「私は日本人ではない」という言葉に接したとき、最初は何を言っているのか、わからなかった。しかし、極めて真っ当な言葉であることに、いずれ気づく。
4 池田某が日本人であるのであって、「私」が日本人であるのではない。
「私」は何国人でもない。どの国家どの民族にも属してはいない。池田某は日本人であると、池田某を日本人に自己同一化しているところのこれ、これはその限り、あらかじめ何者でもないはずだといっているのだ。(『考える日々』「自分が何者でもないということを」より)
4 池田某が日本人であるのであって、「私」が日本人であるのではない。
「私」は何国人でもない。どの国家どの民族にも属してはいない。池田某は日本人であると、池田某を日本人に自己同一化しているところのこれ、これはその限り、あらかじめ何者でもないはずだといっているのだ。(『考える日々』「自分が何者でもないということを」より)