昨日の夕食後・・・、おじいちゃんが血相変えておばあちゃんに訴えていた。
・・・「ワシの机が荒らされとる」
耳の遠いおばあちゃんはその音声を認識していない。
・・「ワシの机の上が・・・。」
事務所にあるおじいちゃんの机の上を誰かが触っているというのだ。
それをおばあちゃんの仕業と思ったのだ。
私もそう思った。
朝、台所に入ると、
「昨日、事務所にウ○コがあったらしい。」と、おばあちゃんが言った。
遭遇したお父さんが片づけてくれたらしい・・・。
・・・なんで・・?
机の上を荒らした犯人にされていたおばあちゃんは、・・・何かが入ってきて机を荒らしてウ○コをしていったのでは・・・と推理した。
それが何かわからないので、まずは現場確認。おじいちゃんと事務所に入った。
事務所の中は、まだ強烈な臭いが・・・。
・・・「・・くさっ」
・・「ワシは臭わん。」
・・「ワシが昨日ここにきた時に机が荒らされとった。部屋の窓も戸も締まっとった。ここは密室だった。」
・・・・密室に・・・ウ○コ・・?
いったい誰が、何が。
第一発見者のお父さんにどう思うか聞いた。
「おじいさんが呆けて・・したんかと。」
・・人間のものだったのか?しかし、そこまで呆けてはいませんでしょうに・・。
そういえば・・、以前、泥棒に入られたお寺の奥さんに話をきいたことがある。泥棒の中には緊張のあまり物を残していくものもあるとか・・・。
しかし、荒らされたのは机の上だけでその他のものは物色されていない・・・。
朝から謎と臭いニオイに悩まされた。
みんなそれぞれ推理は果てしなく・・・。
猿?・・あらいぐま?・・鹿?・・ヌートリア?・・まさか人間・・??
昼過ぎ。
「つかまえたぞ~」とおじいちゃんが誇らしげに報告してきた。
三毛猫だった。
部屋を荒らした後、出入り口を塞がれたため机の下に隠れているところを発見したらしい。
教訓;戸締まりはきちんとしましょう。開けたら閉める。
なにはともあれ人間でなくてよかった。
家の外では鹿やイノシシに・・・、中では猫に・・・被害を被る我が家。
防犯体制しっかりせなあきません