今年のフジロックはオレンジコートが無いなんて…。これは本当に寂し過ぎる。ヘヴンとの音の干渉、そして雨が降った時のフィールドコンディションが原因だそう。おそらく来年以降も無いんでしょうね…。ここではホント色々な音楽を楽しませてもらいました。ジャズ&ワールド・ミュージックに限らず、ブルースからソウル、プログレ、アヴァンギャルド、さらにフォークまで、混沌としていながら祝祭感に溢れている、ある意味これぞフジロック!これぞフェスティヴァル!!なラインナップでした!
そんなオレンジコートに思いを馳せて、思い出深い個人的ベストライヴ7選!!
第1位 THE BLIND BOYS OF ALABAMA (2004)
第2位 PRISCILLA AHN (2009)
第3位 HIROMI THE TRIO PROJECT (2012)
第4位 PRESERVATION HALL JAZZ BAND (2014)
第5位 SEUN KUTI & EGYPT 80 (2009)
第6位 LITTLE JOE WASHINGTON with THE EASTSIDE KINGS (2004)
第7位 CONGOTRONICS vs ROCKERS (2011)
第1位は2004年のブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマです。フジロックの長い歴史の中でゴスペル・グループが出演したのはこのアラバマだけではないでしょうか? フジ最奥地で聴く本物のゴスペル・カルテット、夜の山々に響く黒いハーモニーの神々しさは未だに脳裏に焼き付いています。この時はまだクラレンス・ファウンテンが居た頃で、彼を中心にしたアラバマの最後の来日となったのも貴重でしたし、当時一緒にコラボ作を作っていたベン・ハーパーが飛び入り参加したのもフジロックならではでした!
第2位はプリシラ・アーン! 私はプリシラの大ファンなので、これまで何度も彼女のライヴを観ていますが、09年のオレンジコートでのステージが、ダントツでベストライヴです。夕方、徐々に暗くなる時間帯、彼女の透き通るようなピュア・ヴォイスは、まさに苗場の山に染み入るようで、観客も含めたあの広い空間全てをうっとりとした静寂に包み込みました。あれはオレンジならではの幻想的な瞬間でした。また演奏中、彼女の白い腕に大
きな虫が止まり、あわてて振り払いながらも、あまりの驚きに笑いが止まらず、そのカラカラとした笑い声がまた可愛かったです。
第3位は上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト。思えば、私が初めて上原ひろみさんのライヴを観たのもオレンジコートでした。あれは05年、まだトニー・グレイ(b)、 マーティン・ヴァリホラ(ds)とのトリオでやっている頃で、それ以来、私は上原ひろみファンまっしぐらになってしまったのでした。上原さんのライヴは何度観ても全てが名演ですが、その中でも屈指の名演が2012年、オレンジコートでのザ・トリオ・プロジェクト!あれはとんでもなかった!まるで苗場に怪物出現!な音像でした。
第4位は昨年、2014年に出演したニューオーリンズが誇る老舗ブラス・バンド、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・ バンド。こちらは新進気鋭のファンク系ではなく、伝統的なニューオーリンズ・ジャズを守るバンドでして、こういうバンドを呼んでくれるのも、オレンジコートがあったからこそ。私はここ数年、このバンドのフジ出演を熱望していただけに、「Bourbon Street Parade」で観客達が傘を広げて盛り上がった光景は、涙が出る程嬉しかったです!
第5位は09年のシェウン・クティ&エジプト80。やはりオレンジと言えばワールド・ミュージックですよね!スカやレゲエはもちろん、ブラジルのボサノバ、スペインのフラメンコ、南アフリカのクンビア、バルカン半島系のジプシー、バスク系のミクスチャー、さらにはモンゴルのロックバンドまで、ホントどこから探してくるんだろう?という秘境感。中でも個人的にはアフロビートのシェウン・クティですよ!あの黒い灼熱のファンク・グルーヴは最高でした!
第6位はテキサスのブルース・シーンが誇る怪人リトル・ジョー・ワシントン。オレンジにはバディ・ガイを筆頭に、ボビー・ラッシュやジョン・メイオールなどブルースの大物達も出演していますが、衝撃度で言えば、やはりリトル・ジョー・ワシントンでしょう。車椅子に乗って登場と言うのも驚きましたが、そんなハンデをものともしないエグ味爆発なブルース衝動は圧巻の一言でした!
第7位はコンゴトロニクスVSロッカーズ。電化親指ピアノとポリリズミックなパーカッションが織りなすアフリカ最深淵グルーヴに、新進気鋭のロッカー達が挑んだ脅威のコラボレーション。フジロック再奥の地で繰り広げられた異境の祝祭。これぞオレンジ・コート!
他にも、サム・ムーア、ブッカーT、タワー・オブ・タワー、ロス・ロボス、マーク・リボー、マーヴァ・ホイットニー、イーライ・リード、レーベン、モリアーティ、などなど。印象に残っているステージは山ほどあります。また私は観れませんでしたが、ゴングやマグマなど伝説的なプログレ・バンドが出演したのもオレンジコートの凄いところでしたね。
あ、あとオレンジで忘れてならないのがブライアン・バートンルイスのオールナイトフジ。私は夜が苦手なので、始まった直後にチラッと足を運んだぐらいでしたが、これもフジの名物でした。私もいつか一度はオレンジで朝まで踊ってみたいと思っていましたよ!でもそれも叶わぬ夢となってしまったのかな?
