一緒に新大久保に行った、友達の話をしますね。
友達の息子君とけん太は同級生。
中学受験する男子の親という繋がりで、友達とは仲良くなりました。
けん太はその後、不登校になり、息子君も、「友達と同じ中学校に行きたい」と言い出し、中学受験を断念。
運動部をかけもちしたりもして、頑張っていました。
とはいえ、元々、サピッ〇スの αクラスにいた息子くんですからね。
その後、地域でトップの公立高校に入学。その後も、国立大学、大学院と進み・・・今は研究職に就いています。
結婚を考えている彼女もいるしねぇ~いいなぁ~
そんなご優秀な息子君を持つ友達ですが、学校での宿題の取り組み方、高校受験のための塾選びなど、親がどう関わったかの話を今回、聞いて、びっくりもしましたが、
さすが!とも思いました。
それをちょっとご紹介します。
小学校の時、漢字の書き取りの宿題が出ますよね?
ある時、「漢字をノートに1枚以上書く」という宿題が出されたそうな。
息子君は1枚、仕上げて提出。
一方、真面目で優等生タイプのW君は、何十枚?も書き、提出したそうです。
クラス全員の漢字のノートの枚数を足すと、その半分にあたる枚数は、W君のものだったそうです。
それを先生がクラス全員の前で、W君を凄く褒めたたえたそうです
その話を聞いた友達は、はい???・・・と思ったそうです。
たくさん書いたら偉いの?褒めたたえられるの?と理解に苦しんだそうです。
既に覚えている漢字なら、書かなくてもいいし、
そうでなくても、ひとつの漢字、せいぜい1行書けばよくない?
そんなにたくさん書く必要ある?
その時間を他の勉強にまわした方がいいよね?
・・・と思ったそうな。
それで、息子君に「漢字は1行書けば十分だから。後はお母さんが適当に埋めておくよ」と言って、
友達が適当にささっと仕上げて提出させたそうな
中学の時の英語も、毎日単語をノート1枚埋めるという宿題があったのですが、それもそうしたそうな。
(そういう単調な宿題が多く、けん太はそれが苦痛だったんですよね=やらない=怒られる=不登校)
「なんというか、なんでも型にはめようとするよね?その中に収まっていればいいみたいな?どうしてそれが、いいになるんだろう。
その子その子で違うんだからさ、それぞれのやり方でよくない?」と言ってました。
先生に少し物申したこともあるようですが「ずいぶんと過保護ですね」と言われてしまったようです。
子どもの宿題に口を出す親として、牽制球を投げられた?
悶々としつつも、「内申書」というものがある。
受験のために、テストの点数はとっておかなければならないので、地元の個人塾に入ったそうな。
その塾は、学校のすぐ側にあり、その学校の生徒しかいない。
なので、中間、期末テストの時期になると、塾は通常の授業ではなく、テスト対策に入る。
先生が出題を予想して、模擬テストを作ってくれたりもする。
大手塾だと、他の学校の子もいるから、テスト中でも通常授業となるのでね
その塾でテスト対策が出来たおかげで、常に好成績
ただ、友達は、勉強面の環境は整えましたが、進路に関しては、口出ししませんでした。
本人の意思を尊重し、見守る母でもありました。
中学受験を辞めると言った時も、反対せず、息子君の希望を受け入れたしね。
公立の一次試験は、不合格。
二次にチャレンジするには、ちょっと厳しい点数だったそうです。
しかし、息子君は、何の迷いもなく、二次を受けると言ってきた。
もし二次が落ちてしまったら、その時点で、3月半ば・・・いったい、どうするんだ~???の状況。
その時も、「でも、本人がそう言っているんだから仕方ないよね~?」と思ったそうです。
でも、二次試験に、見事、合格!
トップ高に入学することができました
その結果を導いたのも、やはり、友達のそれまでの対応力があってこそだなぁ~と思いました。
塾の選び方も、流石だなと思いましたが、
一番、凄いのは、無駄な勉強はやらなくていい!と言える潔さ。
親がやってしまう迷いのなさ。
私なんて、そんなこと思いもしなかった~
出されたものはやる!が普通の感覚ですもんね。
漢字をノートに何ページも書いて提出したW君。
実は親は学校の先生なんです。
夏休みの自由研究なんて、それはそれは素晴らしくて、賞を連続してとっているほどです。
さすが、先生の子だよね~って皆が言ってました。
真面目でコツコツタイプ。
成績優秀かと思いきや、そうでもなかったとか?・・・意外でした
真面目でコツコツ、正確な仕事をすることを求められる職場はいくらでもあると思います。
一方で、臨機応変に効率よく?仕事をこなし、結果を求められる職場も必ずあります。
その子、その子の適所があるのだから、それでいいのだと思います。
宿題を出さなかったけん太。
なんであそこまで人格を否定される必要があったのかなとも思ったりしますが、
その経験があって、今、緩やかな職場で長く働くことができているんだろうなとも思います。