かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

老夫婦の会話

2015-05-28 09:00:46 | アズワンコミュニテイ暮らし

70歳に近くなったら。老夫婦って言ってもいいよね。

妻「今日の、予定は?」

夫「うーん、・・・・・」

妻「お昼は。自分で食べてね。わたし、研修所で食べるから」

 

今年に入ってから、妻の暮らしがじょじょに変わってきた。

サイエンズスクール研修所で行われるコース参加者の

暮らしの面を見ていくようになった。

部屋の掃除、寝具のこと、コースが始まるとお昼と夜の

食事の用意。

食事の用意は、はじめから作らなくていい。

おふくろさん弁当屋さんから、昼と夕、人数分届けてもらえる。

生野菜やお味噌汁など、添えたりする。

 

さて、そうなると、わが老人の食生活はどうなるか。

「お昼は、自分でね・・・」と聞いて、夫はたじろがない。

アズワンコミュニテイステーションが近くにあって、そこに

「JOY」(ジョイ)という食べるものから日常用品、酒・お菓子も

自由にもっていけるコミュニテイスペースが出来てきたからだ。

お昼ごはんは、そこからお弁当とか、おにぎりだとか、最近は

冷たいうどんとか、選んで食べることができる。

食べる場所も、スペース「JOY」の隣にコミュニテイカフェがあって

そこで食べてもいいし、家に持って帰って、一人テレビを見ながら

食べてもいい。

 

最近、夕食は妻が研修所から帰ってきてからになった。

妻は、帰ってくると、「ああ、忙しい!」という。

「あんたは、なんにもせず、ただのうのうと待ってるだけだからね」

と聞こえてしまう。これは、ぼくのほうの聞こえ方。

見ていると、スペース「JOY」にあるものを使いながら、あまり

手がかからないように工夫している。

老夫婦の場合、自分でもびっくりするくらい、少量質素に

なっている。

 

ときどき、息子一家や娘一家がやってくると、とても華やかな

晩餐になる。

といっても、食べるものが豪華になるというより、1歳半の

男の子や、中学の孫娘、小4の男の子の、たくまざる根っからの

エネルギーの乱射を浴びて、そこに賑やかな食卓が生まれる。

ああ、生きていてよかったなあ、と湧いてくるものがある。

 

歳とって、なんだかどんどん、みんなそれぞれ、思い思いに

いろいろやっているのに、ぼくのなかは親しい気持ちが

湧いている。

 

 


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