ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

2014年 ベスト・アルバム リイシュー編

2015-06-21 21:16:30 | 2014年総括
さて、2015年も半分過ぎようとしている今日この頃、我がブログではまだこんなことやってます。という訳で、2014年総括企画、今回は2014年リイシュー/コンピ盤ベスト10です!


第1位

BOB DYLAN AND THE BAND / THE BASEMENT TAPES COMPRETE
文句無しの第1位! ボブ・ディラン&ザ・バンドの地下室です。これはルーツ音楽フリークにとっては待ってましたのお宝ですよね! ロックのルーツ回帰はここから始まったとされる地下室ですから。ディランのブートレッグ・シリーズが始まって以来、いつかは来ると思っていましたが、いざ、リリースされてみるとまさかの地下室!な衝撃でした。なにせCD6枚組、138曲ですから!!音質も演奏もいかにも内輪のセッションと言う感じですが、その「素」に近い質感が逆に堪りません。それにしてもこのヴォリュームと内容ですから、これを聴くのはほとんど旅に近いです。悠久の旅。私もまだまだ全貌を掴み切れていません。これを聴きながら67年当時のビッグ・ピンクに思いを馳せ、その後のロックの潮流へ目を向けるも良し、さらにルーツへ遡るも良し、1曲1曲、さまざまな扉が開かれる、そんなお宝です。


第2位

LONE JUSTICE / THIS IS LONE JUSTICE: THE VAUGHT TAPES, 1983
地下室さえ無ければ、これを第1位にドーンっと挙げることが出来たのに…。残念ながらの第2位は、私の愛するローン・ジャスティス。このデビュー前の音源は一部がベスト盤に収録されていましたが、まさかまだこんなに残っていたとは!!若きマリア・マッキーとバンドの溌剌としたカウ・パンクに痺れまくりです。出来ればこの時期のライヴ盤とか、ライヴ映像とか、発掘してくれるとさらに嬉しいのですが…。


第3位

THE ROLLING STONES / FROM THE VAULT L.A. FORUM (LIVE in 1975)
第3位はローリング・ストーンズの1975年LAフォーラム。今まで当ベストアルバム企画では映像作品は除外していたのですが、これだけは別とさせてください。このビリー・プレストンが居た時期のストーンズのライヴは、ず~っと観たくて観たくて仕方が無かった代物なのです。ストーンズの凄さは言わずもがなですが、歌い、踊るビリーの姿に感無量です。いやはや、ストーンズはいつの時期も最強!そしてビリーも最高!!


第4位

ALBERT KING / LIVE IN THE '70S
70年代のいくつかのライヴからよりすぐった未発表音源集。と言っても寄せ集め感はまったく無く、ライヴ盤として一つの流れで楽しめます。アルバート・キングの濃密なフィーリングのこもった多彩なチョーキングがたっぷり堪能出来ます。これぞブルースですよ!アルバート・キングの凄さを再確認しました。


第5位

VA / SWAMP POP BY THE BAYOU
ACEからのバイユー・シリーズ第7弾はスワンプ・ポップ! 正直、知らないアーティストが多いので、ソリッド・レコードさんがライナーの和訳を付けてくれたことは本当に感謝。ライナーを読みながら、ルイジアナの深~いスワンプ・ポップ世界にどっぷり浸かれます。


第6位

VA / YOU TALK TOO MUCH THE RIC & RON STORY VOLUME 1
こちらもACEから、ニューオーリンズの愛すべきレーベル「RIC」と「RON」のコンピ盤。このレーベルの編集盤は以前にも出ていますが、近年のACEらしい丁寧な仕事ぶりに拍手。プロフェッサー・ロングヘア、ジョニー・アダムス、アーマ・トーマス等々、珠玉のニューオーリンズR&Bの数々。あらためてRIC&RONのレーベル・カラーに舌鼓。続編も併せてどうぞ!


第7位

ELDRIDGE HOLMES / NOW, THAT I'V LOST YOU THE ALLEN TUSSAINT SESSIONS
ニューオーリンズ物が続きます。アラン・トゥーサンが60年代にプロデュースしたシンガー、エルドリッジ・ホルムズ。いくつかのレーベルに股がってタッグを組んで来たようですので、トゥーサンのお気に入りだったのかもしれませんね。サザン・フィーリング豊かな良い声しています。残念ながらシングルのみしかリリースしていないようですが、それをこうやってまとめて聴けるのは嬉しいかぎり。


第8位

COWBOY / 5'LL GETCHA TEN
2009年にドニー・フリッツが来日したとき、バック・バンドにスコット・ボイヤーが居らして、それ以来ず~っと聴きたかった、彼が在籍するカウボーイの2ndアルバムが遂に世界初CD化。これは快挙です!暖かいカントリー・ロック。デュエイン・オールマンもチラッと参加。


第9位

VA / COUNTRY FUNK II 1967-1974
2012年の我がリイシューベスト企画にて第1位とさせて頂いたLIGHT IN THE ATTIC産名コンピの第2弾! 第1弾に比べれば流石にインパクトは劣るものの、相変わらず目から鱗なカントリー・ファンクで楽しませてくれます。


第10位

JUNIOR WELLS / SOUTHSIDE BLUES JAM
バディ・ガイ、オーティス・スパン、ルイス・マイヤーズ、フレッド・ビロウ等が参加したジュニア・ウェルズのブルース・ジャムがボーナス・トラック追加でリイシュー。元々好きだったアルバムなので、デラックス化は大歓迎です!