ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

本当に「育てにくい男の子」?

2024-04-11 23:37:25 | 感名を受けた話

 

少し前の東洋経済のオンライン記事ですが、こちらの書籍の著書である、おおたとしまさ氏が、著書の内容を一部紹介されていました。

出だしのこの文章で、心を掴まれてしまいました。

 

いきなりですが、おめでとうございます!

男の子、しかもちょっとクセのある「育てにくい子」を授かったみなさんは、選ばれし親です。神様から「この人なら大丈夫」と見込まれ、普通の人にはつとまらない大役を任されたのです。大変でしょうけれど、この際、名誉なことだと思ってください!

しかしあまりに元気のいい男の子のママからはときどき、「ハズレくじを引いた」なんてセリフを聞くこともあります。でも、そのくじ、もう一度よーく見てください。じーっと観察すると、「ハズレ」ではなく「大アタリ」に見えてくるはずです。

がんこ、わがまま、甘えん坊……。「この子のこの性格、なんとかならないかしら?」と思うことも多いでしょう。もともと良い性格、悪い性格なんてものはありません。なんらかの性格的な特徴が、良いほうに発揮されれば長所となり、悪いほうに表れれば短所になる。それだけのことです。

それなのに、悪いほうに表れたところばかりに注目し、その特徴自体を弱めようとしてしまうと、せっかくのその子らしさが台無しです。特徴を弱めるのではなく、親の見方をそのまま180度転換すればいいのです。

 

おめでとう~ですよ~

普通の人にはつとまらない大役を任されたんですって。そういうことだったの?(笑)

名誉なことだと思えだと?そう思わせてくれぇ~~(笑)

いや~なかなかですよ。

こんなふうにポジティブ変換すればいいんだぁ~が満載な記事でした。

 

【ポジ変テク1】わがまま→話のわかる男になる

【ポジ変テク2】がんこ→ブレない男になる

【ポジ変テク3】威張りん坊→かっこつけない男になる

【ポジ変テク4】落ち着きがない→好奇心が旺盛な男に育つ

【ポジ変テク5】甘えん坊→失敗を恐れない男に育つ

 

この内容が気になる方はどうぞこのまま読み進めてください。

小さいお子さん対象に書かれていますが、年齢に関係なく参考になる内容だと思います。

 

【ポジ変テク1】わがまま→話のわかる男になる

公園で「もっとあそびたい」と言ったって、永遠に遊び続けたいわけじゃないんです。「今すぐにやめるのは悲しい」という意味です。でも、うまい言い方がわからないので、「イヤだ!」になってしまうだけです。

そんなときは、「じゃ、あと5分ね」などと言って、可能な範囲で気持ちを受けとめてあげましょう。そうすれば、「うん、わかった」と言ってくれることも少なくないと思います。子どもも本当はあと30分くらい遊びたいと思っているのかもしれません。でも、「5分でもいいか」と思って子どもなりに妥協してくれているのかもしれません。

親は「勝つか負けるか」「ゼロか百か」みたいに考えてしまいがちですが、子どもは「譲れるところまで譲ってよ」と思っているだけなんです。「ボクの気持ちを少しでもわかってほしい。1割でもいいから望みをかなえてほしい」と思っているのです。

「ママは譲れるところまで譲ってくれる人だ」という信頼があればこそ、そのママが、「今日は本当に無理なの! 言うことを聞いて」と真剣な顔で迫ってくれば、「今日は本当に無理なんだな」とあきらめられるというものです。

だから、「わがまま」を言われたとき、仮に1割も実現してあげられなくたって、親が最後まで気持ちを聴いてあげることができれば、それだけで子どもの心は90%くらい満たされたりします。

そうやって、受けとめてもらえることのうれしさを知っている子どもは、他人の気持ちを受けとめることも上手になります。杓子定規にルールをあてはめ、すぐに「ダメ」というお役人さんのような人にはなってほしくないですよね。だったら、まず、親がお手本を見せてあげられるといいですよね。

 

【ポジ変テク2】がんこ→ブレない男になる

「ボクは絶対に最後までやるんだ!」とか、「納得のいかないことには断じて首を縦に振らないぞ!」とか、カッコいいじゃないですか。

でも、それがママの利害とぶつかり合うと、あれれ?「がんこな子」というレッテルに早変わり。ママが望ましいと思う行動に対してがんこさが発揮されれば大喜び。好ましくないと思う行動に対してがんこさが発揮されれば、叱責やぼやきに変わる。正直言って、身勝手なのはママのほうですね……。

