ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「存在を隠そうとしていた」のだから 「隠してあげる」

2018-06-10 23:48:08 | 不登校のこと
今日、スーパーで買い物をしていたら

前方に見覚えのある人が・・・
もしかして??
と思ったら、向こうも私に気づき、一瞬はっとした表情になり

ほぼ同時に、幼稚園時代のママ友だ~

となりました。

卒園して以来ですよ~
14年振りくらい?

幼稚園時代、ケン太が遊んでいた仲間のひとりです。
お互いの家にも行き来していました。

小学校は学区が違い、確か3、4年生の頃に海外に行ってしまったので、
それ以降、音信不通になっていました。

久々の再開なのに、一瞬、息子君の名前が思い出せなくて

「〇〇君、元気~?」が言えず

「海外から帰ってきていたんだね~いつ帰ってきたの?」
「2年間」
「そうなんだ~長かったんだね~」

ご主人が傍にいたこともあり、
そこで「じゃあ~」って別れてしまったけど、

息子くんの名前もすぐ思い出したし
弟くんの名前も出てきたし、

もっと話すればよかったなぁ~

息子君、今、大学生だよね?
弟くんも大学生か、もしかして受験生?

近況を聞きたかったなぁ~

「ケン太はもう、社会人だよ~」って私も言うだろうな。

「〇〇で働いているよ~」

も言うかな?

なんなら

「いろいろあってさ。学校行ってない時期もあったのよ~」

まで言っちゃう?(笑)


今、働いているから言えるんだよね。
きっと・・・

もし家にいたら、言えるかな?

「今、家にいるんだ」って。


実は、松野さんの

「隠すことは子どもに失礼だと思った・・・」という言葉が残っていて

不登校の場合はどうなんだろう~と思ったりしていたのです。


子どもが家にいて

「子どもは家にいるのよ~」って明るく言える人ってそうはいないと思います。

そういう話題は話しずらいというか、
避けてしまうというか、

そういう方が多いんじゃないかと。

だから、なるべく話しなくていい状況に持っていく?

今日のようにスーパーで友達を見つけたら、友達が気づく前に
下を向いて別方向にささっと消えたりね。

そうそう。
私は、買い物をしている時、
知っている人と会わないだろうかと常に周りに神経がいっていたかも。

なんか聞かれたら嫌だし。
聞かれたらどう答えていいのか悩むし~

そんなことを考えるだけで疲れてしまう。

だから、なるべく混む時間帯にはスーパーに行かなかったんだ


でも、そうやって隠そうとするのは子どもに失礼?

でも、そういう状態の子どもがいることを人に知られたら恥ずかしいとか?
そういうことではなかったです。

人に話しても、わかってもらえた・・・とはならないように思うし、
なにげない言葉に傷つくこともある。

話したことでかえって悶々としてしまう。
孤独感を感じてしまう。

自分自身のメンタルを保つために避けたいという気持ちがあったことは確かです。


でも、一番は

ケン太が知られたくないだろう・・・と思ったから。

つまりは「子どもが嫌がることはしない」


小学生の時は、担任の先生から電話があり話していると受話器を奪い取ろうとしたんです。

自分のことを話してほしくなかったんですね。

ケン太が「存在を隠そうとしていた」のだから
親も「隠してあげる」

(先生には、後にメール連絡ができるようにお願いしましたけど)

そういうことだったかなと思います。

信頼関係が崩壊していた我が家では、それがとても大切でした。



今は多分、不登校だったってことを知られても、別に・・・って感じだと思います。

私が話しているとかいないとか、どうでもいいというか、あまり関心がない?

すでに過去のことですから(とりあえず今は

ケン太の心はもう別のところにあります。



普通に、時間帯を気にせずに、商品だけを見て
買い物ができるってありがたいことですね。

不登校を経験した分だけ、
ありがたいと思えることが増えていきますね






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