竹本広さんは、同じ長屋(マンション)の住人だ。
彼は、家族とともと3階、ぼくら夫婦は1階。
ふだん、なにか行き来しているわけではない。出会ったときは、
「あっ」とか「おっ」とかですんでいる。
昨年の夏、マンション周辺で浸水騒ぎがあったとき、頼みもしない
のに、「車、危ないから移動しとくよ」とさっさと安全なところに移して
くれた。
竹本さんは、お弁当屋さんで働いている。
さいきん、彼はブログを熱心に書いている。
なにか、ハジケた、感じなのだ。読むと、ほのぼのと愉快になる。
お弁当屋さんでは、これまでもいろいろなドジをしてきたかも、それが
変わったわけではないだろうが、彼のなかでなにかが起きた?
「こんなんで、だいじょうぶか?」とよぎったりするが、人として大事な
ことに目覚めているのかなあ・・・
この前の夕食配達、一箇所配達がもれてしまったのか、五時半ごろ泉田さんが
今から配達に行くという。 「あれぇ、今から病院に行くと言ってたのに!」
どうしたのかな と思った。
「俺がいってくるよ」と代わりに行こうとしたら、隣で龍くんが「モレテイタノよく
思い出したね」だって。
あぶない・あぶない・・・
火曜にDコースの配達に行った。
帰ってきて、貰ってきた弁当代の入金チェックと配達表を合わせながら、整理を
しようと思ったのだが配達表が見当たらない。
いくら探しても、何処を探しても見つからない。 ゆっくり思い出しても中々思い
出さない、最後に思い出したのが、持って帰ってきた空箱と残飯の整理をした時の、
ゴミ箱の中かも・・・知れない?
そんな、馬鹿な! 捨ててしまうなんて!
残飯にまみれた配送表が見つかった・・・いつ捨ててしまったんだろうか?
あぶない・あぶない・・・
こっそり、ばれないようにDコースだけの配達表を新に打ち出そうとしたら、
A~Gコースまで、全部打ち出でてきてしまった。
Dコースだけでも打ち出されるように、システムは出来ているはずなのに!
隣でコンピューターいじっている、龍くんに見つからないように、Dコース以外の
配達表、裏紙印刷コーナーにそうっと置いてみる。
あぶない・あぶない・・・
このあいだ、夕食配達に泉田さんが「知らないところ8カ所もあるわ、
行けるかな?」だって。
「頑張ってくださいって」心で思っていたら、泉田さんったら、「ぼけ老人が
配達に行っているから、そのうち届くって言っといて・・・もし、まだ、着かな
いって電話入ったら」だって。
あぶない・あぶない・・・最初から!
ぼけ老人って、お弁当やさんだけでも、ないのかな?
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