かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

どこからはじまるか・・・

2013-03-01 05:26:29 | サイエンズ研究所のある暮らし

 と書いて、「どこからはじめるか・・・」という表現もでてくる。

どちらが、いまのじぶんにシックリくるか、渾然としている。

 

 サイエンズ研究所のサロンが月一回ある。

 研究所が出した「やさしい社会2ー親しさで繋がる社会とは」を

輪読している。

 「やさしい社会2」の構成は、二部に分かれている。

 一部 やさしい人間学

 二部 やさしい社会づくり

 

 いまは二部にある18章を参加者の提案でランダムに輪読

している。

 2月は。「16章 社会の核心」 を読んだ。

 

 「内在する対立感情」がテーマになっている。

 コトバにすると、疑い・警戒・怒り・憎しみ・嫉妬・優越感・

劣等感・・・など。

 実際は、日常の暮らしのなかで、周囲の人や事物と

コミットしているときに、じぶんのなかに起こること。

 コトバにはならなくとも、「あっ」とか「うっ」とか「モワー」とか

立ち上がってくるもの。ちょっと、そこに関心をもっていないと、

頭のはたらきのほうが大きくて、素通りしやすいもの。

 だいいち、そんなことにかまけていたら、暮らしがはかどらない。

 静かに焦点を当てて、その「あっ」とか「うっ」とか「モワー」は

どんなところから、どんなこころの状態から出てくるのか、と

じっくり見てみないと、見えないもの。そんな感じがする。

 

それが「社会の核心」・・・「やさしい社会の核心」とはどういうことか?

 

 もし、そういうところに関心がいったら、じぶんの内面はもちろん、

周囲の人たちの内面にも関心がいくのではないか。

 じぶんの内面のことは、ちょっと冷静になれば、じぶんでなんとなく

分かる。

 「こころから楽しいのか」「楽しく振舞っているのか」

 じぶんはやる気で意欲的にやっていて周囲からもあてにもされて

いるが、どんなこころの状態でやっているか、など。

 他の人の内面は、そう簡単に「そうだ」と言えないかも。


 「どこからはじめるのか」

 「どこからはじまるのか」


 じぶんのことを振り返ってみても、周囲環境のなかで、「これを

やりたい」「ここを考えたい」など、目標や目的を掲げて、あるいは

描いて行動している。じぶんで「こうしよう」というところに重点が

置かれる場合が多いけど、そうしようとしているじぶんの本心、

心からの願いかどうか、ここに目を向けているかどうか?


 「さて、どうなんだろう?」

 「そこから、はじめるのか?」


 目標や目的に関心がいっているので、「えっ」という気持ちが

でてくる。


 じぶんの周囲社会に目を向けてみると、あれもこれも、問題

だらけに見える。なんとかしなくては、という気持ちも湧いてくる。

 問題があるから、なんとかする。

 これ、一辺倒だよな。

 

 「じぶんの本心、心からの願い」そこからはじめる・・・


 問題山積みの社会。

 じぶんの内面の願いのなかで調べて言ったら、実際の社会、

人と人の間に、問題というのはあるか。

 問題としている根源は、仲良く暮らしていきたいのに、なぜ

そうできないのか?という問いのなかから・・・?

 実際はどうなっている。

 「あえて親しくなろうとしなくても、もともとも人と人の自然な

繋がりに親愛の情が湧くもの」ではないか。

 

 親愛の情を妨げるもの、それと逆の心理状態や感情が、それ

ぞれ、育った環境や体験から形成されている。その人のせいとは

言えないもの。

 そういう対立感情がよーく観察したら、自他のなかに内在している

場合が多いのでは。

 

 サイエンズ研究所サロン、「やさしい社会の核心」の輪読、読後感。

ーーここで重要なのは、対立感情を内在していること自体よりも、

  満足して喜んだり、やりがいを感じていたり、努力して成果をあげ

  ている等の現象面に好感を抱いて、その人の内面を見ようとしして

  いない点です。

    そして、表面化した対立感情への対応や、不平・不満

  が出ないように対策を講じることがかえって、内在する対立感情を

  助長していることも多いのです。

 

 ”助長している”・・・じぶんと他がどうなっているか。

 「あの人は、対立感情がある」とか「威張っている」とか「幅っている」

そんなに見えて、実際もそういう現れがある場合もあるかも。

 そのときのじぶんのありよう。

 どういうこころの状態で、そういう事態を見ているのか。

 

 「どこからはじめるのか?」

 「どこからはじまるのか?」

 

 

 


 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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