今日10月14日、赤坂BLITZで開催された招待制のイベント「ザ・ビートルズ・アンド・アップル・レコーズ・ナイト ~赤盤 青盤 前夜祭~」に行ってまいりました。失礼ながら、取って付けたようなフィルム・コンサートを想像していましたが、MCにサッシャさん、さらにゲストにアップル・レコードの社長さんを招くという、なかなかちゃんとしたイベントでした。肝心な映像の方も、ビートルズの貴重なテレビ出演やPVを完奏ヴァージョンでドドーンと見せてくれた他、メリー・ホプキン、ジェイムス・テイラー、ビリー・プレストンなど所縁のアーティストの若かりし姿も拝めるアップル・レコードのドキュメンタリーもあり、充分楽しめました。特に後期ビートルズのPV等を立て続けに見れたのは良かったですね。大きなスクリーンと大きな音でビートルズを堪能する機会もなかなかありませんからね。
でもリマスターとは言え、別に未発表曲や初CD化が含まれてる訳でもない、単なるベスト盤が再発されるだけで、これだけ騒ぎになるというのも凄い話ですよね。先日、渋谷タワレコに行きましたが、そこもまるでビートルズ・フィーバーのような感じでしたしたからね。今日のイベントだって、大仰なタイトルが付いているとは言え、実質的にはフィルムを流すだけですのに、150組募集のところ、2000通以上の応募が有ったとのことです。凄い人気ですよね~。個人的には、既発曲のリマスターより、今日見せてくれたような映像をリマスターして、ドキュメンタリーではない、楽曲だけの映像アンソロジーを作って欲しいんですけど…。
とは言え、実は私も「赤盤」「青盤」には思い入れが有るんです。何を隠そう、私が初めて聴いたビートルズは「赤盤」だったのです。もちろん後追いですよ。ちなみに「赤盤」「青盤」がリリースされた時、私は5歳ぐらいですかね~。ま、それはさておき、私が初めて「赤盤」を聴いたのは小学生高学年の頃。中学生だった姉が「赤盤」を何処かから借りてきたのです。その頃私は歌謡曲を卒業してABBAに夢中でした。そんな私が初めて聴いたビートルズは、ただただロックでした。特に「A Hard Day's Night」に衝撃を受けましたね。何故かあの曲が無性に格好良く聴こえました。それからは姉と二人で「赤盤」を聴きまくりました。そして今度は「青盤」ですよ。これも姉が借りてきました。そしていきなりテープに録音しながら聴き始めたんです。当時はライン録りという知識はまだ持っていなかったので、スピーカーにラジカセを接近させて録音してたんです。もちろんその間は物音一つ立てられません。姉と二人で息を殺しながら聴きました。1曲目「Strawberry Fields Forever」から全然理解出来なくて、二人で頭を振りながら曲名に指でバツを付けまくっては、笑いをこらえるのに必死でした。二人でこの変な曲を聴きながら笑いをこらえるというのが妙に楽しくて。しかも2曲目「Penny Lane」もバツ、続く「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」もバツでした。ここまではホント可笑しかった! 今思えばこの2曲は結構ポップなんですけどね…。まあ、ろくに洋楽もロックも知らない小学生と中学生ですからね、後期ビートルズはまだ早かったんです。普通に「Please Please Me」や「Help!」みたいな曲を期待してたんですから仕方ないですよね。「With A Little Help From My Friends」、「Lucy In The Sky With Diamonds」と続き、もう笑えません。バツを付けるのにも疲れました。極めつけは「A Day In The Life」。正直、怖かったです…。その後、最後まで聴けたのかどうか、覚えていません。(もちろん、今では大好きですけど!)
ま、こんな感じに私にとっての「赤盤」「青盤」は色々な意味で衝撃的でした。それはロックの洗礼であり、当時は理解出来なかったサイケや前衛の洗礼でしたね。私にとって「赤盤」「青盤」が一つの扉だったことは間違いないですし、ビートルズの基本であり、多種多様なロックの原点でもあるのです。でもそういう方って、案外多いんじゃないでしょうか?
でもリマスターとは言え、別に未発表曲や初CD化が含まれてる訳でもない、単なるベスト盤が再発されるだけで、これだけ騒ぎになるというのも凄い話ですよね。先日、渋谷タワレコに行きましたが、そこもまるでビートルズ・フィーバーのような感じでしたしたからね。今日のイベントだって、大仰なタイトルが付いているとは言え、実質的にはフィルムを流すだけですのに、150組募集のところ、2000通以上の応募が有ったとのことです。凄い人気ですよね~。個人的には、既発曲のリマスターより、今日見せてくれたような映像をリマスターして、ドキュメンタリーではない、楽曲だけの映像アンソロジーを作って欲しいんですけど…。
とは言え、実は私も「赤盤」「青盤」には思い入れが有るんです。何を隠そう、私が初めて聴いたビートルズは「赤盤」だったのです。もちろん後追いですよ。ちなみに「赤盤」「青盤」がリリースされた時、私は5歳ぐらいですかね~。ま、それはさておき、私が初めて「赤盤」を聴いたのは小学生高学年の頃。中学生だった姉が「赤盤」を何処かから借りてきたのです。その頃私は歌謡曲を卒業してABBAに夢中でした。そんな私が初めて聴いたビートルズは、ただただロックでした。特に「A Hard Day's Night」に衝撃を受けましたね。何故かあの曲が無性に格好良く聴こえました。それからは姉と二人で「赤盤」を聴きまくりました。そして今度は「青盤」ですよ。これも姉が借りてきました。そしていきなりテープに録音しながら聴き始めたんです。当時はライン録りという知識はまだ持っていなかったので、スピーカーにラジカセを接近させて録音してたんです。もちろんその間は物音一つ立てられません。姉と二人で息を殺しながら聴きました。1曲目「Strawberry Fields Forever」から全然理解出来なくて、二人で頭を振りながら曲名に指でバツを付けまくっては、笑いをこらえるのに必死でした。二人でこの変な曲を聴きながら笑いをこらえるというのが妙に楽しくて。しかも2曲目「Penny Lane」もバツ、続く「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」もバツでした。ここまではホント可笑しかった! 今思えばこの2曲は結構ポップなんですけどね…。まあ、ろくに洋楽もロックも知らない小学生と中学生ですからね、後期ビートルズはまだ早かったんです。普通に「Please Please Me」や「Help!」みたいな曲を期待してたんですから仕方ないですよね。「With A Little Help From My Friends」、「Lucy In The Sky With Diamonds」と続き、もう笑えません。バツを付けるのにも疲れました。極めつけは「A Day In The Life」。正直、怖かったです…。その後、最後まで聴けたのかどうか、覚えていません。(もちろん、今では大好きですけど!)
ま、こんな感じに私にとっての「赤盤」「青盤」は色々な意味で衝撃的でした。それはロックの洗礼であり、当時は理解出来なかったサイケや前衛の洗礼でしたね。私にとって「赤盤」「青盤」が一つの扉だったことは間違いないですし、ビートルズの基本であり、多種多様なロックの原点でもあるのです。でもそういう方って、案外多いんじゃないでしょうか?