクロモジやチジマザサは、火種になります。

クマよけのために、「山中は騒いで歩け」と、吉川さんは教えられました。
10メートル以内だと、襲いかかられる危険が高いので、その前に見つけるのが望ましい。

森林生態学者の萩野和彦・愛知大名誉教授は、
「山の気配に敏感になると、シノリガモ、クマゲラなど美しい鳥と遭遇するチャンスも増える」と話されます。

狩猟採取の山だったため、山の中に消えていく道が縦横に走り、一部は登山道と重なって、マタギに世界に浸ることができるということです。
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白神山地のブナは、縄文時代からのものなのですね。

縄文時代というと、屋久島の縄文杉が有名です。

南と北に、長い歴史に残った木があるのですね。


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総合スーパー衣料: てこ入れ 働く主婦の声を聞いてみたら?

2010年08月25日 07時12分18秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「総合スーパーてこ入れ策 衣料分野に新ブランド 低価格量販店に対抗」という記事がありました。

ジャスコやイトーヨーカ堂が、低迷している衣料部門で、ユニクロやH&Mに対抗して新ブランドを打ち出すのだそうです。

8月23日、ジャスコを経営するイオンは、新ブランド「トップバリュコレクション」の説明会を開きました。

村井正平・イオンリテール社長が、「価格」「ファッション」「品質・着心地」が特徴と説明しました。
これらは、ユニクロなどファストファッションが売りにしてきたものです。

デザイナーに、アメリカのファストファッション「アバクロンビー&フィッチ」にも在籍した外国人男性を起用し、売り場ではマネキンで着こなしを提案する予定です。

イトーヨーカ堂も、9月に、婦人服の新ブランドを新設する計画です。
自ら商品を開発して生産にもかかわる「製造小売り」の手法を強化し、流行をすばやく商品に反映させられるようにする予定です。

西友も、8月20日から、肌着「エコヒート」の新製品を売り出しており、9月下旬には男性向けも売り出します。

総合スーパーの衣料部門は、利益率がよく、収益の柱でした。
しかし、近年(2005年以降)、売行きが右肩下がりで低迷し続けています。

「ユニクロ」「H&M」などのファストファッションは、流行を取り入れ、大量生産・販売でコストを抑え、低価格が魅力です。

最近は、出店が目立ち、デパートやスーパーの中にまで出店しているということです。
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スーパーの衣料は、30~50代の働く主婦の生の声を聞いてみてはどうかと思います。

ジャスコの衣料売り場を通りかかったとき、売り場主任と思われる男性が、「この近辺の店舗は、配置を大きく変えることで売上が上がったのに、この店舗だけは上がらないんだ」と隣の男性に話していました。

それはそうだろうと感じました。

働く30~50代の主婦は、仕事に着ていく服を、季節が始まるごとに、買おうと現金やカードをお財布に入れて、スーパーや衣料店を見て回ります。

しかし、買って着ようと思える服がないのです。

安かろう悪かろうのダサい服(スーパー)か、デパートの女社長向けのスーツのどちらかしかないからです。

ファッションの世界は、デザイナーやアパレル・ファッション業界が提案して、消費者をひっぱってきた歴史があるようです。

しかし、パソコンの世界も、消費者の声を反映して商品作りを始めたように、買う人の意見を直に聞いてみてはいかがですか?

どんな服が欲しいか、買うか、聞かれたら、女性はいくらでも具体的に話す用意があります。

もっと価格は上がっても(1980円や2980円のスカートは安すぎです)、もっと品質のいいもの(裾の処理がほつれている、ファスナーが着たとたんに不調になる)、もっと流行を意識しつつ品のいいものを求めています。

「デパートのミセスカジュアルって、ほんとカジュアルですよね。ならばミセスエレガントの売場はどうかといえば、こちらはいきなりスーツにお帽子の世界。極端から極端で、中間というものがないような」
(岸本葉子『女の旅じたく』2007年、66ページ)という意見もあります。


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