震災一年、3月10,11日。鈴鹿地方は晴れていた。
アズワンコミュニティー”ふだん着で探訪”企画があった。
一泊二日の見学会。
大阪から30代の女性3人、地元津市から三重大生物資源学部の
教授(50代)が参加された。
それぞれ、クチコミで知った人たち。
3月10日お昼、鈴鹿カルチャステーションに寄りあった。
鈴鹿カルチャーステイションの坂井さんがアズワンコミュニティーの
あらましの説明をした。
「何人かの有志が、10年前からサイエンズの考え方によって、人と社会の
研究をつづけている。
その過程で、サイエンズスクールのかたちが出来てきた。
この研究所とスクールをベースにして、個々様々に暮らしている
現状はそのままで、なにがあっても崩れない親しい間柄を検討しながら、
実際にそういう暮らしを現わそうという有志が、いま”やさしい社会”の
試みをしはじめている」
そのあと、周辺に点在している”まちのはたけ公園”やお弁当屋さん
地通貨”リンカ”のお店など見てまわり、そこで仕事をしたり、
暮らしている人たちの話を聞いた。
(はたけ公園で記念撮影。右端、鈴鹿ファームの小林耕一くん)
(おふくろさん弁当で。泉田さんや恩田三由紀さんが受け入れてくれた)。
(リンカショップにて。竹本さんがあんない。
「いったい、リンカって、何?」)
夜は、ゲストハウス(といっても、ふつうの民家)で、自家農園の
野菜を使ったお料理をいただく。
女性3人の方は、、何食べても、「わあー」と感嘆の声を出していた。
「この人参の漬物、発酵食品よね」
「フキ味噌だあ、最高」
「味噌汁もおいしい」
食後の懇談会。
「キツネにつままれたよう」という人。
「子どものときから、じぶんの好きなこと、こころのままにやって
来た。だから、ここの人たちのやっている感じ、すんなりはいてくる」
という人。
三重大の教授は作物学を研究している。大豆栽培の研究が専門。
辰巳芳子さんが提唱する”大豆百粒運動”の栽培部門の相談役も
している。
「栽培から地域おこしにもかかわっている。こういう試みが
どのへんの規模まで自立可能か、考えた」
翌朝は近くの里山で”ナメコの植菌”
それぞれ、里山の雑木林のなかで、いろいろなことをおもいながら
腐植土を踏み、空気をすい、手足をうごかした。
未来の里山プロジェクトの高崎広さんが、ナメコの植菌を伝えた。
そのあと、動から静へ。鈴鹿カルチャーステイションでお茶会。
懇談会。
「ところで、”ふだん着で探訪”みたいな企画をなんではじめたんですか?」
「サイエンズのある暮らしをしようとおもったというけど、どんなきっかけ
があって、そういう気持ちになったのかしら・・?」と女の人から。
この問いには、あらためて「なんでだろう?」「どうなんだろう?」と
自問せずにはおれなかった。
表現が誤解されそうだけど、農業がやりたいわけではない。
環境問題が解決することを目的にしていない。循環共生の社会の実質の
実態が現れてくることを願ってくらしているけど、その形だけの完成を
求めていない。
地域通貨を広めたいとおもっているかといえば、そこに最終の目的はない。
子どもの育ちには力を入れているが、学力を上げるだけには関心はない。
高齢の者の活動もあるけど、行事をやって、それで満足していないようだ。
ふりかえってみると、”これ”といって、指し示して、「ああそうか?」と
納得してもらえる”もの”はまだない。
じゃあ、なにがあるというのか?
このへんが、自問していく核心になっていくのかな。
懇談会は、時間になって、納得していただけるような感じで終わらなかった
かな?
女の方を、平田町駅まで送った。「また来ますよ」と手を振っていた。
作物学の教授さんは、”てっらこや”の子どもたちの大豆栽培を
これからも見守ってくれそうに感じた。
アズワンコミュニティー”ふだん着で探訪”企画があった。
一泊二日の見学会。
大阪から30代の女性3人、地元津市から三重大生物資源学部の
教授(50代)が参加された。
それぞれ、クチコミで知った人たち。
3月10日お昼、鈴鹿カルチャステーションに寄りあった。
鈴鹿カルチャーステイションの坂井さんがアズワンコミュニティーの
あらましの説明をした。
「何人かの有志が、10年前からサイエンズの考え方によって、人と社会の
研究をつづけている。
その過程で、サイエンズスクールのかたちが出来てきた。
この研究所とスクールをベースにして、個々様々に暮らしている
現状はそのままで、なにがあっても崩れない親しい間柄を検討しながら、
実際にそういう暮らしを現わそうという有志が、いま”やさしい社会”の
試みをしはじめている」
そのあと、周辺に点在している”まちのはたけ公園”やお弁当屋さん
地通貨”リンカ”のお店など見てまわり、そこで仕事をしたり、
暮らしている人たちの話を聞いた。
(はたけ公園で記念撮影。右端、鈴鹿ファームの小林耕一くん)
(おふくろさん弁当で。泉田さんや恩田三由紀さんが受け入れてくれた)。
(リンカショップにて。竹本さんがあんない。
「いったい、リンカって、何?」)
夜は、ゲストハウス(といっても、ふつうの民家)で、自家農園の
野菜を使ったお料理をいただく。
女性3人の方は、、何食べても、「わあー」と感嘆の声を出していた。
「この人参の漬物、発酵食品よね」
「フキ味噌だあ、最高」
「味噌汁もおいしい」
食後の懇談会。
「キツネにつままれたよう」という人。
「子どものときから、じぶんの好きなこと、こころのままにやって
来た。だから、ここの人たちのやっている感じ、すんなりはいてくる」
という人。
三重大の教授は作物学を研究している。大豆栽培の研究が専門。
辰巳芳子さんが提唱する”大豆百粒運動”の栽培部門の相談役も
している。
「栽培から地域おこしにもかかわっている。こういう試みが
どのへんの規模まで自立可能か、考えた」
翌朝は近くの里山で”ナメコの植菌”
それぞれ、里山の雑木林のなかで、いろいろなことをおもいながら
腐植土を踏み、空気をすい、手足をうごかした。
未来の里山プロジェクトの高崎広さんが、ナメコの植菌を伝えた。
そのあと、動から静へ。鈴鹿カルチャーステイションでお茶会。
懇談会。
「ところで、”ふだん着で探訪”みたいな企画をなんではじめたんですか?」
「サイエンズのある暮らしをしようとおもったというけど、どんなきっかけ
があって、そういう気持ちになったのかしら・・?」と女の人から。
この問いには、あらためて「なんでだろう?」「どうなんだろう?」と
自問せずにはおれなかった。
表現が誤解されそうだけど、農業がやりたいわけではない。
環境問題が解決することを目的にしていない。循環共生の社会の実質の
実態が現れてくることを願ってくらしているけど、その形だけの完成を
求めていない。
地域通貨を広めたいとおもっているかといえば、そこに最終の目的はない。
子どもの育ちには力を入れているが、学力を上げるだけには関心はない。
高齢の者の活動もあるけど、行事をやって、それで満足していないようだ。
ふりかえってみると、”これ”といって、指し示して、「ああそうか?」と
納得してもらえる”もの”はまだない。
じゃあ、なにがあるというのか?
このへんが、自問していく核心になっていくのかな。
懇談会は、時間になって、納得していただけるような感じで終わらなかった
かな?
女の方を、平田町駅まで送った。「また来ますよ」と手を振っていた。
作物学の教授さんは、”てっらこや”の子どもたちの大豆栽培を
これからも見守ってくれそうに感じた。
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