ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

デズリー

2007-04-27 00:32:29 | R&B、HIPHOP
DES'REE / SUPERNATURAL

ヤフーのニュースによりますと、自作の「I'm Kissing You」を正当な許可なく ビヨンセ がカバーしたとして、 ビヨンセや関連レコード会社数社を訴えているというデズリー。訴訟話はその経過を見守るとして、前回当ブログでビヨンセを取り上げましたので、今回はデズリーです。

1969年イギリス生まれ。良心はカリブ出身だそうです。92年「MIND ADVENTURES」でアルバム・デヴュー。94年の2ndアルバムからのシングル「You Gatta Be」の大ヒットで知られます。ですが私がデズリーを知ったのは03年の4thアルバム「DREAM SODIER」でした。なので「I'm Kissing You」の入った98年の3rdアルバム「SUPERNATURAL」(写真)は後追いで聴きました。

もちろん「DREAM SODIER」も素晴らしいアルバムだと思いますが、どちらかと聞かれれば「SUPERNATURAL」の方が好きです。素朴なサウンドながら、タイトル通りナチュラルなヴァイブに溢れています。そして聞く側の気持ちを和らげる、ある種のおおらかさがあります。1曲目「What's Your Sign?」のイントロのギター、そしてデズリーの声。シルキーと評されるその声は軽やかでありながら独特の深みがあります。

そしてこのアルバムのハイライトはやはり「I'm Kissing You」でしょう。とにかくデズリーの歌が深い! 私はビヨンセのファンですが、まあ、ビヨンセとは声質も違いますし、アプローチの仕方も違いますから、比べてはいけないのかもしれませんが、この曲に関しては、私はデズリーの歌唱の方が好きです。派手ではありませんが心に響く、感動的な歌です。

この曲はもともとデカプリオが主演した映画「ロミオ&ジュリエット」の”愛のテーマ”として知られているようで、私はその映画は見ていないのですが、ロミオとジュリエットの出合いのシーンを演出した曲で、映画中、実際にその場面でデズリーがで歌っているそうです。

もちろん他の曲も心地よいグルーヴと良いメロディー、そして最高の歌声に溢れています。そしてラストの「Fire」はベイビーフェイスとのデュエット。これもなかなか。




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 07. 4.28 ビヨンセ訴えられる!