ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
よろしければ
ご感想をお聞かせください。

犬山城: 珍しい個人所有→財団法人

2009年09月29日 08時03分29秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「人脈記 お殿様はいま 5 犬山城はわが子みたい」という記事がありました。

愛知県の犬山城は、歴代の城主が個人所有で維持してきましたが、12代目の娘さんの代で財団法人にしたのだそうです。

城主の成瀬家は、先祖は尾張藩の付家老でした。
犬山城を与えられたのは、江戸時代の初めでした。

明治維新で、県の所有となっていました。
118年前の濃尾地震で一部が破損し、現存する国内最古の天守閣の修復を願い出て、成瀬家に返され、全国でも珍しい個人所有の城となりました。

犬山城は国宝のため、修理や管理が必要ですが、個人所有だと国からの補助がわずかなのだそうです。

11代目城主だった成瀬正勝さんは、東大教授で文芸評論家でもありました。
修理費や管理費の工面に苦労されていました。

台風の季節になると、城の瓦が飛ぶのは毎年のことですが、漆喰の壁が大きくはげ落ちたりすると多額の費用がかかります。

1964年に管理は市に委託するようにしましたが、「他の財産は皆なくなっても、城だけはお前に譲る」と息子の成瀬正俊さんに言い残して、1973年に亡くなりました。

成瀬正俊さんは、当時、東京のテレビ局に勤務していました。
10以上前から、運動機能が低下する病気になり、東京で入退院をするようになりました。

長女の成瀬淳子さんを、2000年に城主代理にして、対外交渉に当たらせました。

成瀬淳子さんは、印刷会社等で営業の経験があり、市の担当者と交渉しましたが、城の入場者収入も減り、成瀬家秘蔵の合戦屏風や相続税を考えると財団法人設立が必要になりました。

入院中の成瀬正俊に相談すると、
「じゃあ、やれば」と、城主代理を任せた以上は、一切、口を挟まないという考えでした。

2004年4月に、財団法人「犬山城白帝文庫」が誕生しました。
理事長には、成瀬淳子さんが就任しました。

淳子さんは7年前から犬山に住み、毎朝、城の天守閣を見るのが日課ということです。
---------------

お城の城主の方は、その地域の著名人なのだから、手広く商売をしたりして、お金持ちなのではというイメージがありました。

サラリーマンだと、お城を個人所有していると維持費もかかるのですね。
現代になっても、娘さんが跡を継いで管理に当たっていらっしゃることに、感心しました。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ

全国の「田中宏和」さんの会

2009年09月29日 07時15分36秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「私たち「田中宏和」です 同姓同名集まり連帯」という記事がありました。

「田中宏和」さんという同姓同名の人たちで、実際に集まり、サイトを経営したり、会の歌を作ったりして活動しているのだそうです。

東京都内の広告会社に勤務する田中宏和さんは、自分の名前は平凡な苗字だと思ってきました。

1994年に、プロ野球のドラフト会議で、近鉄の1位で田中宏和さん(投手)の名前が読み上げられました。
嬉しくて、翌年の年賀状の話題にしました。

それ以来、田中宏和さんを探す「自分以外探し」が始まり、「田中宏和.COM」というサイトも立ちあげました。

最初に別の田中宏和さんと会ったのは、2003年、インターネットのおかげでした。

今年9月には、東京、丸の内の中華料理屋で9人の田中宏和さんが集いました。
「はじめまして、田中宏和です」と挨拶すると、笑いと拍手が起きました。

社会保険労務士、ゲーム音楽作家、ウェブデザイナー等、職種も、年齢も、住んでいる町も様々です。

作曲家の田中宏和さんが、「田中宏和の歌」を作り、発起人の田中宏和さんが作詞を担当しました。
レコード会社の田中宏和さんが、「レコーディングするスタジオなら借りれますよ」と話します。

メンバーの中に、銀行で融資を受けようとしたら、断られた経験を持つ人がいるそうです。
同じ生年月日の「田中宏和」さんが、ブラックリストに乗っていたようで、まだまだ知らない田中宏和さんが、たくさんいるはずとのことです。
---------------

インターネットで自分の名前で検索してみることはあっても、実際に同姓同名の人で会うというのはユニークだと思います。

「田中宏和.COM」を見てみたら、ブログやTシャツ販売もあり、すでにいろいろなメディアにも取り上げられているようでした。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