オレンジコートは本当にこれでおしまいなのでしょうか?
だとしたら、これまでありがとう!!
そしてまたいつの日か!!
そんなオレンジコートに思いを馳せて、思い出深い個人的ベストライヴ7選!!
第1位 THE BLIND BOYS OF ALABAMA (2004)
第2位 PRISCILLA AHN (2009)
第3位 HIROMI THE TRIO PROJECT (2012)
第4位 PRESERVATION HALL JAZZ BAND (2014)
第5位 SEUN KUTI & EGYPT 80 (2009)
第6位 LITTLE JOE WASHINGTON with THE EASTSIDE KINGS (2004)
第7位 CONGOTRONICS vs ROCKERS (2011)
第1位は2004年のブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマです。フジロックの長い歴史の中でゴスペル・グループが出演したのはこのアラバマだけではないでしょうか? フジ最奥地で聴く本物のゴスペル・カルテット、夜の山々に響く黒いハーモニーの神々しさは未だに脳裏に焼き付いています。この時はまだクラレンス・ファウンテンが居た頃で、彼を中心にしたアラバマの最後の来日となったのも貴重でしたし、当時一緒にコラボ作を作っていたベン・ハーパーが飛び入り参加したのもフジロックならではでした!
第2位はプリシラ・アーン! 私はプリシラの大ファンなので、これまで何度も彼女のライヴを観ていますが、09年のオレンジコートでのステージが、ダントツでベストライヴです。夕方、徐々に暗くなる時間帯、彼女の透き通るようなピュア・ヴォイスは、まさに苗場の山に染み入るようで、観客も含めたあの広い空間全てをうっとりとした静寂に包み込みました。あれはオレンジならではの幻想的な瞬間でした。また演奏中、彼女の白い腕に大
きな虫が止まり、あわてて振り払いながらも、あまりの驚きに笑いが止まらず、そのカラカラとした笑い声がまた可愛かったです。
第3位は上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト。思えば、私が初めて上原ひろみさんのライヴを観たのもオレンジコートでした。あれは05年、まだトニー・グレイ(b)、 マーティン・ヴァリホラ(ds)とのトリオでやっている頃で、それ以来、私は上原ひろみファンまっしぐらになってしまったのでした。上原さんのライヴは何度観ても全てが名演ですが、その中でも屈指の名演が2012年、オレンジコートでのザ・トリオ・プロジェクト!あれはとんでもなかった!まるで苗場に怪物出現!な音像でした。
第4位は昨年、2014年に出演したニューオーリンズが誇る老舗ブラス・バンド、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・ バンド。こちらは新進気鋭のファンク系ではなく、伝統的なニューオーリンズ・ジャズを守るバンドでして、こういうバンドを呼んでくれるのも、オレンジコートがあったからこそ。私はここ数年、このバンドのフジ出演を熱望していただけに、「Bourbon Street Parade」で観客達が傘を広げて盛り上がった光景は、涙が出る程嬉しかったです!
第5位は09年のシェウン・クティ&エジプト80。やはりオレンジと言えばワールド・ミュージックですよね!スカやレゲエはもちろん、ブラジルのボサノバ、スペインのフラメンコ、南アフリカのクンビア、バルカン半島系のジプシー、バスク系のミクスチャー、さらにはモンゴルのロックバンドまで、ホントどこから探してくるんだろう?という秘境感。中でも個人的にはアフロビートのシェウン・クティですよ!あの黒い灼熱のファンク・グルーヴは最高でした!
第6位はテキサスのブルース・シーンが誇る怪人リトル・ジョー・ワシントン。オレンジにはバディ・ガイを筆頭に、ボビー・ラッシュやジョン・メイオールなどブルースの大物達も出演していますが、衝撃度で言えば、やはりリトル・ジョー・ワシントンでしょう。車椅子に乗って登場と言うのも驚きましたが、そんなハンデをものともしないエグ味爆発なブルース衝動は圧巻の一言でした!
第7位はコンゴトロニクスVSロッカーズ。電化親指ピアノとポリリズミックなパーカッションが織りなすアフリカ最深淵グルーヴに、新進気鋭のロッカー達が挑んだ脅威のコラボレーション。フジロック再奥の地で繰り広げられた異境の祝祭。これぞオレンジ・コート!
他にも、サム・ムーア、ブッカーT、タワー・オブ・タワー、ロス・ロボス、マーク・リボー、マーヴァ・ホイットニー、イーライ・リード、レーベン、モリアーティ、などなど。印象に残っているステージは山ほどあります。また私は観れませんでしたが、ゴングやマグマなど伝説的なプログレ・バンドが出演したのもオレンジコートの凄いところでしたね。
あ、あとオレンジで忘れてならないのがブライアン・バートンルイスのオールナイトフジ。私は夜が苦手なので、始まった直後にチラッと足を運んだぐらいでしたが、これもフジの名物でした。私もいつか一度はオレンジで朝まで踊ってみたいと思っていましたよ!でもそれも叶わぬ夢となってしまったのかな?
オレンジコートは本当にこれでおしまいなのでしょうか?
だとしたら、これまでありがとう!!
そしてまたいつの日か!!