アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

劇団民藝 ノア美容室

2023年03月15日 | 演劇


愛媛県に生まれ、京都で劇作を続けるナガイヒデミさんの
『送り火』『白い花』につづく民藝書き下ろし第三作。
瀬戸内地方の農村を舞台に、村のコミュニティを守ってきた
女性のささやかな選択にやわらかな光をあてます。(劇団HPより)

ウォオオオ!
過去の2作品も観劇しながら、
グイグイ前のめりになったもんなぁあ。
久しぶりにMYレポを読んでみた。
そうそう、そうだったわぁああ。
今回も期待が膨らむぅううう♪

劇団民藝
ノア美容室
作:ナガイヒデミ
演出:中島裕一郎
出演:日色ともゑ、船坂博子、白石珠江、
天津民生、加來梨夏子、西川明

2013年8月。瀬戸内地方の農村。
高速道路が出来るからって、
立退きを迫られている「ノア美容室」



高度成長期は、
遠い過去のものになったのに、
相も変わらず日本中で、
道路がドンドン出来ている。
実は我が実家も道路計画で
つい先日立退きに!!
だから
主人公の心の内が…。
MYハートに、
イタイイタイぃいい。
他人事ではないのだよぉおお…ぅぅ。



美容師の後輩(白石珠江)が、
修業時代の思い出話を…。
人生を重ねてきた主人公の過去を
さり気なく投入する辺りがニクイねぇえ。
そっかぁ、
日色ともゑが演じる
緑さん(主人公の名前ね)も
色々あったのだなぁあ。

常連さん(船坂博子)との
お別れにジ~ン…ぅ。
村の誰もが一生をここで終える。
そう信じていただろうに…ぅ。
なんてこったぁい…ぅぅ。



大学生の孫(加來梨夏子)や、
銀行に勤める息子(天津民生)が
やって来て…。
そっかぁ、
緑さんにも家族にも、
それぞれの葛藤があるんだなぁ。



ウギャウギャアア!!
突然、幼なじみ(西川明)が
訪ねて来るんだけどさぁああ。
スッゲスッゲェエエ!!
ちょっと髪を切ってあげる緑さん。
いや、そこがスゲェんじゃなくって、
その人が、
戦場カメラマンなんだよぉおお!!
滅多にないでしょ!こんな展開っ。
これぞ演劇だぁあああ!!
これぞ劇団民藝だぁあああ!!



ロビーに石川文洋の写真集があったけど、
戦場カメラマンのモデルになったのだね。
そういえばこの間、新聞に載ってた。
「ベトナム戦争の従軍取材で知られる
報道写真家の石川文洋さん(84)が
1965年から現在までにフリーランスとして撮影した写真ネガを、
生まれ故郷の沖縄県に寄贈する意向を伝えた。
ロシアによるウクライナ侵攻など市民が犠牲になる戦争の実相に
思いを寄せてもらいたいという。」

あ!お隣に写っているのは、
2014年の干支のお馬さん。
劇中に登場したんだよぉお。
キュ~ト♪

でねでね、その幼なじみ君が、
緑さんに「一緒に外国に行かないか」
って誘うのよぉお。
ヒエェエエエ!!
人生何が起こるか判らぁあん!!

カーテンコールで日色ともゑが、
客席に向かって手を振ったぁあああ。
私も思わず振り返したぁああ。
嗚呼、こういうホンワカなムードが、
暗くなりそうな現実に、
スッと淡い光が差して、
心にポッと灯りが点くんだなぁあ♪
LOVE 日色ともゑ♪

劇団民藝
紀伊国屋サザンシアター
2023年2月11日(土)~19日(日)

観劇レポ
送り火 (2017.6.8記)
白い花 (2020.3.16記)



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