ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

mount sugar@恵比寿カチャトラ

2013-04-06 16:40:11 | 邦アーティスト
3月19日、恵比寿カチャトラにてマウントシュガーを観てまいりました。この日の出演者は、マウントシュガーの他、ゼロキチさんとバロンさん。まずはマウントシュガーのお二人からスタート。「農家の嫁」から始まり、「翳りゆく部屋」、「スーパースター」の3曲。森さんのアコースティック・ギターとアリサさんの歌声のみで奏でられる至福の時間。大好きな「農家の嫁」と「スーパースター」。何度聴いても良いですね~。特に「スーパースター」は最近あまりライヴでやらないので嬉しかったです。そしてユーミンのカヴァー「翳りゆく部屋」。たまにカヴァーを披露してくれるマウントシュガーですが、これは初めて聴きました。この曲良い曲ですよね~。数年前にエレファント・カシマシがカヴァーしていたのも印象的でしたが、まさかアリサさんの歌で聴けるとは! もちろん絶品でしたよ~。

この3曲で一旦マウントシュガーは終了し、なんと飛び入りでとんちピクルスさんが登場! たった2曲でしたが会場を見事なとんち色に染めあげ、大盛り上がりに終了。まあ、私も含めマウントシュガーを観に来た人達はみんなとんちピクルスさんも好きなんだろうとは思いますが、飛び入りの短い時間であれだけがっつり観客の心を掴んでしまうあたりは、流石とんちさんですね!

続いてウクレレ奏者のゼロキチさん。ゼロキチさんもマウントシュガー絡みで何度かライヴを観たことがあるのですが、毎回そのウクレレの音色にはうっとりさせられてしまいます。とんちさん後というざわついた空気もゼロキチさんがウクレレを弾き始めれば、スーッとその世界へ引き込まれてしまいます。

そしてバロンさん。この方はこの日初めてライヴを観させて頂きました。ウクレレの弾き語りを中心にしたアーリー・ジャズ等のカヴァー。ですがマニアックな感じにはならず、独自の日本語歌詞と朗らかな歌声が親しみやすい爽やかな空気を生み出してました。フライヤーで彼をボードビリアンと紹介しているだけあって、「Paper Moon」ではパントマイムやタップダンスを取り入得れる等、海の向こうの古き良き芸能の世界を粋なセンスで甦らせたようなステージでした。ですがその一方で映画「男はつらいよ」のテーマソングを取り上げる等、ある種のグッド・タイム・ミュージックとしての魅力に溢れたライヴでもありました。この人はまた観てみたいです!

最後はマウントシュガーが再び登場。今度はカセットコンロスのフケさんも参加。それにしてもフケさんの参加率の高さって言うのはもうほんとんど準メンバーと言っても良い程。もちろん彼のリズムとマウントシュガーとの一体感も熟練の域。特にこの夜の演奏にはそれを感じさせられました。PAのトラブルで「走れロマンスカー」をやり直すというハプニングもありましたが、「KETE」、「黄昏」、「野生」など。フケさんのリズムと森さんのオーガニックなグルーヴに乗るアリサさんのエモーショナルな歌声は最高でしたね。あと聞いたこと有るような、無いような、まだアルバムには収録されてないらしい曲もやってました。最後は出演者総出演で「2人の唄」。「ラ~ララ、ラララ♪」と観客とのコール&レスポンス的な合唱もあったりで、アットホームな盛り上がりでした。

やっぱりカチャトラで観るマウントシュガーって、いつも暖かい空気に包まれているようで、最高ですね!!