ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック第10弾&ステージ割!!

2015-06-06 19:00:53 | フジロック

待ちに待ったフジロックのステージ別ラインナップが、一挙67組の追加アーティストと共にオフィシャルサイトにて発表になりました。もう皆様、ご覧になっていることと思いますので詳細は省きまして、「ルーツな日記」的展望などを少々。

実は4月に日割りが発表された時点で、太字扱いのアーティストについてのステージ割を私なりに予想してみたのですが、まったく当たりませんでしたね。MOTÖRHEADとdeadmau5は絶対にホワイトだと思ってましたし、FKA twigsはレッドだと思ってました。でもグリーンのトリとトリ前、ホワイトのトリを豪華な海外勢で固め、グリーンの3番手に邦楽横並びというのは、フジロックらしい見事なバランスだと思います!!

そして今回、最も大きな、そして悲しむべき変更点として、オレンジコートの廃止があります。これは少し前から噂されていたことで、私もまさかとは思っていましたが、そのまさかでしたね。奥地愛好家の私としましては、本当に残念でなりません。ま、その分、ヘヴンが充実してくれれば良いのですが…。



という訳で、そんな点も踏まえて「ルーツな日記」的フジロックの3日間はこんな感じ。と言ってもまだタイムテーブルが出た訳ではないですからね、概ね妄想です。

まずは初日から。
この日はレッド・マーキーで英モッズ・グループのSTONE FOUNDATION 、米オルタナ・アメリカーナなTHE DISTRICTS、さらに英ガレージ・ロックン・ロール・デュオDRENGEという流れが良い!特にTHE DISTRICTSには期待しています!ホワイトでは話題の新鋭ラッパーJOEY BADA$$ 、フィールド・オブ・ヘヴンではレトロ3兄弟KITTY,DAISY & LEWIS、この辺りは被りそうで恐いですね。夜になって個人的に必見なのはMOTÖRHEADですよ!レミーがグリーンに立つ姿がまったく想像出来ません。だからこそ超観たい!そしてトリの時間帯はFOO FIGHTERSかROYAL BLOODですかね?あと苗場食堂のRäfvenも気になりますし、夜中のパレスでKITTY,DAISY & LEWISというのもかなりそそられる。ま、起きてられないですけど…。



そして2日目、土曜日。
この日は何と言ってもグリーン初登場の上原ひろみですよ!てっきりオレンジのトリで、ヘヴンのトリのGALACTIC featuring MACY GRAYと被るんだろうな…、と絶望していたのですが、これは嬉しい誤算!あの壮大なフィールドで、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト、堪能したいと思います。ま、この日は上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトとGALACTIC featuring MACY GRAY、この2組が観れるだけで万々歳です!ホワイト・ブルースのPHILIP SAYCEからGALACTIC featuring MACY GRAYと、夜のヘヴンを楽しめるのも嬉しい。あとはレッド朝一のGLIM SPANKYとか、カフェ・ド・パリのPERROSKY辺りも気になります。



泣いても笑っても最終日、日曜日。
ヘヴンのBLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWN、HENRY GRAY & EDDIE SHAW、BENJAMIN BOOKER、WILKO JOHNSON 。そしてレッドでのTHE BOHICAS、JENNY LEWIS、RYAN ADAMS、OF MONSTERS AND MENと、もうレッドとヘヴンを言ったり来たりしたいです!出来る分けないですけどね…。結局はヘヴンでBLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWNを観て、レッドに戻ってJENNY LEWIS~RYAN ADAMSって流れですかね。これだとHENRY GRAY & EDDIE SHAWが観れなそうですが仕方ありません…。メインはOF MONSTERS AND MENを途中で切り上げてホワイトのFKA twigsです。楽しみ!!それにしてもまさかJENNY LEWISとRYAN ADAMSがレッドマーキーとは思いませんでしたね。てっきりヘヴンかと思っていました。あとクロージングは無いんですかね?


