ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

第2卒業式も無理よね

2013-02-23 20:32:51 | 訪問・面談
昨日、担任の先生から電話があり、

「ケン太はどうですか?会えそうですかね?」
「う~ん。どうでしょう。なんとも言えません」
「これから行ってみますので・・・」

ケン太に告げると、

「これから?そんな急なんて無理!俺、会わないから!」

前回と同じこと言ってました

「そお?急に来た友達には会うのにね~
じゃあ、急は無理だから2~3日前ぐらいに事前に連絡してくださいって言えばいい?」

「え~まさかそう言っちゃうわけ~??
みぃみってそういう人だったの?」

やっぱり・・・急だから会えないのではないのよね


先生のお話は、やはり卒業式のこと。

「卒業式に出るのは辛いかもしれないけど、やはりこれは出なければならないと
思うんです。単なる儀式ではありますが、義務でもあると思います。
まあ、普段の授業に出るのも義務なんですけどね。でも、卒業式が区切りですし
卒業証書をもらわなければならないと思うんです」

「そうですね・・・でも、ケン太はきっぱりと『行かない』と言いました。
準備なしで行ける子ではありませんし、人と違う行動はとれないので、
保護者席での参列もできません。行くことははまずないと思います。すみません」

「あの、K高の先生に卒業式出るように言ってもらうことはできませんか?
今度、行った時にでも、こっそりと先生に頼んでみるとか、電話してみるとか。
僕が電話してもいいですし・・・」

「あの・・・いや、それは・・・それでK高に行けなくなってしまったら
困りますので・・・」

「そうですか・・・」

「他の不登校の子たちはやはり行くと言っているんですか?」

「今のところは・・・第2卒業式になるかもしれませんが」

「第2卒業式?」

「終わった後、校長室での卒業式です」

あ~聞いたことがある・・・

卒業式に参列できない子が、皆の卒業式が終わったあと、
校長室で先生方が整列した中で卒業証書を受け取る儀式ね。

ケン太にとっては尚更、ハードル高いわ
悪いけど、私もそこに参列するつもりはない。
顧問も3年の担任だから、そこにいるはず。
どんな顔すればいい?
私の卒業式じゃないけど

それに、K高の先生に卒業式のことを促してもらうなんて、やはり無しよね。
K高も引き受けないと思うけどね。

「卒業式には出た方がいいよ」なんて言われて、実際、出なかったら
「出た?」って聞かれるんじゃないだろうかと、行きにくくなってしまう可能性だってある。
ケン太ってそういうタイプだから。

今、担任に会うのを避けているのも「卒業式に出なさい」って
言われるのがわかっているからだと思うよ。

逃げてばかりだけど、逃げない子なら不登校にもなっていない。
逃げることを責めても、逃げない子になるわけじゃないしね。

一生懸命、一生懸命、ケン太のために考えてくださることはありがたいけれど、
もう卒業式のことはこれで終わりにしてほしいな。

現実に引き戻されるよりも、ただ、ただ、通り過ぎてほしい。。。





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卒業式は出ない・・・

2013-02-06 17:14:02 | 訪問・面談
いつも、集金日の前の日に学校へ行っている私。
集金を届けがてら、担任とも少しお話ができればなと思ってね。

でも、ホント言うと、気が重いわね
部活も終わる頃だし、電話しなきゃなって思いつつ
なかなか受話器に手が行かず、30分くらい経ってしまった

やっと電話を入れると、来てくださるとのこと。
ケン太に会いたいようだった。

寝ているケン太を起こすと「今から来るの?こんなギリギリは無理。
心の準備ができていない。せめて1時間前に起こしてよ」

また、そうきたか・・・

卒業式はどうするか、まだケン太に聞いていなかったので、聞いてみる。

「授業が自習だけになったら学校へ行く。学校へ行っていれば卒業式もでる」

と言ったかと思えば・・・

「卒業式って練習あるんだっけ?」
「あると思うよ」

「じゃあ、出ない。学校も行かないわ。練習の間、本でも読んで時間潰しても
いいのなら行ってもいいけどね」って、何様だ~??

「だって。卒業式なんてただの儀式でしょ?儀式って何か意味ある?」

きた、きた~
最初に出るって言ったくせに、出ないと行った途端、理屈こねてきた。
それには乗らないわ。

「あ、そう・・・」って流しておいた


担任の先生にケン太の言葉を告げると・・・

練習はしなくてもいいようにはできる。
卒業証書を受け取るだけでもいい。
それ以外は保護者席にいてもいいし。
卒業式はただの儀式だし、別に出たくなきゃ出たくないでいいとは思うんです。
出たくないのなら、本読んでいてもいいですよ。
甘々であってもそれは受け入れます。
ただ、もう最後ですし、卒業式に出て、
ケン太の中に何かを残してくれればなと思っています。


ケン太にその言葉を伝えました。

「だから出ないって」


ということで、多分、卒業式は欠席するでしょう。
ついでに、学校も行かないでしょう。

練習に参加しないで、本を読むというのも変だよね。
これはクラスの子への影響もあるし・・・
特別扱いがクラスの子にどう受け入れられるか・・・
ケン太への風当たり?を考えても避けるべきだと思う。
学校へ行けるのならなんでもOKではないので・・・

