2013年10月20日
コラムニストの天野祐吉(あまの・ゆうきち)さんが
間質性肺炎のため東京都目黒区の病院で死去した。
80歳。東京都出身。
出版社や広告代理店勤務を経て、雑誌「広告批評」を創刊し編集長に。
テレビや雑誌の広告表現から時代を読み解く手法で注目を集め、幅広い読者を獲得した。
編集長を島森路子さんに譲り、新聞や雑誌のコラム執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍。
政治からメディア、芸能まで、ユーモラスな辛口批評で親しまれた。
松山市立子規記念博物館の館長、名誉館長も務めた。「広告の本」「広告論講義」など著書多数。
CM天気図
朝日新聞を捲る楽しみがまたひとつ無くなった…ぁ。
テレビで流れてるCMについて、チクリ!と刺すコラムで、
読むといつもフンフンって頷くことばっかりで…。
とか言いながら熱心な読者ではなかったんだけど…。
新聞の左下にパっと目に付くと必ず読んでた。
その洗練された笑いってのが、
読んでるとめちゃくちゃ気持ちよくってね。思わずニヤリ♪
つい最近もテレビで観た気がしてたのに…。
なんだか信じられない…。
品のあるダンディーなムードで、
新聞のコラムと同じように、ウィットとユーモアに溢れてて、
しかもフンワリとした語り口で…。
親交が深い歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんは「毎月のように舞台を見に来て下さり、
子規記念博物館でのイベントの1回目に招いて頂いた。先月、私が松山に巡業した
時に楽屋でお会いしてのが最後。日本の諧謔(かいぎゃく)精神をよく理解して
下さいっていると感じていました」と振り返った。
私ったら著書も読んでいないし、どういう人だったかも詳しく知らないのに、
なんだか身近に感じる人で…。
また新聞から”知”が一つ消えてしまった…。淋しい…
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
29日まで留守のため、コメント欄は
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