今日は、韓国から柳相湧(ユーサンヨン)さんが帰国前に
顔をだしてくれた。
アズワンネットワーク鈴鹿コミュニテイのスタデイツアに参加した
韓国の社会活動家のグループの通訳兼付き添いでやってきた。
彼は、9年前斯江華島にペンションを開き、人と社会の研究もしてきた。
サイエンズ研究所から「やさしい社会」(サイエンズ1号)という小冊子
がその頃、発行された。アズワンコミュニテイが目指して実践いること
が記録されている。
サンヨンさんは、それをハングルに翻訳して「人間性に適合した社会」
というタイトルで韓国で出版した。
それが静かな評判になり、アズワンに行ってみたいというグループや
個人が出てきて、それが今でもつづいている。
ペンションの敷地内にサイエンズスクールのコースをやる会場を
自前でつくった。
いまではアズワンの留学をして、自分の生き方として、「韓国サイエンズ
スクール」をつくることにかけてみたいという若い夫婦が現れた。
ペンションの近くに引っ越して、サンヨン家族と暮らしている。
韓国の暮らしはそんなに楽ではないかもしれないが、人と人が手を
結んで幸せな社会を作りたいという熱意ある人がいる。
サンヨンさんは、そいういう人たちといろいろな縁やつながりで
アズワンのことを伝えている。6月には、83人の共同体の人たちが
2泊3日にやってくる・
「じゃあ、そのとき、また」サンヨンさんは、にっこり笑って、
帰った。
一人の人の願いが、こうして伝播していく好例のように感じる。
韓国に人と人が親しさでつながる社会が目に見えてくること、
願っている。
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