先生のお気持だけは感謝したいと思います。



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別室でテストを受けること・・・

2012-11-16 20:32:54 | 訪問・面談
昨日、今日と中間テストでした。

もちろん(もちろん?)ケン太は受けていません。


昨日、担任の先生から電話をいただいたんです。

「今日、テストだったんです。ケン太、何か言ってませんでしたか?」

「あ、いえ、特に・・・」(←ケン太に言ってなかった

「明日、ケン太、テスト受けに来れませんか?テスト始ってからでもいいし、
皆にわからないように学校に来て別室で受けられればと思うんですけど」

「難しいとは思いますが、ケン太に伝えておきますので・・・」

「では、もし来れるようなら朝、電話ください。
もし来れなかったら夕方、行きますので」



ケン太にその事を伝えると・・・

「受けないよ」とあっさり

「だってさ。俺、受けたって全部零点だよ。
零点って分かっているのに受けたって仕方がないだろ」

「ふ~ん。零点になるから受けないの?」

「・・・いや、違うけどね」

ほらね。やっぱり・・・(と、心で思う

「テストは零点だって構わないよ。受けることに意味があると思うよ」

「・・・いや、いい」


ケン太は別室でテストを受けるつもりはないと思う。
特別なことが嫌いだから。
以前、そう言っていたことがある。

学校に向かえるのならクラスに入ってテストを受けるだろうね。
だから敷居が高くなっちゃうだけど・・・


夕方、先生が来てくださったけど、ケン太は会わなかった。
というより寝てた

夕方訪問のことはケン太に伝えたけど「起きていたら会ってもいいよ」って。
そう言ってすぐ寝ちゃった。

一応、起こしたけど、反応なし
最初から会うつもりはなかったのだと思う。




今日のプリント類。



テストやら進路関係やら盛りだくさん。


ケン太の学校にあと2人不登校の子がいるけれど、
先生からの連絡はほとんどなし。訪問もないそうで・・・
プリント類もずっと貰ってないのだとか・・・

先生は多忙だし、学校に来ている生徒で本当は手一杯なのだと思う。
そんな中、ケン太の担任は電話をくださったり、2週間に1回は来てくださっている。

本当にありがたいことだと思います。




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泣けました・・・

2012-11-07 11:00:01 | 訪問・面談
昨日、担任の先生が訪問してくださいました。

ケン太は会いませんでした。

「今日はそういう気分じゃないから」って。
「体調悪いから会えないって言っといて」だって。

もう会うつもりないかもね


先生が持ってきてくださるプリント類、ケン太はいつも見ない。
私から受け取ると、次の瞬間、その辺に放置する。

その辺の心理はちょっとわからないな~

もうどうでもいいのか・・・
見るのが辛いのか・・・

私はケン太が「見せなくていい」と言わない限りは
ただ受け取ったものを手渡すのみです。



昨日「学校に戻りたい気持ちはある?」って聞いてみたら

ちょっと考えて「わからない」って言っていた。

行きたい気持ちはあるのだと思う。


ケン太の中学校生活もあと半年・・・

どうなるのかな。




体育祭、合唱祭、バザー・・・

私とケン太の知らないうちに過ぎていってしまった。

体育祭の種目や合唱祭の楽曲・・・
なんだったのかさえもわからない。


昨日、いただいたプリントの中のクラス通信に
運動会の集合写真があった。

初めて現実を目の当たりにした。

この中にケン太はいないんだ・・・

ちょっと寂しくなる


その下には合唱祭を終えて、先生から生徒ひとりひとりに
労いのメッセージが・・・

ケン太は参加していないからないんだろうなと思って読んでいたら

あった・・・

「3年○組に○○君がいるからクラスの優しさを感じられます。
私は、ただ、ひたすらに信じます」

ケン太はまだクラスの1員としてそこに存在している。


泣けました・・・

先生、ありがとう




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「英語、勉強しようかな~」第2弾!

2012-10-25 22:07:25 | 訪問・面談
昨日、再び・・・

「部屋の掃除して、英語の勉強しようかな~」

言いましたよ~

今後は、部屋の掃除つきです

そしてワークをノートを自分の部屋に持っていきました。
その後、実際にやったかどうかは不明です

やったかどうか聞きてみたいけど、今はやめておきます。
どうも、ケン太にやる気が起きると、そのやる気を持続してもらいたいと
余計な誘導したくなっちゃうのですよね。
それで、逆効果になったことがあり

主人に聞いてみると・・・

まずは中1の単語から順番に覚えていくと言っていたそうです。
中1が終わったら中2、その後中3。
主人は単語だけじゃなく、文章で覚えた方がいいと思ったけど、
ケン太がそう決めたのだから、何も言わないでおいたそうです。

その話から中学受験の話になったそうな。

勉強はしたけれど、結局、受験はしなかったケン太。
ずっと「中学受験したかった」と言っていたケン太。

でも、その時に・・・

「もし、私立に入っていたらきっと俺は嫌な人間になっていたと思う。
人と比較して、自分の下をみて優越感を感じていたと思う。
だから中学受験しなくてよかった」と言っていたそうな。

受験をやめて勉強しなくなり勉強で取り戻せる自信がなくなった頃は・・・

「俺は何でもいいから人に凄いって言われる何かが欲しい」って言っていた。

自分の存在価値をそこに求めていたのだろうね。

そういえば、最近はそこに拘りはないように思う。

少しずつ角がとれてきたかな。





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