そんなこんなで、例年に比べてヘヴン滞在時間が短いフジロックになりそうです。その分、レッドに居る時間が長いかな?ま、結局のところタイムテーブルが発表されないと何とも言え無いんですけどね。苗場食堂や、木道程、アヴァロン、カフェ・ド・パリにどこで顔を出そうか?とか。複数ステージに出るRäfvenやPERROSKYを何所で観ようか?何回観れるか?その辺りの吟味も今後重要になってきますしね。特にチリのロックンロール兄弟PERROSKYは楽しみなんですよね~。あ、あと岩盤の発表がまだですしね。あそこも侮れないんですよね~。


それと今回の発表で追加された、SHOKA OKUBO BLUES PROJECT、Rei、MONSTER大陸、HZETT M などの邦楽アーティストも気になります。



さて、フジロックまで50日を切ったんですか?ワクワクしますね~。とりあえず、当分は脳内で妄想タイムテーブルをいじくりまわしてるだけで楽しい時間を過ごせそうです。

トラヴィス・ヒル、安らかに

2015-06-06 10:48:47 | ニューオーリンズ
オーリンズの若き才能が、この日本の地で亡くなられました。私は亡くなられる前日に彼のライヴを観ているので、本当に信じられませんでした。こんなことあるのか?あまりに急過ぎて、しばらく信じることが出来ませんでした…。これからの活躍を信じて疑ってなかっただけに、その突然過ぎる衝撃と悲しみに打ちのめされました。死因は歯科治療による感染症だったそうです。

トラヴィス・ヒル。「Ooh Poo Pah Doo」のヒットで知られるジェシー・ヒルの孫であり、トロンボーン・ショーティ、ジェイムズ・アンドリューズとは従兄弟に当たるという、28歳のトランぺッター。

昨年もゴールデンウィークに来日し、関西で活躍するBLITZ & SQUASH BRASS BANDと共にニューオーリンズ仕込みの素晴らしいステージを披露してくれました。そして今年も、昨年に続いてBLITZ & SQUASH BRASS BANDとのジョイントによる来日ツアーが企画され、5月3日、代々木公園で開催された「シンコ・デ・マヨ・フェスティバル」がその初回でした。ですが、哀しいことに、それがトラヴィス・ヒルにとって最後のステージとなってしまいました。

「Mardi Gras in New Orleans」に始まり、「Caribbean Secondline」、そして最後を「When the Saints Go Marching In」で締めるという3曲、およそ20分という短いステージではありましたが、私のようなトラヴィスを観に来たニューオーリンズ好きはもちろん、イベントを楽しみに来ていたラテン系な人達をも巻き込んでの、濃密且つ楽しさに溢れたステージでした。

トラヴィス・ヒルは、このとき既に体調及び口内の状況が悪かったのではないかと思われますが、そんなことはまったく感じさせない流石のエンターテイナー振り。BLITZ & SQUASH BRASS BANDを従え、センターでトランペットを吹く勇姿は存在感抜群。トランペットだけではなくパーカッションも叩いてましたし、「Mardi Gras in New Orleans」では歌も歌ってくれました。また、ステージ前方に進み出て観客を煽ったり、前方に小さな女の子を見つけ嬉しそうに愛嬌を振りまいたりする姿は特に印象的でした。終始にこやかでとても元気そうに見えたのですが。

今になって思えば、パーカッションを叩いていたのは、あまり長くトランペットを吹くことが出来なかったからなのかな?とも思えたり。そう考えると、それでもステージで最高の演奏を届けようとするトラヴィスのミュージシャンとしての強い思いを感じさせられますし、ステージ上でのトラヴィスの姿は本当に素晴らしかったです。私はその勇姿を一生忘れないでしょう。






トラヴィス・ヒルの御遺体はニューオーリンズに帰り、5月23日に葬儀が執り行われたようです。きっと盛大なジャズ・フューネラルで送られたことでしょう。なんてったて、ニュー・バース・ブラス・バンドやリル・ラスカルズ・ブラス・バンドなどでならしていたという彼ですからね。


トラヴィス・ヒルさん、安らかに。





トラヴィス・ヒルのプロフィールと、来日から亡くなられるまでの経緯は、「ブルース銀座』さんのブログに詳しいです。→http://black.ap.teacup.com/sumori/1620.html



Move Your Body / Rebirth Brass Band
最近では、昨年リリースされたリバース・ブラス・バンドの最新作でも1曲トランペットを吹いていました。