昨日の朝日新聞夕刊に、「ニッポン宝さがし 青森 いにしえの命宿る白神 縦横に延びるマタギの道」という記事がありました。
青森県の白神山地は、世界遺産にも登録され、縄文時代に形成されたブナの森、エベレスト経験者も驚くマタギの山の見方など、未知の世界が広がるのがそうです。
白神山地は、1993年に13万ヘクタールのうち1万7千ヘクタールが世界遺産に登録されました。
エベレスト登山隊の経験もある作家の根深誠さんは、明治生まれのマタギ(伝統的な方法でクマを狩る人)に、山の見方を一変させられたそうです。
500メートル先にいるカモシカの存在に注意を促され、双眼鏡でのぞいてみると、確かにいました。
木の揺れと異なる動きをしたことで、マタギの方にはわかったのです。
「季節とともに生き、何世代にもわたる知恵が五感に宿っていると感じました」
マタギの末裔の吉川隆さんが、記者の方に同行してくださいました。
「クマは山の神様からの授かりもの。クマの命をもらったとき山の神様に感謝し、丁重な儀式をおこない、その魂を山にかえすように言い伝えられてきました」
吉川さんは、登山客のガイドもされ、山で過ごす秘訣を聞くと、
疲れない登り方は、うっすら汗がにじむくらいのゆっくりしたペースを保つこと。
ドカドカと足踏みするような歩き方は、早く疲れが出るので、すり足で歩く。
急なのぼり坂は、ジグザグ歩行がお勧めだそうです。
遭難したときのために、食べられる葉(リョウブ、クロモジの葉、ミズなど)を覚えておく。
毒があるトリカブトやハシリドコロには要注意。
油分を含むオオバクロモジやチジマザサは、火種になります。
クマよけのために、「山中は騒いで歩け」と、吉川さんは教えられました。
10メートル以内だと、襲いかかられる危険が高いので、その前に見つけるのが望ましい。
森林生態学者の萩野和彦・愛知大名誉教授は、
「山の気配に敏感になると、シノリガモ、クマゲラなど美しい鳥と遭遇するチャンスも増える」と話されます。
狩猟採取の山だったため、山の中に消えていく道が縦横に走り、一部は登山道と重なって、マタギに世界に浸ることができるということです。
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白神山地のブナは、縄文時代からのものなのですね。
縄文時代というと、屋久島の縄文杉が有名です。
南と北に、長い歴史に残った木があるのですね。
青森県の白神山地は、世界遺産にも登録され、縄文時代に形成されたブナの森、エベレスト経験者も驚くマタギの山の見方など、未知の世界が広がるのがそうです。
白神山地は、1993年に13万ヘクタールのうち1万7千ヘクタールが世界遺産に登録されました。
エベレスト登山隊の経験もある作家の根深誠さんは、明治生まれのマタギ(伝統的な方法でクマを狩る人)に、山の見方を一変させられたそうです。
500メートル先にいるカモシカの存在に注意を促され、双眼鏡でのぞいてみると、確かにいました。
木の揺れと異なる動きをしたことで、マタギの方にはわかったのです。
「季節とともに生き、何世代にもわたる知恵が五感に宿っていると感じました」
マタギの末裔の吉川隆さんが、記者の方に同行してくださいました。
「クマは山の神様からの授かりもの。クマの命をもらったとき山の神様に感謝し、丁重な儀式をおこない、その魂を山にかえすように言い伝えられてきました」
吉川さんは、登山客のガイドもされ、山で過ごす秘訣を聞くと、
疲れない登り方は、うっすら汗がにじむくらいのゆっくりしたペースを保つこと。
ドカドカと足踏みするような歩き方は、早く疲れが出るので、すり足で歩く。
急なのぼり坂は、ジグザグ歩行がお勧めだそうです。
遭難したときのために、食べられる葉(リョウブ、クロモジの葉、ミズなど)を覚えておく。
毒があるトリカブトやハシリドコロには要注意。
油分を含むオオバクロモジやチジマザサは、火種になります。
クマよけのために、「山中は騒いで歩け」と、吉川さんは教えられました。
10メートル以内だと、襲いかかられる危険が高いので、その前に見つけるのが望ましい。
森林生態学者の萩野和彦・愛知大名誉教授は、
「山の気配に敏感になると、シノリガモ、クマゲラなど美しい鳥と遭遇するチャンスも増える」と話されます。
狩猟採取の山だったため、山の中に消えていく道が縦横に走り、一部は登山道と重なって、マタギに世界に浸ることができるということです。
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白神山地のブナは、縄文時代からのものなのですね。
縄文時代というと、屋久島の縄文杉が有名です。
南と北に、長い歴史に残った木があるのですね。