「がんこ」な態度をとることで、子どもは「がんこ」の損益分岐点を見極める練習をしています。ある程度、意地を張ってがんばらないとなにごとも成し遂げられないけれど、あんまり意地を張りすぎると周りを嫌な気持ちにさせちゃったり、結局自分も嫌な気持ちになっちゃったりするということを、体験的に学ぼうとしているのです。

「がんこ」の損益分岐点の見極めがうまい人は、決して譲れないところでは譲りませんが、譲ってもいいかと思えるところではすんなり譲ることができます。そういう人はただの「がんこ者」ではなく、「軸がブレない人」と言われ、賞賛されます。幼いころの「がんこ」さはそのための訓練です。

 

【ポジ変テク3】威張りん坊→かっこつけない男になる

男の子は自分を大きく見せたり、自慢したりするのが大好き。多かれ少なかれ誰もが通る道なので、「うちの子、どうして?」なんて心配は不要です。

放っておいてもそういう時期はきっといつか卒業するのですが、もし、少しでも早くそういう時期を卒業させてあげたいと思うなら、親のすべきことは、気持ちを受けとり、「○○くんはすごい!」「さすが! ○○くん」と賞賛し、満足させてあげることです。簡単に言うと、おだてるってことに近いですかね(笑)。

よくお年寄りが満面の笑みで「ボクは小さいのに偉いね」とか、「ボクはきっと将来、大物になるよ」なんて、何の根拠もなく子どもをべた褒めしてくれることがあるじゃないですか。あんな感じでいいんです。

「このままじゃ、ろくな大人にならない」なんて思って、「調子に乗るんじゃないわよ!」とか「あなたなんて大したことないのよ」なんて、わざと子どもを否定してたしなめようとするのは逆効果。ますます自分を大きく見せたり、自慢したりしないと気が済まなくなってしまいます。

幼時期に、周りの大人から十分な共感が得られず、自分を大きく見せたいという欲求が満たされないと、いつまでも自信が身につかず、他人との人間関係の築き方も不安定になりやすいといわれています。

 

【ポジ変テク4】落ち着きがない→好奇心が旺盛な男に育つ

小学校に上がるくらいまでの男の子が、じっと椅子に座っていられたら、そのほうが不自然です。「エネルギーが足りないんじゃないか」って心配になっちゃいます。

「じっとしていられない」というのは視野が広いうえに好奇心が旺盛で、エネルギーにあふれている証拠です。そういう子は、次から次へと楽しいことを見つける天才なのです。しかも、頭の回転の速い子ほど、落ち着きがなくて飽きっぽい傾向があるように思います。

次から次へと新商品を発表して世の中を驚かせることが得意な名物社長の人たちの中には、いい意味で落ち着きがなくて飽きっぽい人が多いのではないかと思います。きっと彼らも小さなころは「落ち着きのない子」と呼ばれていたに違いありません。

だから心配不要です。むしろ「将来が楽しみだ!」くらいに思っていてください。どんなに落ち着きのない子でも、小学校の高学年くらいになれば、それなりに落ち着いてくるものです。

ちょうど、小さなころから大人のいうことを何でも素直に聞く「いい子」が、思春期以降に問題行動を生じ始めるのと裏腹にです。トータルで考えれば、どの子もみんな同じだけ手がかかるようにできているのです。それが早いか遅いかの違いでしかありません。

 

【ポジ変テク5】甘えん坊→失敗を恐れない男に育つ

男の子はドキドキする冒険が大好きです。冒険には、好奇心や勇気も必要ですが、いちばん大切なのは実は安心できる港のような場所の存在なんです。安心できる場所のない人は、冒険することもできません。

ママに甘えるのは、ママのことを安心できる港のような存在だと思っているからです。毎日ママのひざの上で英気を養っては、また新しい冒険にでかけるのです。幼いとき、しっかりと甘えさせてもらった子どもは、挑戦を恐れない人になります。

こんなことも言えます。よちよち歩きの子どもがコテンと転び、本人は何が起こったのかわからずに、パニック状態で泣いてしまいました。「転んだら自分で起き上がる」男になってほしいと思う気持ちはわかりますが、それを学ぶためには、その前に、「転んでも大丈夫」ということを学ばなければなりません。

だからいきなり「自分で立ちなさい」と言うのではなく、最初は「大丈夫?」と歩み寄り、そっと手をさしのべてあげてほしいのです。そうすれば、「転んだのは痛かったけど、転んでもボクは大丈夫なんだ」という安心感が育ちます。安心感があるから、また歩き出そうとします。もう少し速く走ってみようかなと思う挑戦心が生まれます。失敗を恐れない子に育つのです。

そしてそのうち、手をさしのべる親に、「大丈夫、自分で立てるから」と言えるようになります。そのときはじめて、親は、さしのべた手を引っ込め、「エライね」とひと言褒めてあげればいいのです。

 

 

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