かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

韓国ミネサクラブ、来訪の記(2)--妥協のない、真摯な問いかけ

2012-08-30 07:05:55 | アズワンコミュニテイ暮らし

 来訪二日目。

鈴鹿の街は、朝から夏の日差しに照りつけられて、暑さも増していた。


 その日一日かけて、アズワンコミュニテイーにかかわる施設や仕組みを

探訪し、そこでやっている人と出会うことになる。

 ミネサクラブのお一人おひとりは、ユ・サンヨンさんが編集した「人の本性

に適した社会」を、よく読み込んでいる印象だった。

 

 探訪の焦点は、コミュニテイーの人たちが、「人の本性をどのように

とらえているのか」「そこを、実際の運営や暮らしにどのようにあらわして

いるか」、その辺にあたっているようだった。

 また、「鈴鹿ではサイエンズに基ずく機構と運営を目指しているが、実際は

どういうことをいっているのか?」

 人やコミュニテイーの本質的な根源、核心がどこか、つきつめれば、

そこ一点に関心が注がれていた。

 

  鈴鹿カルチャステーションから、スタートした。


 坂井和貴さんが、鈴鹿カルチャーステーションがどんな場かを

説明。

 「これだけのものをつくるのに、資金はどうしたのか?」

 「運営面では、やれているのか?」

 事業に携わってきた、カンさんやテホさんから、質問。

 「最近、子どもの拠り所になりつつある」と和貴さんが紹介。

 「子どもの将来が大事。学校とか、かんがえていないのか?」と

問いかけ。


 おふくろさん弁当では、岸浪龍さんと泉田さんが案内してくれた。


 龍さんの印象では、のっけから「人の本性とは何だとおもいますか」

みたいな問いかけがあって、びっくりしたらしい。

 お弁当屋の職場では、取決めがなく、各自の自由意思で運営して

いる、と説明した。

 事業家のテホさん「人間というのは、律していないと、だらけるの

ではないか?適当とか、ほどほどにやるでは、人間がダメになるの

では?」

 「会社をより良きものにしていくという方向があるのか?」

 

 売上はどのくらいか、一日何食つくっているのかみたいな質問は

なかったなあ。


 まちのはたけ公園では、中井正信さん。

 

 鈴鹿ファーム会社は、中井さんのほかは、若い青年4,5人で

やっている。

 「若い人たちとやっていて、かれらがおもったことをそのまま言って

いるのが、おもしろい」と中井さん。

「それは、どういうところから、そうおもうのか」ともう一歩、奥へ。


 午前中はこれで終了。

 書いてみると、これだけかとなりそうだけど、通訳のユさんを介して、

それぞれの場で40分余、かかっている。核心はどこか?

集中力は並大抵ではなかった。



 お昼は我が家で、そーめんを食べてもらった。

 食後は、しばらく横になって、一休み。

 真夏の午後の眠気に身をゆだねる。


 午後は、カンパニーの事務所、コミュニテイー通貨”リンカ”のお店、

を訪ねる。

 サイエンズによる運営の一端に触れていただく。

カンパニーの事務所にて。

リンカショップにて。

 


鈴鹿カルチャーステーションに戻り、コミュニテイーの各種機構の

事務所を案内した。

 〇「コミュニテイーライフオフィス」

  最近、立ち上げられた。相談員の一人、竹本美代子さんがそこの

 様子を話してくれた。


 〇「PIESS NETWORK」

  「サイエンズ研究所」

  「こころセンター」

  「コミュニテイ通貨”リンカ”事務局」


  ちょっと、一見みただけでは、なんのことだかわからない機構の

 事務局を一手にひきうけてくれているのが、中野敏美さん。

  どう、表現したら伝わるか、いっしょ懸命に説明してくれた。



 最後に、サイエンズスクール事務局。

 事務局の小野みゆきさんが、案内。



 「各種コースの特徴はどんなものか?」

 「コミュニテイーの人たちが、どのコースに参加するか、どのように

きめているのか?」

 「コースには、何回でも参加できるのか?」

 ミネサクラブでも、コースを開催しているので、具体的な質問が

あった。



 なにはともあれ、一日の探訪を終えた。

 さすがのミネサクラブの人たちも、少々疲れ気味に見えた。

 一人ひとり、何に触れていただいたのだろう。

                                (つづく)


   

  




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